俺達の少女Aに投稿した話
アイドルマスターシンデレラガールズの有志企画であるところの『俺達の少女A』に音源作品を投稿させていただきました。
結果としては残念ながら不採用となってしまったのですが、一応色々考えたりしたので備忘録として何を思って作ったかを吐き出させてください。
あとお暇があれば動画とかほめて箱とかに滅茶苦茶コメントください。
https://www.mottohomete.net/nozomiaya
作品はこちら↓
素人の音声作品を聞くのがキツいという人のために原稿も下に添付しておきます↓
・初めに
初めて投稿するのでとにかく自分の中の奥山沙織像と言えるものを出そうと思いました。
「今更やる内容ではない」と言われるかもしれませんが、とにかくこれを出してしまわないと仮に次に何か作るときに蓋になってしまう気がしたので。
今回一番言いたかったことは最後の「奥山沙織は変えるアイドルである」に集約されていると思います。
人を勇気づけるアイドルは多くいますが、その中でも奥山さんは「自分が変わり、その姿で変わりたいと思っている人の想いを変える」アイドルであり、私が最も彼女を素敵な女性だと思っている点でもあるのでそこを軸に考えようと思いました。
・構成
少女Aの方向性として大きく分けてエモとテクニックがあると思います。
自分は正直エモで正面から殴れるタイプではないし、かといって技巧派でもないので組み合わせて構成しています。
極端な事を言えば聞いた人が全員自分と同じ感情を抱けば奥山さんに票を入れてくれるはずなので、どうすれば上記で書いた私の奥山さんに対する気持ちと同じものを抱いてくれるか、という点を意識して道筋を作って囲い込んで自分でその結論にたどり着いたかのように誘導するように作りました。
自分の持ってる僅かなエモを最大限生かすように、テクニックをピタゴラスイッチのように張り巡らせて最後にひと押しして落とせればなぁという感じです。
・前半と後半
最初は淡々と「変わる」というキーワードで短い文章を重ねていく感じにしようかと思ってのですが、3分という時間だと意外と尺が持たないのと、前半は主語が「奥山沙織は……」でいいのですが後半は「奥山沙織のファンは……」となって収まりが悪く、実際にファンを出せばメリハリも出て主語も「私は……」で簡潔になり、さらに説得力も生まれるという一石三鳥で後半は一般女性を出すことにしました。
女性ボイスは頑張ったら何とかなりました。
じゃあ前半のお前は誰やねんという話になるのでプロデューサーということにしました。
少女Aで何の断りも無ければ普通は蟹やフルートではなくプロデューサーなのであまり気にする必要はないと思ったのですが、一応「オーディション」という単語を入れたりしてプロデューサーであることを示唆しています。
逆に後半はいきなり女性声がすれば奥山沙織さんだと思われかねないので、イラストに描くことで「奥山沙織のポスターを見かけた普通の少女」であることを理解してもらえればなぁという狙いです。
・場面転換
という内容を大体去年くらいから考えていたのですが、最後に少し変わった場所があります。
先日、浅野風香さんのエピソードが追加されそこで奥山さんも出ていたのですがそこで「君は変われるよ、っていうことをプロデューサーさんから教えてもらったんですね」という話になります。
奥山さんのテキストにおいて、プロデューサーが奥山さんにどういうアクションをしているのかと言うのがあまり読み取れないのですが、このエピソードで私の中で実在性がグッと増しました。
また、「君は変われる」というメッセージがプロデューサーから奥山さん伝わり、それが奥山さんを見た誰かに伝わるっていうのがすっごいエモいなぁと思ったので、前半最後を「君は」で終わらせて奥山さんに語り掛ける感じにしつつ、ラストの「私は」に重ねることでその先のファンに語り掛けるような構成に変えました。
・BGM
こういうものの感動にはBGMがとても重要なファクターを占めていると思っているので、BGMはだいぶこだわって探しました。
静かに入って徐々に壮大になる感じの音楽がいいなぁと思って色々探していた時にこの曲に出会いました。
この曲は今年の駅伝のサッポロビールのCMソングなのですが、ちょうどそのCMも男女のモノローグなのでイメージが湧きやすかったです。
(つまり、1月の段階でほぼほぼBGMを決めるだけの段階まで決まっていたという事ですね)
・最後に
「まぁ落ちても黒歴史が放流されずに済んで良かったくらいの気持ちで行こう」と思っていたのですが、不採用は自分でもビックリするくらい応えて正直奥山さんを見るのが辛いくらい不甲斐ないというか奥山さんに申し訳ない気持ちで、7年とか8年デレマスをやってて初めてプロデューサーとして心が折れそうになったのですが何とか持ち直しました。
今は滅茶苦茶元気なのでご安心ください。
それはニコニコに作った作品をアップしたりこうして思ったことを書いたりすることだったり、あるいはアップした動画やほめて箱に多少なりともコメントを頂けたりしたおかげです、ありがとうございました。
不思議なものでやればやるだけネタが湧いてくるので、また次回があればまた頑張ってみようと思います。
それでは、お読みいただきありがとうございました。
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