残響残歌


なんで。
なんでこんなに弱い。

なんで普通の人が普通にしてることが
自分には普通にできない。

なんで。なんで。なんで。

生きてることがしんどい。
「普通に生きる」
それがなによりも私にとっては難しくて
私にとっては苦しくて痛くてつらくてたまらない。

それでも、生きなきゃいけない。

「生きるってしんどいよ。
 生きてるだけで苦しいよ。
 そういうもんだよ。」

って私の周りの人は言う。

わかってる。
みんな頑張ってる。
みんな苦しみながらも、頑張ってる。
前を向いて、足元の小さな幸せを喜び
それを糧にして歩いていく。

わかってる。

でも、なんで。
なんで、こんなに苦しいのに
生きなきゃいけないの?

なんで私たちは生きてるの?
神様はなにがしたいの?
命を与えて、生きることをさせて
一体なにをしたいの?
いつまで続くの?
どこを目指せばいいの?

そのたったひとつの答えが欲しくて
真理を探究し続けた。
生き急ぐなと言われたとても、
頑張りすぎと言われても。

黙れよって睨みつけてきた。

血反吐吐くほど頑張って
両の掌に爪が食い込むほどに
手を、歯を、食いしばって
頑張って、生きてきた。
そうしても、やっと「普通」をかする程度。

「そんなこと考えてたら、病むぞ。
 考えるの、やめろ。」

って言われ続けてきた。

分かってんだよ。
こっちだって、考えたかねぇよ。
なんで生きてるのかなんて。
考えたって答えなんて絶対出ないんだよ。
んなこたぁ、とっくの昔に分かってんだよ。

それでも生きなきゃいけないじゃねぇか。
じゃあ、そこに理由が欲しいじゃないか。

神様に頼ってみても、神様は答えはくれない。
規律に従ってみても、苦しみは消えない。

苦しみながら生きることこそが
生きることの目的なのか?
んなことねぇだろ。
んなことねぇって思いてぇよ。

そこにしがみつくから苦しいの?
そこから抜け出せないから、弱いの?

どうすればもっと強くなれる?
どうすれば、弱さから抜け出せる?





でもさ。
諦めたくないんだよ。
手放したくないんだよ。

分かんないから、
苦しいから、
しんどいから、

そんなくだらない理由で
途中で降りるなんてしたくねぇんだよ。
ふざけんなよ。
それこそ、なんのために生きてきたのか
なんのために色んな人が
自分達の命と時間と愛を注いで
守って、支えてくれてるのか、
そこに意味がなくなっちゃうじゃないか。

だから、絶対諦めないよ。

ぜってぇ、負けねえ。
泥にまみれたって。
どんだけ惨めに見えたって。
どんなに自分の弱さに絶望したって。

クソが。
負けねぇよ。

泣かせたくない人が
たくさんいるんだよ。
笑っててほしい大切な人が
いっぱいいるんだよ、私は。

その人たちに顔向けできる自分でいたい。

だから、どんな場所にいたって
どんなに今の弱さに絶望したって
諦めねぇよ。

頑張るしかできないんだから。
だったら徹底的に頑張ってやるよ。
「頑張らないこと」だって
全力で頑張ってやってやるよ。

みてろよ、ボケが。
ぜってぇ、負けねぇかんな。

怒りがわたしの原動力だ。
だったら徹底的に怒ってやるよ。
生命に対して、生きるってことに対して。
怒りを燃やして、やりきってやるよ。

いいんだよ。それで。
生きてりゃ、それがどんな形だったとしても
それだけで勝ちなんだから。

負けねぇからな。
っしゃ!!!

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