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すばらしい空の世界 【022 東京・区役所食堂めぐり①】

もはや猛暑というよりは、酷暑というべきか…。
夏になると日本国内、各地を今まで訪問してきたが…究極の避暑は、地下鉄の車内・駅施設という結論に達した。
そこで今回は、都営交通(東京都交通局)の『都営まるごときっぷ』を利用して行くことの出来る『東京都区内・区役所職員食堂』をご紹介したい。 尚最寄の駅・バス停・電停は、都営交通を利用した場合のもので、他の交通機関を利用した方が便利な場合もある。 その場合は、代表的な駅・バス停をご紹介する。

『都営まるごときっぷ』…都営地下鉄・都電荒川線・都営
バス・日暮里舎人ライナーに、何回でも乗車出来る。

まずは『都営まるごときっぷ』の確保…磁気券は
都営地下鉄・日暮里舎人ライナーの駅券売機や都営バスや都電荒川線の車内で、当日購入することが出来る。 前売券もあるので、発売箇所等はホームページで確認して頂きたい。

さて早速、区役所職員食堂へ…ただ『すばらしい空の世界』というタイトルを冠している以上、次の観点より順番にご紹介する。
決して味やサービスの順番では無いことを、予めお断りしておく。
①空に近い(階数の高い)→②駅・バス停・電停に近い(なるべく雨に濡れずに行ける)→③大手町駅からの距離(今回ご紹介出来なかった食堂は、続編でお伝えしたい)

それでは早速…空に近く、駅直結といえば『文京区役所』と閃いた方は…区役所通といったところか!?
都営大江戸線・春日駅改札すぐの『文京シビックセンター』の13階に、文京区役所の職員食堂がある。

職員食堂の窓から。 東京ドーム・後楽園ゆうえんち・
小石川後楽園…新宿周辺も、天気次第でよく見える。
定食は原則3種類。 麺類・カレーライス・丼物の
定番メニューと、個数限定のお弁当の販売がある。

ちなみに定食の3種類は、イベント・バリュー・ヘルシーで構成されている。

ヘルシーランチの『豚肩ロースの味噌漬け焼き』…
そば・ごま・大豆の入った、十五穀米が用意された。

後日再びお伺いすると、イベントランチのPRが…ここまで気合いが入っていると、叶うことなら毎日来たくなってしまう。

区役所の職員食堂で、本格的なカレーが頂けるとは…
平日休みのデートであれば、誘ってみたくなるかも!?
『スリランカスパイスカレー』…まずはそれぞれの
おかずを味わい、2種類のカレーを徐々にかけてゆく。

用意されたカレーは、甘口の『じゃがいものカレー』と辛口の『チキンカレー』…まろやかな味わいと、キリッとした味わいの両方が楽しめる。
プレートの上にある『パパダン』という豆のせんべいを砕いて載せ、最後は両方のカレーを混ぜるという…味の変化を楽しめるのが秀逸である。

こちらが2種類のカレーをかけ、よく混ぜた状態。
辛さとまろやかさが、計算された様に増幅する。

文京区役所は、カレーで有名な神保町や神田にも近い。 余力があるなら、有名なお店に寄って食べ比べてみるのもいい…何はともあれイベントランチを企画された方は、ここに辿り着くまで大変な思いされたことであろうと推測する。

次にご紹介するのが、『板橋区役所』の職員食堂…ズバリ都営三田線の板橋区役所前駅が最寄り。
もちろん地下にある区役所連絡口より向かうことも出来るが、お天気が良ければなるべく一度地上に出て南館1階に向かう方が分かりやすい。

板橋区役所の職員食堂は、1階にあるので見つけやすい。
オシャレな外観。 『カフェダイニング仲宿』が店舗名。
外にテラス席が設けられているのも特徴。 春や秋には
気分転換に外に出るのもリフレッシュにつながる。
日替わり定食は基本的に『A定食』と『ヘルシー』の
2種類。 ご飯の大盛りは、100円増しとなる。
訪問した日のA定食は、『豚肉のオイスター炒め』…
ちなみにヘルシーは、『豆腐ハンバーグおろしソース』。

板橋区役所の職員食堂では、イベント会場でしかかつては味わうことの出来なかった『舟渡ラーメン』がオーダー出来る。

『舟渡ラーメン』は、鶏と豚がベースの醤油味で麺は
細い。 区内の一部店舗で、市販もされている。

その他『昭和のナポリタン』や『冷し中華醤油だれ』も、メニューにラインナップされている。 普段とは違うのを食べてみたいと思った時に、選択の幅が広がるのは嬉しい。

今回最後にご紹介するのが、『台東区役所』の職員食堂。 都営バス『下谷神社前』が、都営交通を利用する場合の最寄りのバス停となる。 交通手段にこだわらなければ、台東区循環バス『めぐりん』の『台東区役所』バス停なら直結。 その他東京メトロ日比谷線・上野駅1番出口やJR上野駅・入谷改札(パンダ橋口)からも、3〜5分
程の位置である。

『チカショクさくら』が店舗名。 地下1階にあるが、
上野消防署側の階段を降りないとたどり着けない。

定食は『A定食』・『B定食』・『弁当』の3種類。 13時以後はご飯大盛りが無料となるので、ガッツリ食べたい場合には時間に合わせて来訪したい。 よくメディアに取り上げられる『双子のベジぱんだカレー』は、早い時間に売り切れとなる場合があるので…確実にというのであれば、11
時台に到着する様予定を組んで頂きたい。

食券を買ったら、奥へ…。 上野駅寄りにも地下に
向かう階段はあるが、駐車場に直結するので要注意。
訪問した時のA定食が、『ビーフストロガノフ』のご飯
大盛り…ちなみにB定食は『豚ロースの生姜焼き』。
こちらは別な日に訪れた際の『弁当』。 
ご飯大盛りで500円は、コスパが良い。
15時まで営業しているので、食堂内にある喫茶
コーナーでワンドリンクという利用方法もある。 

ということで、3箇所ご紹介したところでかなりのボリュームとなってしまった。 ご紹介したい食堂がまだまだあるのだが、次回に譲りたい。 平日に休みが取れるなら是非とも行動計画に取り入れて頂きたいと思う、素晴らしい食堂が東京に限らず多く存在する。 また食堂を利用した時には、その地域での買い物などの経済活動も可能な範囲でお願いしたい。 地域の活性化も、職員食堂を一般開放している理由の一つではないだろうかと思っている。

◆東京特別区に限らず、ここ最近職員食堂を閉鎖する自治体が多くなりました。 中には食堂営業を廃止して、お弁当を販売し食堂のあった所の座席を利用してもらうというところもあります。
費用対効果を考えると、その方が良いのかもしれません。 異論があるかもしれませんが、私は市区役所の職員食堂は『その自治体の広報窓口』であると考えております。 実際先程の台東区役所や今回の範囲ではありませんが長崎市役所の職員食堂は、メディアにも取り上げられる程の人気スポットです。 また次回にご紹介予定の足立区役所では、区民に野菜をもうひと品摂って健康を維持して頂きたいというキャンペーン活動を実施しております。 果たして本当に『市区役所の職員食堂は、税金を無駄に使っている』と言えるのでしょうか? 市民に有益な情報を告知する場所として、または自治体の外から観光客が訪れ街が賑わい経済活動が活発になるのであれば…職員食堂の存在価値は大きいのではないでしょうか。


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