50_「わたしがこれらのことを…話すのは、主なる神が…授けられる祝福のことで…喜びを味わ〔う〕…ようにするためである。」（２ニーファイ9：3）
ジェフリー・R・ホランド長老はヤコブの記録に言及し、わたしたちがイエス様とその贖罪を中心に生活するならば 自分とそれに続く子孫に大きな祝福と喜びをもたらすことができると語っておられます。
「ヤコブは，『力の神』が必ず『御自分の聖約の民』を救い出されること，力の神とは主イエス・キリスト，『救い主…贖い主，ヤコブの力ある者』であることを神が自ら宣言されたことを証ししています。
ヤコブがそのような教え，特にイザヤの書き物に含まれている教えについて述べたのは，『イスラエルの家に属するすべての者と交わされた主の聖約について』彼の前にいる聴衆と将来の読者に知らせ，あらゆる時代の両親が『主なる神が〔自分たちの〕子孫に授けられる祝福のことで…喜びを味わい，とこしえに頭を上げていられるように』するためであった。
その聖約の中心にあって，そのような喜びを得る根拠となるのが，世の救い主，贖い主であられる『力の神』の贖いの犠牲である。」
それでは、ヤコブはイエス様の贖罪についてどのような記録を残しているのでしょうか？ 以下は、ヤコブがイザヤの言葉を引用しながら「贖い」について語った言葉です。（9章の前半です）
①わたしたちの肉体は必ず衰えて死ぬけれども…将来…肉体にあって神にまみえる（4節）
②将来、神が肉体にあってご自身を現され…すべてのひとのために亡くなられる（5節）
③大いなる憐れみに満ちた計画を成就するためには、復活の力が必ずなければならない…その復活は、堕落のゆえに…人に及ばなければならない…堕落は背きのゆえに生じ…主のみ前から絶たれてしまった（6節）
④贖罪は無限の贖罪でなければならない…（7節）
⑤恐ろしい怪物に捕まらないように神は逃れる道を備えてくださっている（10節）
⑥イスラエルの聖者…の解放の道により…肉体と霊は互いに回復される…それはイスラエルの聖者の復活に力…である（11-12節）
⑦わたしたちの持っている知識は…完全になる…自分の喜びと自分の義について完全な知識を得、潔白を…義の衣をまとう（13-14節）
⑧不死となって…神の聖なる裁きによって裁かれ…義にかなった者は…神の王国を受け継〔ぎ〕…喜びはとこしえに満たされる（15-18節）
⑨神は…あの恐ろしい怪物…死と…無窮の苦痛…から救われる（19節）
⑩神は…男、女、子供の区別なく…生けるものすべての苦痛を受けられる（21節）
⑪神…は〔人を救うために〕…すべての人に、イスラエルの聖者に対して完全な信仰を抱きながら、悔い改めて、神の御名によってバプテスマを受けなければならないと命じておられる（22-23節）
⑫人々〔は〕…贖罪のゆえ…イスラエルの聖者によって救われる（25節）
D・トッド・クリストファーソン長老は， わたしたち人類にとってイエス様の「贖い」がいかに大切かを次のように語っておられます。
「キリストの贖いがなければ，死は宿命となり，選択の自由 も無意味になります。同様に，罪や間違った選択の結果，わた したちは永遠に失われてしまうことでしょう。自分の犯した過ちを完全に回復する手立てがなく，汚れたままとなり 〔神の〕御前に再び住むことなど決してできないでしょう。…わたしたちには救い主が必要です。罪や過ちが最終的な運命を決定しないように，その影響に打ち勝つことのできる仲保者が必要です。キリストの贖罪のおかげで，わたしたちは誤った選択から立ち直り，まるで罪を犯さなかったかのように，律法のもとで正義と認められるのです。」
「主イエスの愛に」という賛美歌（109 番）がありますが、主の贖いについて書かれたその歌詞は、わたしたちの心を揺さぶります。
特に、英語の３番の歌詞は、自分の決意としていつも覚えておきたいことです。
I think of his hands pierced and bleeding to pay the debt!
Such mercy, such love and devotion can I forget?
No, no, I will praise and adore at the mercy seat,
Until at the glorified throne I kneel at his feet.
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