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04_三人の証人の証

『モルモン書』が確かに真実の書物であることを証明するために、神様は証人の律法に基づいて証人を準備されました。

「どんな不正であれ、どんなとがであれ、すべて人の犯す罪は、ただひとりの証人によって定めてはならない。ふたりの証人の証言により、または三人の証人の証言によって、その事を定めなければならない。」

(申命記19:15)

「もし聞いてくれないなら、ほかにひとりふたりを、一緒に連れて行きなさい。それは、ふたりまたは三人の証人の口によって、すべてのことがらが確かめられるためである。」

(マタイによる福音書18:16)

この3人は、
①金属版の実在
②金属版の文字の形容
③天からこの金属版を証する声を聞いたこと
④天使が金属版を携えてきたこと
を証言しています。
 
以下は、3人の証人の証です。

「この書物を手にするすべての国民、部族、国語の民、民族にこのことをお知らせする。わたしたちは、父なる神と主イエス・キリストの恵みによって、この記録が記されている版を見た。これはニーファイの民と、その同胞であるレーマン人と、聖典に述べられているあの塔から来たヤレドの民についての記録である。また、その版が神の賜物と力によって翻訳されたことも知っている。神の声がわたしたちにそのことを宣言されたからである。したがって、わたしたちはこの書物が真実であることを確かに知っている。また、その版に刻まれている文字を見たことと、それがわたしたちに示されたのは人の力ではなく神の力によることを証する。また、一人の天使が天から降って来て、携えて来たその版を目の前に置いたので、わたしたちはその版とそれに刻まれている文字を見たことを謹んで言明する。目で見て、これらのものが真実であると証するのは、父なる神と主イエス・キリストの恵みによるものであることを知っている。これはわたしたちの目に驚くべきことではあるが、主の声がこのことを証するようにわたしたちに命じられたので、わたしたちは神命に従ってこのことを証する。わたしたちは、キリストにあって忠実であれば、すべての人の血をわたしたちの衣から取り除いて、キリストの裁きの座で染みがないと認められ、キリストとともに天に永遠に住めることを知っている。一つの神である御父と御子と聖霊に誉れがあるように。アーメン。」
オリバー・カウドリ
デビッド・ホイットマー  
マーティン・ハリス

その時の様子をジョージ・レイノルズは次のように記録しています。

「それは 1829年6月後半のことでした。…わたしたちはモルモン書の版だけでなく、真鍮の版、エテル書の版、刻まれた時代に至るまでの世の民の邪悪と秘密結社についての記録を収めた版、そのほか多くの版を見ました。…言ってみれば、多くの記録すなわち版が載ったテーブルが現れたのです。そしてモルモン書の版のほかに、ラバンの剣、指示器すなわちリーハイが持っていた球、解訳器〔ウリムとトンミム〕もありました。わたしはそれらを見ました。…そして、これまでの生涯で耳にしたどんなものよりもはっきりと、主の声を聞きました。その声は、モルモン書の版の記録が神の賜物と力によって翻訳されたことを宣言されました。」

(”History of the Book of Mormon”Contributor、1884年8月号、p.403)

【ミニ情報:三人の証人のひととなり】
オリバー・カウドリは、1806年10月3日、 バーモント州ラ トランド郡ウェ ルズにて生まれる。23歳のときに天使によって金版を見せられた。教師、後に弁護士として働く。1829年5月15日にバプテスマを受けたが、1838年4月12日に破門される。1848年10月に再度バプテスマを受ける。死亡当時は完全な会員資格を持っていた。モルモン書についての証は一度も否定しなかった。1850年3月3日、ミズーリ州リッチモンドにて死去。享年44
 
デビッド・ホイットマーは、1805年1月7日、ペンシルベニア州ハリスバーグにて生まれる。23歳のときに天使によって金版を見せられた。職業は農夫。1829年6月にバプテスマを受ける。1838 年4月13日に教会から破門される。教会に戻ることはなかったが、証は一度も否定しなかった。1888年1月25日、ミズーリ州リッチモンド にて死去。享年83
 
マーティン・ハリスは、1783年5月18日、ニューヨーク州サラトガ郡イーストタウンにて生まれる。45歳のときに天使によって金版を見せられた。職業は農夫。 1830年4月6日にバプテスマを受ける。 1837年12月最後の週に教会から破門される。 1842年11月7日に再度バプテスマを受ける。版についての証は一度も否定しなかった。死亡当時は完全な会員資格を持っていた。1875年7月10日、ユタ州クラークストンにて死去。享年92

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