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24_「…もし異邦人が神の小羊の御言葉に聞き従い、神の小羊に対して心をかたくなにしなければ、彼らは、あなたの父の子孫の中に数えられるようになる。…そこで天使は、またわたしニーファイに言った。『あなたは、異邦人も悔い改めれば幸いであるのを見た。また、主がイスラエルの家と交わされた聖約についても知り、悔い改めないものはだれでも滅びなければならない。・・・』」(1ニーファイ14:1−2, 5)

この箇所からは、「選択」と「結果」について学ぶことができます。
 
「もし」という言葉は選択するということにつながっています。何を選ぶかによって経験する結果も異なります。 ニーファイは、未来の人々が主に対して「従順」か「不従順」かによって自ら招く結果を見ました。
 
〇悔い改めれば、幸いである。
●悔い改めなければ、滅びる
 
聖典には、○○したら、○○になる。●●したら、●●になる。 と明確に書かれていることが多くあります。私たちはこのような場合、それらの記述を「選択の自由」と関連づけて考えます。以前、わたしのアメリカ人の友人が次のように話していました。

「英語では、Agency(名詞)という語句を使います。通常、日本語では『選択の自由』または『行動を選ぶ自由』と訳されます。『選択の自由』というと、日本語表現的にはあまり行動のイメージを伴いません。どちらも選んでいいよ、みたいな感じになります。でも、福音の中の『選択の自由』というのは、そのような軽い事柄ではなく、自分の人生に責任に大きな影響を与える大切な選びということが大前提となっているんです。ですから、もし『選択の自由』と聖文の中に出てくるときには、それを「自分の行動を選ぶ自由」と置き換えたらいろいろな発見や洞察が得られるかもしれません。…このAgencyは、ラテン語のagere(動詞)に由来しており、agereはまさに『行う』という意味があります。また、agencyの名詞としての意味は『力を発揮するその様子』または『行動している状態』ということなんです。また、語源的に、agent やagencyの裏には、とにかく、行動するもの(作用されるのではなく)作用するもの、という意味が入っているんです。わたしたちが聖典から『選択と結果』『従順と不従順』について学ぶときに、自らの『選択の自由』によって『常に義を選ぶものとなる』ことができ、そして、作用されるのではなく、『作用する人』つまり、良い影響を与えることができる人となるということなんです。」

トーマス・S・モンソン大管長が2010年10月、教会の半期総大会で「選びについての3つのR」という説教の中で「選ぶ権利」と「選ぶ責任」と「選びの結果」について分かりやすく説明されています。 わたしはこの説教の終わりの部分が心に残りました。

「1番目は選ぶ権利(英語ではright)、2番目は選ぶ責任(英語ではresponsibility)、3番目は選びの結果(英語ではresults)です。わたしはこれを、その頭文字を取って,「選びについての3つのR」と呼びます。…御父の王国で永遠の命を得ることが皆さんのゴールです。このゴールは、輝かしい経験を一度すればたどり着けるというものではありません。生涯にわたって義にかなった生活を続け、賢明な選択を繰り返した結果として到達するのです。……選ぶ権利に感謝し、選ぶ責任を受け入れ、選びの結果を常に心にとどめることができますように。」

(トーマス・S・モンソン『リアホナ』2010 年 11月号, p.67−70)

(ここには一部しか引用致しませんが、ぜひ、全文をお読みになられることをお勧めいたします。)
https://www.churchofjesuschrist.org/study/general-conference/2010/10/the-three-rs-of-choice?lang=jpn


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