【ドミニオン二人戦】三山終了論~対策編~

この記事はあまり書くことがなくて困っているチャーシューです。

本記事は三山終了論の2つめの記事、対策編になります。もし前回の記事を読んでない方は読んでおくとより理解が早いかと思います。

1.察知編

2.対策編(本記事)
3.完全把握編
4.攻めの三山終了
5.守りの三山終了
6.そもそも三山終了とは?

この記事のターゲット層

Dominion Onlineの二人戦でレート50~60のプレイヤー

最終的には対策は不要

対策編と銘打ちましたが実は三山終了について対策と呼ばれるものは最終的には必要ありません。三山終了を活用するのが最終的なゴールになる以上相手から三山終了を仕掛けられても適切に対処して逆に利用するのが最適になります。

正直に述べるなら構築戦で偶発的に発生する三山終了とは基本的に未熟な相手プレイヤーの見落としに賭けた不意打ちです。なのでドミニオンの理解が深まれば不本意な三山終了での負けは基本的に発生しなくなります。

三山終了が見えないときにできること

ただし私も含めてほとんどのドミニオンプレイヤーは未熟です。不本意な三山終了で敗北した試合など星の数ほどあります。この記事は未熟なプレイヤー向けの「三山終了の仕方は分からないけどなんか三山終了しそう」な時に不本意な三山終了による負けを防ぐための方法を語ります。対策編というわけです。

1点でもいいから点数で上回る

対策の基本であり真髄が点数リードをしておくことになります。点数で負けている状態から点数で逆転するのはとても難しいです。逆にデッキ構築面で勝っていても点数で負けている場合は常に三山終了による早期決着を警戒してください。

基本的に三山終了を目指す動きは点数行動ではありません。もし点数で勝っているならすべての行動を三山終了に向ければよいですが点数で負けている場合は点数逆転+三山終了の二つの仕事をこなす必要がありとても大変です。

私の配信での試合で私が降参するタイミングがありますが大体が相手に点数を抜かされた瞬間です。逆に言うと点数的に勝っているならどんなに構築が負けていても勝ちの目はちゃんと残っています。それだけ点数を上回りながら三山終了するという行為は難しいのです。

勿論構築途中で勝利点を買って構築をゆがめた結果デッキパワーで相手に負けてしまうのは本末転倒ですが、三山終了が近い時は相手の獲得枚数が何枚か把握していなくても勝利点で上回っていれば大体負けません。無理のない程度で勝利点はいったん抜いておきましょう。とりあえず属州1枚買っておくのはよい対策です。

1点でも抜いていれば勝利点行動を強要し、4点リードすれば公領1枚では抜かせず、7点リードだと属州だけでは無理で、9点リードしていれば屋敷8枚購入による一山枯れでも追い付けません。リードしておく点数はこの1,4,7,9が一つの目安です。

安易にラス1やラス2を確保しない

10枚しかない村を対戦相手と奪い合う展開の中で村が残り2枚で回ってきたとき、あなたはどうしますか?その2枚を全力で確保したくなりませんか?

「攻めの三山終了」を仕掛けてくる人はそんな人間心理に付け込んできます。そうやって最後に残った村を買って山を枯らしてしまったがために返しのターンに三山終了でゲームが終わってしまう、という展開は多いです。

勿論全力で確保して格差を産むのが正解の場面の方が多いです。だからこそそういう場面が演出されたとき人はとりあえず確保して山を枯らして独占しようとします。この時他にもう一山枯れていてそれが二山目の場合は要注意です。何も考えずに山を枯らすのではなくいったん落ち着いて1枚だけ残したり点数行動して点数リードしてから取るようにしましょう。他に山が枯れていなくても枯れそうなときは要注意です。

相手の不思議な行動に注意する

構築戦の三山終了はお互いのデッキが似通るから発生するのに途中から相手の動きが自分の構築手順とは違う、こうなったときは注意です。相手には自分には見えてない勝ち方がある可能性があります。

何故か工房2枚目を取ったり取り換え子を取ったりしたらちゃんと警戒しましょう。これらは獲得系なのでわかりやすいですが過剰にパーツを集めて山を減らしてくるのも危険信号だったりします。

Dominion Online(ドミニオンオンライン)では対戦時に相手のレートが分かるので相手が格上かどうかはわかります。格上の相手が変な動きをしているならそのプレイに敬意を払いしっかり警戒するのが大事です。

実は三山終了を狙う側も苦しい

今回の記事は三山終了するかどうかが見えてない状態での対策を書きました。実は次の相手ターンに三山終了するかどうかは完璧にわかるのですが色々な事情で見えないことも多いです。その時不本意な負け方をしないような対策の話になります。

対策するうえで覚えてほしいのは三山終了を狙う側も苦しいという点です。そもそも三山終了を狙う際には点数行動でもデッキ強化行動でもないプレイをする必要があります。そのため狙った三山終了が実らなかった場合、余計なプレイに時間を費やしてしまった損失を補えず後は負けるしかありません。一点突破型のプレイです。

なので対策する側はほんのちょっと対策するだけでめちゃくちゃ苦しくなります。それが点数を少しだけリードしておくことだったり山を1枚だけ減らさなかったりするプレイです。

過剰に怖がる必要はありませんがちょっと三山終了近そうだなと思ったらこれらの対策を思い出し実行すると格上相手のジャイアントキリングの成功率は大きく上がるはずです。

一番の練習は自分から三山終了を仕掛けること

三山終了が見えないけど雰囲気を感じる、警戒するときの対策は上記のとおりですがいつまでも見えないままでは効率の悪い対策を延々やる羽目になります。最初にも言いましたが最適は三山終了をしっかり把握しそれを活かしたプレイをすることです。

見えるようになるための練習はズバリ自分から三山終了を仕掛けることです。偶発的に発生する構築戦の三山終了ですがこの時三山終了を自分に有利な状態で発生させるように努力すれば自然とやられて嫌なことや意識すべき点が見えてきます。

次の記事ではその三山終了が絡んだ展開のポイントを説明する予定です。そのポイントを押さえて実践で実行することで三山終了の対策、もとい最適な動き方も見えてくると思います。

まとめ

三山終了が怖いならしっかり点数リードしておこう。そして相手の想定外の行動には注意し、まるで譲られたように残った数少ないデッキパーツを買うときは慎重になろう。
最終的に三山終了はしっかり予測できるになろう。自分から三山終了を仕掛けると良い練習になる。


ここまで読んでいただきありがとうございます。ここからは有料部分です。ですが本記事の内容の補完などはありません。もし余裕のある方でおひねりを上げてもよいよ!という方向けに有料部分を設定しております。

ただ何もお返しがないのも心苦しいので記事の内容には関係のないドミニオンのことを書こうと思います。
サプライの画像を張りますので、有料部分にどのように考えてどのような試合展開にするか、私なりの答えを記述させていただきます。

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