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20220123 『NSC大阪presents 44だから、出来たこと! 』ライブレポと感想


『NSC大阪presents 44だから、出来たこと!』
は、2022年12月27日に開催された、NSC大阪Presents - trophy~44期ネタバトル~で優勝を果たした釈迦虎さんに、特典としてプレゼントされた主催ライブだ。

釈迦虎さんはつい先日マンゲキ所属を果たしたこともあり、超若手の注目株。
本noteは、そんなお二人が今最も見たい同期(+1期下)を集めた、通称「私利私欲ライブ」のレポートだ。会場チケットは完売となり、大盛況で幕を閉じた。

ZAZAのキャパは100席ほど。最終的に85人入ったそうだ。
まだまだ無名の芸人さんの主催ライブがほぼ満員になったことから、お笑いファンの期待値の大きさを感じる。


こちらのライブは残念なことに配信がなかったため、レポを自分のために残しておこうと思う。個人の感想も含むため、苦手な方はご注意を。
覚えている範囲のため、抜けているところや脚色にはご容赦いただきたいが、あまりに大きな誤りがあった際はそっと教えて欲しい。

①OP

元気の良い「どーもー!」の声と共に入ってくるお二人。満席の客席に驚きつつも喜ぶ。
進行は以前別のライブでMCを行っていた時と同様、久保さんの担当。
繰り返された首席を獲得したと言う嘘(本来の首席は、NSC時代に同期165組が参加した"大ライブ"での優勝者のことを言うが、釈迦虎さんは同期20組が参加した"trophy"で優勝したことで首席が入れ替わったと豪語している。参照1234 etc…)で宛先プレーンさんをいじりながら(そろそろ本人たちもイラッとしている)、ライブの概要説明。前半ブロック4組の解説をした。

【軍艦さん】
44期1番の結果を残しており、首席(嘘)の釈迦虎さんのちょうど46倍ファンが居るコンビ。M-1GP2021ベストアマチュア賞

【ドス舞妓さん】
NSC45期生。岡本さんが現役生のライブを観に行った際に最も際立っていたコンビだが、以後7ヶ月間滑り続けている。

【螢さん】
ライブでウケているのは見たことがないが、同期からは「ほんまの主席」だと名高い。在学中のネタ見せで最もウケていた。最初から最後まで何を言っているかわからないネタをするため、「お前何言ってんの?」と突っ込みながら見るのが正しい見方。

【ぺさん】
本当は出したくなかった。同期一の問題児。先日先輩方が多数参加するライブで、3分ネタが要求されているところ7分半やった。

興味をそそる紹介で観客の期待が高まったところで、ライブスタート!


②ネタ前半

・軍艦さん

掴みとして、客席にお揃いの帽子をかぶって座っているお三方をいじる梅野さん。
「俺らを見にきたんでしょ?」と仁さんが言うも、客席がシーン…だったため、すぐさま「ちゃ、ちゃうなあ、多分ちゃうなあ」と撤回していた。

ネタ「米津玄師とバドミントン」

町のバトミントンサークルで、米津玄師とお友だちになったという仁さん。フルフルでLINEもゲットした。米津はラケットを振るたびに前髪を直す。所持品にSuki passがある。

梅野さん「米津、すき家行くんや」


梅野さん「それほんまに米津なん?」
仁さん「バトミントンの羽見て、この羽の持ち主の鳥は今どこの空を飛んでいるんだろうって言うてた」
梅野さん「米津の感性や!!!!!」

隅っこでYONEXのポロシャツを着ている米津玄師に、「米津だけにYONEXなん?」とかます仁さん。
するといじられるのが嫌だった米津は、鼻の穴を膨らませて震えていた。

トイレを我慢してあのPVのダンスみたいになっている米津。それを真似してみる仁さん。ちゃんと踊れており、相方の梅野さんも「すごいな」とボソリ。

曲名が思い出せず検索した際の画面
こんな調べ方でいけるんや


必死に我慢するも、米津は陰キャのためトイレに行けず、最終的に漏らしてしまう。

仁さん「米津が、夢ならばどれほど良かったでしょうって」
梅野さん「そういう歌やったんかい」

もうええわ、でネタ終了。流石の人気といったところで、登場の段階から若い女性客からの黄色い歓声が上がっていた。


・ドス舞妓さん

ポロシャツにジーンズ姿で、横山さん扮するお父さんが仕事をしているところに、
キャップにハーフパンツ姿で、テッペイさん扮する息子のヒロキが帰宅する。

ネタ「お父さんとかめはめ波」

ヒロキ「ただいまー!お父さんお父さん!!ちょっと聞いてや!!」
お父さん「どうしたヒロキ」
ヒロキ「今日学校でな、かめはめ波うてるようになってん!」
お父さん「?」
ヒロキ「かめはめ波!」
お父さん「かめはめ…?」
ヒロキ「しらんの!?ドラゴンボールのさ!悟空がだすやつ!」
お父さん「あーー!!なんか、主人公の子が、たまころ集めて、なんか作り話の」

堅物そうなお父さんがいまいち乗り切らない中、かめはめ波をうってみせるヒロキ。どう?と聞くと、お父さんは失笑して「うってみてくれ」と指示。
ヒロキがもううったと言うものの、お父さんは「室内だからか?」「流石うちの息子だ」と言って書斎の小窓を開ける。

お父さん「うちなさい」
ヒロキ「だから…」
お父さん「出しなさい」
ヒロキ「お父さん」
お父さん「出しなさい」
ヒロキ「……ほんまには、出えへんっていうか、みんなで遊んでて……」

気まずそうな顔をして俯くヒロキ。しかしそんなヒロキに容赦なく殴りかかるお父さん。驚くヒロキに、嘘をつくような子に育てた覚えなはいと叱咤する(お父さんは区役所職員のため冗談が通じない)。
一緒に遊んでいる子たちは親がダンサーだから駄目なんだと偏見を振り翳し、お母さんにも怒鳴り出す。この学区は授業参観できている車もあっかいワンボックスばっかりだったからとまた偏見。そんなお父さんにリアクション一つ返さず、お母さんは永遠と廊下の角を磨き続けていた。

お父さん「転校しよう」
ヒロキ「嫌やって!!!」
お父さん「今度はダンサーの親のいない緑の多いところに行こう」
ヒロキ「ダンサーなんやと思ってる!?」
お父さん「手続きしてくる」

強引に転向を進めようとするお父さんを必死に引き止めるヒロキ。そこに突然轟音が響き渡る!

波〜!!!!


倒れるお父さん!自分の手を見てちょっと嬉しくなってまうヒロキ!!

ヒロキ「………出た!」

暗転してネタ終了。客席には同期とおぼわしき現役NSC生がたくさん居て、愛されているのだなとほっこりした。


・螢さん

モニターに名前が表示されるだけで、一部のディープなファンからあがる笑い声。登場してすぐ、自身が「螢」であることを名乗りもせずに、あの言葉をZAZA HOUSEに響かせる───。

ネタ「牛乳男(ウシチチマン)」

※釈迦虎さんによる説明を思い出してから読んで欲しい。「最初から最後まで何を言っているかわからないネタをするため、『お前何言ってんの?』と突っ込みながら見るのが正しい見方」だ。

「どうも!牛、父、男です」
「牛乳、と書いてウシチチ、と読みます」
「男、と書いて、マンと読みます」
「……女です!」

は?


「牛乳男です」
「好きな食べ物は、牛乳(ウシチチ)です!」

「それ、ぎゅうにゅうじゃんか〜〜〜い!ぎゅうにゅうとちゃうんかい」
「近所の子どもに聞いても、『うん〜〜〜!ぼくぎゅうにゅうやと思う〜〜〜!』言うてる」

「それ言うんやったら、(好きな食べ物ではなく、)好きな飲み物ちゃうんか〜〜〜〜〜〜↑い、やで…!」

YouTube登録者数、なんで軍艦さんに続いて同期2位やねん
ごめん軍艦さん2位で螢さん3位やった


「みんなからは、牛兄(うしにい)って言われてる」
「牛乳男です」

ほな牛兄ですって名乗りや


「牛乳男、乳どこいったん?乳はよ出してくれよ、乳わい!って、…….言ってくる人もいるかもしれませんね」

WEARのアイコンみたいなトプ画やめろ
居らんのかい


「でもさ乳兄(チチニイ)って、おかしくない?オカマってこと?オカマじゃーん!って、言う人もいるかも知れんけど、それは違うね。だって乳ついてんだもん!オナベじゃん!オナベ確定じゃん!オナ確じゃ〜〜ん!牛乳男です」

この挨拶なんやねん


「乳兄」なんて居る訳ないと、乳ギレ(チチギレ)をする螢さん。牛ギレ(ウシギレ)でよくないか、何故乳ギレなのか、知りたい人がいれば手を挙げてほしいと挙手を促す。手を挙げた人は、メールを送るように指示。

「アドレスは、usi@.jp。uから始まる、ウシ、です」※1

無効なんかい


「uから始まらないウシなんて、ないんですけどね」
「チチはありません。"ウシありチチなし"で覚えてください」※2
「じゃあお前の正体何なんだって人、手をあげてください!はい、おろして〜…メールください」

(※1と※2を繰り返し)
挙手待ちの時間を「ここ早くしよう!」と指示していた。ここを巻いたとて。

「ここで一句。ぎゅうにゅうは、そんなあんまり、好きちゃうなあ。牛乳男でした」

ええ奴か


どういうオチやねん。
ドツボにハマったお客さんは泣くほど笑い、ハマらなかったお客さんの頭の上にはクエスチョンマークが浮かび続けた。自分は初手の「牛乳男です」から最後の「牛乳男でした」までずっと号泣していた。笑いすぎて。
舞台袖からは同期の皆様からの笑い声が絶えなかった。

ネタ尺、なんと5分。ぺさんでさえ3分尺を守ったのに。そう、螢さんだけは釈迦虎さんからオフィシャルに5分尺が許可されていたのだ。絶大なる信頼だ。

ちなみにこれが約一年前(20220228"大ライブ")の「牛乳男」だ。NSC生活の集大成として、彼はこのネタを選んだ。同じ牛乳男のはずなのに、ここまで内容が違う。彼は本当にこのネタを真剣に1年間磨いてきたのだ。

1年前のライブの書き起こしをタイムラップ付きで所持するな


余談だが、大ライブの時とほぼ同じバージョンの牛乳男がご本人のYouTubeチャンネルにアップされている。大ライブの際はこんなに誇張した言い方ではなかった。牛乳男以外のネタも死ぬほど面白いので頼むから見て欲しい。

よりフランクフルト … 今日この日からあなたはコンビニエンスストアの言い方がこのネタ中の言い方になってしまうだろう
ホームルーム … オレンジュースも可

※螢さんのプライベートのおしゃべりの感じは、つい最近のTOROBA(宛先プレーン荒木さんのラジオ)のアーカイブでチェックできる。ただのいい人だ。


・ぺさん

明転すると、舞台の下手側にカクさん扮する外国人とおぼわしき少年が寝ようとしている。MamにGood nightを告げ、いざ夢の世界へ。

ネタ「夢の中」

少年「今日はいい夢見よ〜っと……」

少年がお布団をかぶる。心地よい夢を…と思った矢先、会場に鳴り響き出す太鼓の音色。野太い声が上手側から上がる。

???「わ"っ"し"ょ"ぉ"〜い"!!!!!!!!!!」

ドンドドンドンドンッ!ドンドドンドンドンッ!

少年「なんやこのリズム……」

激しくなる太鼓。そして登場する、ヨシオさん扮するお祭り男!!!ハチマキ、ふんどし、テッカテカの髪の毛!!!

お祭り男「わっしょいわっしょい!!神輿を担いで、大きな神輿を担いでます!!!!」

おそらくココの部分と思われる小道具をもって登場
申し訳ないが米俵を担いでいるようにしか見えなかった


少年「今日の夢、ニッポンの"オ祭リ男"やで〜〜〜!ボク、イギリス人やのに〜〜!?…違う夢見よ、楽しいこと考えて……」

良い夢を求めて再度入眠を試みる少年。しかしまた太鼓の音が鳴り響き、今度は「食べ放題〜〜!」とかき揚げそばの食べ放題を楽しむお祭り男が夢の中に登場する。

少年「ニッポンの"オ祭リ男"がかき揚げそば食べてるで〜〜〜〜!!!!」

次こそは変な夢を見ないように、お布団をかぶる少年。しかし今までで一番大きく激しい太鼓の音が鳴り響き、悔い気味にお祭り男が舞台に上がる。

ドンドドンドンドンッ! ドンドドドンドンドンッ!

そのリズムで、何故かPerfumeの「チョコレイト・ディスコ」を踊るお祭り男。サングラスまでつけて、ノリノリ。こんな夢は見たくないと嘆く少年に、お祭り男が語りかける。

お祭り男「夢じゃ、ないよ…」
少年「お腹に男って書いてある…」 

哀愁の男マーク


少年「誰ですか?」
お祭り男「I'm、イギリス人」
少年「Me too.」

ここで少々、事故っぽい間が空く。少年もついカクさんに戻り、「え?」と言っていた。おそらくお祭り男もといヨシオさんがネタを飛ばしたと思われる。なんとか持ち返し、ネタ続行。最後は二人で仲良く、「わっしょいわっしょい、どっこいしょ〜!」と言い、舞台が暗転してネタ終了。 

ちなみに、ぺさんはこの日二人して遅刻をして支配人さんに叱られていたようだ。カクさんが5分ほど遅れて軽く怒られ、ヨシオさんがその後に到着すると、「ォオオオオオオルァァァァア!!!!!」とド派手にキレられたらしい。すぐさま帽子を脱いで謝罪したが、帽子を取るとハゲているため、よりふざけた印象になって逆効果だったようだ(文句さん談)。


③中MC

前半ブロックが終了し、再び登場する釈迦虎さん。特に岡本さんが、ニヤニヤと笑いが込み上げているご様子。

久保さん「前半4組が終わりましたが、いかがでしたでしょうか?」
岡本さん「ぺもすごかったけど……」
久保さん「そのー……螢……笑ってる人と笑ってない人の差がエグかった」
岡本さん「後ろらへんだーれも笑ってない」
久保さん「流石」
岡本さん「最高でした。ただね、螢くんが7分ぐらいやったのでまかな駄目です」

慌てて後半ブロックの読み上げに入るお二人。
(7分とおっしゃっていたが、事前告知で5分許可が出ていたことから気になり、自分がストップウォッチを回しながらネタを見たところ、実際は4:58だった。完璧な時間配分だ)


【深海魚さん】
結成2ヶ月でM-1GPの準々決勝に進出。2022年のベストアマチュア賞に輝いた。兄の竹座さんが元NSC44期の同期だった。

【もものみさん】
女性ピン芸人。才能で言えば44期で一番。

【ウリさん】
漫才師。世界一ウケるか世界一滑るかの二極。ここ8連続ぐらいで滑っており、今日で9連続になるかもしれない。

【文句さん】
何故このライブに呼んだのか、岡本さんも久保さんも全く覚えていない。ネタも何回も見ているから見たくもない。でも面白い。

そしてトリに釈迦虎さんがネタを行うことを告げ、後半戦スタート!


④ネタ後半

・深海魚さん

ゆるいおしゃべりが楽しいラジオをされているお二人だが、ネタはいつもロジカルでスマート。ボケツッコミの固定もなく、幅の広さにはいつも驚かされる。今回も静岡から高速バスでこのライブのために大阪にいらっしゃった。掴みはなく、まっすぐにネタに入る。

ネタ「難しい用語」

竹座さん「アルファベットを含む用語は難しいの多いね、PDCAサイクルとかね」
寧々さん「なにそれ?」
竹座さん「Plan、Do、Check、Act。計画して、実行して、評価して、改善する。これで事業を改善していくこと」

超若手芸人さんのライブには学生さんが多いので、
おそらくだが置き去りにされていた


寧々さん「何か例あるの?」

竹座さんが、P(Plan)の説明として、「今度駅前に牛丼屋さんを作ろう!」と例を出す。寧々さんも納得のご様子。しかしその後の例の雲行きが怪しい。

竹座さん「新しい店舗のスタッフは、8人にしよう!」(Plan)
寧々さん「……また計画(P)してない?」
竹座さん「やっぱ8人は多いから5人に変えました!みたいな」(Act)
寧々さん「改善(A)は最後じゃない?」
竹座さん「で、最後はチーズ牛丼を新メニューに出しましょうっていう」(Plan)

もしかして……?


寧々さん「……」
竹座さん「これがPDCAよ!」
寧々さん「PPAPじゃん!なにそのピコ太郎」

だからアルファベットを含む用語は難しいのだと話を続ける竹座さん。続いてAIDMAの法則。Attention、Interest、Desire、Memory、Act。商品に対して、気付き、興味を持ち、欲しくなり、覚えて、購入するという流れを説明。しかし竹座さんがまたチーズ牛丼例えを始め、MDMAが出来上がってしまう。

寧々さん「何その違法薬物みたいな法則」


その後SLの略も説明する竹座さん。
しかしここでハプニング!寧々さんがネタを飛ばしてしまう。竹座さんが「飛んでるなあ!」とツッコミつつ、もう一度振り直すも出てこない。

竹座さん「僕らねえ、お正月も東京でライブやったんですけどその時も飛ばしたんですよ」

20230103"男to女no寄席" より
寧々さんが飛ばしてしまい、ネタが全く出てこなくなるも、竹座さんは「でもお兄ちゃんお前がこうやって人前に立つだけで嬉しい」「ネタを覚えてやるなんてそんな負担はもういいの」と優しすぎるフォローをして大ウケだった


その後も思い出せず、竹座さんがある提案をする。

竹座さん「じゃあなんでもいいわ。俺がなんか言ったら、好きな食べ物言っていこう!
寧々さん「わかった!」

ネタ「難しい用語」「好きな食べもの」

竹座さん「SLって言うのは、この商品今度買ってみよ!」
寧々さん「ぶどう!🍇」

笑顔で👌オッケーサインを出す竹座さん。
満足げに頷く寧々さん。

竹座さん「この商品………」

固まる竹座さん。

竹座さん「俺が飛んじゃったわ」

その後なんとか戻ってくる。

竹座さん「この商品今度買ってみよ!」
寧々さん「みかん🍊」
竹座さん「スチーム」
寧々さん「がんも🍪」
竹座さん「この商品新しい味だ!」
寧々さん「いちご🍓」
竹座さん「ロコモーティブ、ロコモーティブ、で、SLだ!」
寧々さん「ハンバーガー🍔」
竹座さん「おい!ただ食べ物言うだけじゃねえか」

顔と名前だけでも覚えて帰ってください、で締め。
この日に来たお客さんは、誰一人深海魚さんのことを忘れないだろう。すごくウケていた。

これは蛇足だが、

買ってみよう! → Desire(欲しい) →D
スチーム→S
新しい味だ!→ Interest(興味) →I
ロコモーティブ→L
ロコモーティブ→L

だという解釈で間違いなければ、本当はNINTENDOの DSi LLだったのかもしれない。違ったら申し訳ない。

懐かしい


ちなみに3回ネタを飛ばすと、寧々さんが竹座さんにご飯を奢らなければいけないルールらしく、今回がその3回目だった。ネタを飛ばしたことではなく、ご飯を奢らなければいけないことに落ち込んでいたらしい。※YouTubeチャンネル「文句はこちらから」の文句ラジオ#39より


・もものみさん

20220324"NSC大阪44期生卒業公演"にてされていたことでお馴染み、もものみさんの代名詞ネタのひとつを披露。登場と同時に、もものみさんワールドが始まる!

「もうすぐ体育の授業でバスケの試合だ。イメトレしーとこっ」

そしてオリジナルソングが流れ出し、もものみさんの元にボールが現れる。

ネタ「イメージトレーニング」

♪体育の授業で存在感がない
♪運動における信頼がない
♪気づいたら私、何もできない───

試合が進むほどに疎外感を感じていくもものみさん。実力主義のコートの中で生き延びるには、パスをもらうしかない!!

♪圧倒的自己主張 圧倒的自己主張 圧倒的自己主張
♪圧・倒・的な自己主張 圧倒的な自己主張でパスをもらえ!
絶対にイケるという顔!!自信に満ち溢れた歩き方!!
全身からパスをひきつけろ!

 
そして無事にパスをもらうも、スポーツ経験者が思いもしない方向にボールを投げてしまうもものみさん。存在感は無事見せつけたが、試合的にはマイナスを作ってしまったため、リカバリーをはかる!

♪圧倒的心の余裕 圧倒的心の余裕 圧倒的心の余裕 圧倒的心の余裕 圧・倒・的な心の余裕 圧倒的な心の余裕でパスをもらえ!

普段はシュート入るやつの謝り方でごまかすもものみさん


最後には体力が尽きてしまうが、とりあえず真ん中の方に行ってみてなんとかして、無事イメトレは終了した。


・ウリさん

告知ツイートにて、ムッチョさんは「もうチャンスは無駄にしません」と発信し、相田さんは「社員さん激媚びネタしますので是非来てください」とおっしゃっていたが、果たしてどんなネタをするのか。

ネタ「コンビニ」

ムッチョさん「コンビニの店員さんって難しいですよね」
相田さん「全然そんなことないよ、見本見せるわ。俺店員さんやるわ」
ムッチョさん「僕お客さんで入ってきます」

ウィンと自動ドアを開けてムッチョさんが入ってくる。相田さんが「いらっしゃいませ」と出迎えるが、ムッチョさんの様子がおかしい。自分はお客さんではないと言う。

相田さん「じゃあ誰ですか?」
ムッチョさん「うんこマンだ!!!!!」
相田さん「絶対帰ってください」

うんこマンで笑わない観客に苦言を呈するムッチョさん。「このレベルの質で笑えへん客いるなあ」「確実に笑ってない奴おる」「痛いかー…」
ボロカスに言うムッチョさんに、相田さんも慌てて「ムッチョ??」と制するが、ついにムッチョさんが舞台下手にハケていってしまう。
相田さんが姿が見えなくなったムッチョさんを追いかけるも、袖にも居ない。舞台に戻ってきた相田さんが、サンパチマイクの前でムッチョさんにお電話をかける。

ネタ「コンビニ」「相方と電話」

ムッチョさん「もしもしー?」
相田さん「もしもしじゃないよ、帰ってる!?」
ムッチョさん「お疲れ様です〜」
相田さん「……裏の社員とかに言うてる?あかんよ!お客さんおる!何してん!」

その後トイレに行ったり、そのまま外に出てしまったり、止まらないムッチョさん。流石の相田さんも「1人ー!きちー!」と大困惑。ムッチョさんが一旦は帰ってくれることになり、相田さんは舞台上で待ってみるも、キャッチの音が電話から聞こえてくる。頼み込む相田さん。

ムッチョさん「えっ!えっ!ちょっと!」
相田さん「え?」
ムッチョさん「同期の芸人居ましたねえ」
相田さん「同期?誰おった?」
ムッチョさん「赤穂………」

客席から上がる、聞いてはいけないものを聞いてしまった時の"ガチ悲鳴"
本ライブの主催、釈迦虎の久保さんの元相方さんのお名前だ


ムッチョさん「麻雀やりすぎてアカギみたいになってる」

相田さん「なんで?それはよく分からへん」


ムッチョさん「えっえ!?え!?同期また居ますわ」
相田さん「ええ、誰?」
ムッチョさん「ああ〜………」
相田さん「…………」
ムッチョさん「………」
相田さん「………」

ムッチョさん高岡

客席からあがったのは、赤穂さんの時よりもより生々しい悲鳴。こちらは岡本さんの元相方だ。岡本さんの元相方さんはよしもとを退社済みのため、前コンビ時代の宣材の添付は控える。なんとここで相田さんは「あざしたー」と漫才を〆てはけていった。お二人の前コンビ時代の話はこちらからどうぞ。

ちなみにウリさんはこのネタをリハなしでやったため、社員さんに「あんなこと(電話で漫才)するなら最初から言うて」としっかりと怒られたようだ。激媚び大失敗。もう僕は呼ばれないですねえ、と他人事のように言い、それならば主催を打つまでだと前向きだ。


・文句さん

個人的体感だが、本ライブのイチウケは文句さん。最初から最後まで途切れることなく爆笑が続いた。

ネタ「除霊」

明転と共に客席ではクスクス笑いが巻き起こる。それもそのはず。狂犬さん扮する除霊師が、なんというか、ちょっとデカすぎたのだ。

参考写真①
狂犬さんはこう見えて身長が180cmを超えていない
参考写真②
深海魚の竹座さんの投稿より
参考写真③
ぺのカクさんの投稿より
怖すぎて直視できない

松ヤニさん扮する依頼主が、不安げな面持ち。自分の家にはやはり幽霊がいるのかと、先生(除霊師)に頭を下げる。

依頼主「お願いします!」
除霊師「任せてくれえ!!ア"ア"ッ!!!鏡の前!!!50代の男性の霊!!放っておくと大変危険です!!」
依頼主「おぞましい…!お願いします!」

依頼主が祈る傍ら、上着を脱ぐ除霊師。もう上着の上からでもデカさがみて取れていたが、上着を脱ぐとますますデカかった。これには流石の依頼主も思わず「デカ……」とこぼす。このあたりで客席からはツボにハマってしまった人の苦しそうな笑い声が聞こえだしていた。

除霊師「南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経 オルァ〜〜!!!!!!!!!!!!!!!」

除霊師「死ねえ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」


ボッコボコにする除霊師。お経を唱えている間は一緒に手を合わせていた依頼主も、ボコボコにしている間は後ろでオロオロ。除霊が完了し、暴れ倒した除霊師が高らかに声を上げる。

除霊師「まずは一体」
依頼主「何してるんですか!」
除霊師「安心してください!これは"物理的除霊"と言って、実際に霊を掴んで!打撃を加える!れっきとした除霊方法です!」
依頼主「父です」
除霊師「お父さん!!?!!?」
依頼主「お父さーん!」
除霊師「エッ!?!?エッ!!?!!間違えた!!?!!?(焦りすぎて超高音ボイス)」

その調子でどんどん除霊していくも、全員家族。嫁、息子、もう止まらない。しかし、家族が掴み掛かられているのに、依頼主が止めていないのが完全に悪い。除霊師は毎回本気で除霊をしようとしている。嫁は謎にテレビの裏に居たし、息子はいないと言われたから少年の霊を除霊したのに、全然息子だった。

家族が薙ぎ倒されていくたびに除霊師と依頼主が共に気絶した家族を運ぶ。その度に依頼主が放つ言葉がずっと怖い。

父……「お父さん似っていわれるんです」
嫁……「こう見えてHカップあるんです」
息子…「明日運動会なんです」

流石の除霊師も「ずっと怖いねん!!!!」と半泣き。気絶した家族のプチ情報はどうでもいいと癇癪。しかしそこで、気絶させたのは除霊師だと依頼主に逆ギレされる。惨状を前に、「これは俺の除霊方法も悪い!!!!!!!」と、依頼主のサイコパスと自分の除霊方法の相性の悪さを認めていた。依頼主は最後自分の母を自分でやっていた。シャンプーは2回するタイプの様だ。


・釈迦虎さん

明転すると、岡本さん扮する中年女性が舞台真ん中に立っていた。額にシワ、ロングヘア、ワンピース姿。動画を見ている様子で、天神のCMのBGMが流れ出す。

CM「♪ 天神天神天神〜〜」
女性「この少年って天神って3回しか言わんねや。18回かと思ってた」

なぜここで天神を流したかというと、ライブのタイトルに注目して欲しい。「44だから、出来たこと!」。何かに似ていないだろうか。

子どもに勉強勉強って、言いたくないですよね


そう、天神のCM中の台詞だ。釈迦虎さんの持ちネタに、「天神」というネタがある。天神を完コピするネタだ。このネタで同期ライブ優勝を果たし、主催ライブ権利をつかんだため天神のくだりを入れ込んだのだ。なんとも粋な演出だ。

ネタ「ひったくり」

舞台下手から、久保さん扮する怪しい男が足早に登場する。ビーニー、サングラス、マスク、黒のMA-1にパンツ。そして中年女性のバッグに掴み掛かる!

女性「ちょ!やめてください!やめてください!ひったくり〜〜!!誰か〜〜!!誰………っ!!!」

その時、確かにバリィン!!!!!と音がした。 

参考:ギャグ漫画日和


客席から上がる悲鳴。さっきまでワンピース姿だったはずの女性は、ピンクのブラジャー、ピンクのパンツ、透け透けのニーハイソックス姿になっていた。怪しげな男の手には、掴み掛かっていたバッグだけでなく、先程まで女性が着ていたワンピース。ド派手な追い剥ぎのような状態になってしまった。

女性「えっ!えっ!えっ!えっ!」

アワアワする男!!想像だにしていなかった「服までひったくりしてしまう」という展開に動揺が止まらず、ひったくり犯の腰が抜けてしまう!!そこに殴りかかる女性!!!!

女性「落ち着け!落ち着け!切り替えろ!切り替えろ!オルァァァア!!!!!!!何してくれとんじゃゴラァァアア!!!!!おい!!!警察よべ!!!!通報してくれ!!!!」

客席には、180cm超えの細身の男が女性物の下着姿でお尻をむけている光景が広がっていた。波の様な爆笑が続く。そんな中、舞台上の2人の時が止まる。

ビーニーとサングラス、マスクを外す男。

男「お父さん……?」

呼応する様にウィッグを取る女性。めちゃくちゃにスポーツ刈りだった。これがコントの女性役ではなく、コント内での女装だったと客席が理解する。

怪しい男 → 息子
中年女性 → 女装したお父さん

息子にとってもお父さんにとっても、最悪の状況が始まる───

息子「お父さん、何で女装してんの……」
お父さん「ちょっと待ってくれ」
息子「なんでお父さん、女装なんか、」
お父さん「ちょっと待ちなさい」
息子「お父さ……」
お父さん「待ちなさい、今、何を最優先にするべきか……」

お父さんに背を向けて、ショックを隠せない様子で「お父さんがなんで女装して……」とブツブツ言う息子。

お父さん「息子に女装バレたんはまずいか……結構写真も(周りのギャラリーに)撮られてるし……でもお母さんのことは愛してるし、本当に趣味で……いや、ちょっとまって?なんで俺服着てないん?」
息子「俺がひったくりしたら脱げたんや」
お父さん「おお……」
息子「……」

お父さん「ひったくりしたらあかんやろぉおおお〜〜〜〜!!!!!!」

息子にビンタするお父さん。冒頭に自分が警察を呼んだから、息子がこのままでは捕まると慌て出す。息子はお父さんがお小遣いをくれないからやるしかなかったと弁解。女装にどうせ金をかけているのだろうと指摘に、これは全て母さんのだと開き直るお父さん。その後もお父さんを責める息子に、「俺を責めるのは違うやろ!!!!」と一喝。ブチ切れるお父さんを宥めようと、息子が提案する。

息子「一旦お母さんに相談しよ?」
お父さん「な〜〜にを相談すんね〜〜〜ん!!!!!今お母さんユーミンのライブいってんねやぞ!!!!このままやと息子捕まって下着姿の旦那がTwitterでバズるだけやぞ!!!!!!!!!!!」

話がまとまらないまま警察が現場に着いてしまう。息子には自分が女装していたこと絶対に忘れる様に指示。俺は何も見ていない、と唱える息子。しかしそれが裏目に出て、警察に普段から女装をしていて遊んでいただけだと説明するも、息子が「何も見ていない」と言ってしまい辻褄が合わない。最終的に公然わいせつとしてお父さんが捕まえられてしまう。

お父さん「これでユニバ行ってるやつもいたじゃないですか!!!!くそ〜〜〜!!!泰志(息子)!!!!お母さんに晩御飯いらん言うといて〜〜〜〜!!!」
息子「おーん!」

暗転してネタ終了。


④コーナー

出演者は、軍艦の仁さん、ぺのお二人、文句のお二人、深海魚の竹座さん、そして釈迦虎さん。
岡本さんは、おそらく時間の都合でコント衣装のブラジャーを外せないままジャケットを羽織って登場した。途中MCの隣に座っていた深海魚の竹座さんに外してもらい、コーナーを続行。その様子を見て、ぺのヨシオさんが「(ブラの)サイズがあってない……」と誰目線か分からんコメントをしていた。

コーナー「釈迦虎クイズ」

釈迦虎のお二人にまつわるクイズを出題し、正解したら金一封がでるというコーナー。本当に賞金があるのかを疑うメンバーに、ポケットマネーから3万出すと豪語する久保さん。

最初のクイズは「久保さんの特技」。先に言ってしまうと、時間がおしてしまいこの一問で終わった。
序盤、カクさんが悪ノリ解答をする。「脱落」と称される、久保さんの顔芸をふり、本気で嫌がりながらも久保さんはこたえた。

親の顔より見たこのお顔


その後ヨシオさんが全くボケずに当てに行ったり、竹座さんがせっかく「脱落」のくだりを天丼しようとスケッチブックに書いていたのに出せずに終わったりしつつ、ヨシオさんが正解をだす。久保さんの特技は、「絶対に勝てるあっち向いてホイ」

それを実演しようと、唯一勝率が五分五分の狂犬さんを指名。ちなみにこのコーナーにもあのコント衣装のまま登場していた狂犬さんは、だいぶ強そうだった。

3回先取の勝負。目にも止まらない攻防は、久保さんが制した。

ギネスいけるやろ


⑤ED

ネタでだいぶ押してしまったため、簡単な締めと告知で終わったエンディング。短い時間の中で、釈迦虎のお二人はなによりも螢さんへの感謝を伝えていた。螢さんも嬉しそうだった。このライブは釈迦虎さんが主催で主役だったが、螢さんが居てこそのこの盛り上がりだった。自分もこのレポは螢さんの部分が書きたくて書いた様なものだ。

44期は最高だ。次はどんなライブが行われるのか、楽しみな気持ちでいっぱいだ。

集合写真
×集合写真 ◯集合写真-ムッチョさん
忘れられていたムッチョさん、悲しみの金八鑑賞

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