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ヒトリで 花火と にらめっこ

起承転結などない、ヒトリで花火を見たよというお話 (笑)

今日、地元の江ノ島で、花火大会だった。
江ノ島といえば夏ってイメージしている人も多いけど、なぜか季節外れのこの時期に、江ノ島では大きな花火大会が行われる。

僕には、よくボーとしにいくカフェがある。
少し駅から離れたところにあり、観光地の近くのカフェの割には、いつもびっくりするほどすっからかんとしていて、結構好き。

でも今日は、いつもと真逆で、何十倍もの人の波が。

僕は例のごとく、その人たちをボーと観察していた。
やっぱりカップルが多かったかな。というかびっくりするほどカップルが長蛇の列で並んでいて、なぜか面食らった。

よーく挙動を観察していると、なぜだか少しだけみんな浮き足立って見える。
いつの間にか過ぎ去ってしまった夏の最後の一滴を、なんとか逃さまいとしているのかな。

ちなみに、僕は毎年それを一人で鑑賞する(カッコつけてあえてっぽく言っているが誘う人がいないからってだけ笑)
そのカフェの窓際の席から、ちょうど花火が見えることを知っているので、いつもそこでスタンバイをしている。

It's time!『ドンッ』という音と、店内に響く歓声と共に、花火が始まった。

イヤホン越しにでも、身体中も揺らしてくる地鳴りのような花火の『ドン』という響きと、圧倒的な大きさのヒカリ・・・
不思議だな〜。あの音を聞くとなんでだか『生きてる!』って感覚が鋭敏になる。。

多分巨大生物を生で見たときの感覚に近いのかも。
自分より大きい生物を見た時の自分のちっぽけさに、一種の高揚感を覚えてるのかもしれない(ちなみに巨大動物は一度も見たことがない笑)

※僕がいつも見て興奮している巨大ヘラジカの動画


ヘラジカはどうでもいいか(笑)

花火を見ていて思ったのは、なぜだか夏に見るよりも美しく、そして儚く見えるということ。
心の中にひっそりとある夏の寂しさを思い出させるような、そしてまた冬の訪れを予感させるような冷たさが、今日見た花火にはあった。

すごーく切ない気分になった。なんでだろう。

でも、この時期に江ノ島で花火大会がある理由は、なんとなくわかった気がする。

来年もあそこで一人で見よう。

●明日の20時30分くらいからインスタライブします!!
明日はヒトリじゃないよ!笑


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