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1万人にフォローしてもらった一般主婦が見たインスタ育児漫画の世界

皆さんこんにちは。
インスタにて育児漫画を描いている一般主婦のBOCHAです。(インスタID:@bocha_oekaki)

年末でインスタを始めて2年が経つことになりますが、おかげ様でフォロワーさんは1万人を突破しました。そこに行きつくまでに見えてきた「インスタ育児漫画の世界」を少しご紹介します。
※ソースは私なので客観性はないかもしれません…。
ちなみに私の場合、350投稿程度でフォロワーさんが約1万人となりましたが、

この投稿数での1万人達成はインスタ育児漫画の世界でいうと中の中、(もしくは中の中上くらい)つまりそれほどすごくはないのです。

◆インスタ育児漫画の市場規模

この世界って、知らない方には全く知られていないかと思うので…
インスタで#育児漫画で検索すると

19万の投稿が出てきます。タグは複数存在しますが、ジャンルを限定しない#コミックエッセイなどのタグよりも実は投稿数が多いのがこの育児漫画という世界です。
ちなみにちらりと見えていますが、どの投稿者もテキストを入れ込んでいるので(漫画だから当たり前なんだけど)インスタであげられている漫画をフォローすればするほど、オススメ画面なんかは「映えってなんだっけ…」というくらいのテキストサムネ祭になります。

◆インスタというSNSの特性が育児漫画には合っている?

と思う。たぶん。

SNSは複数ある中、インスタと育児漫画の相性が良い理由として以下があげられるかと思います。

・「育児漫画」というテーマに特化したアカウントを作っている人が多く、タグなどに紐づいて見つかりやすい。(インスタはタグをフォローすることでオススメ投稿もTLに表示してくれる)
・10枚までの写真投稿可能&文字数限定のほぼないコメント欄なので、画力を複数の角度から補える。
・投稿をピックアップしてくれる育児漫画関連企業アカウントがいるので、カテゴリー内でバズりやすい。(後ほど説明)


ちなみに、同じSNSでもツイッターは以下のような性質を持つように感じます。
・文字数の限定がある分、漫画の画力・内容に注目が集まりスキルが要求される。(よくツイッターでバズっている育児漫画はほとんどがイラストレーターさんによる投稿)
・ただし、一度バズると育児漫画カテゴリーでない人の目にも入ってくれるのがツイッターの良い機能(リツイート)なので上手くいけばかなりの拡散力がある。

今育児漫画がインスタで盛り上がっているのは、投稿者のほとんどが「絵の好きな素人ママ」であり、それも容認してくれる文化がそこにはあるからじゃないかなと思います。昔でいうブログの流行り方に似たものを感じます。

◆インスタ育児漫画の世界を盛り上げる企業たち

インスタ育児漫画の世界において、企業の存在は欠かせません。
というのも、ここ1年ほどで急激に「育児系企業アカウント」が増えていて、そのアカウントが一般投稿者の漫画を紹介する文化が定着しているからです。少しですが、育児漫画を連載・投稿紹介している企業をご紹介します。(勝手にお名前出してすみません…)以下の企業さんたちは、有名どころ or 取材・紹介いただいたことがあるところをピックアップしていますので他にもまだまだあるかもしれません。

ちょっとだいぶ見にくいですが…(でももう加工疲れた)
ある程度企業をカテゴライズすることができ、実は運営会社の業態も様々だったりします。

①育児系キュレーションメディアサイト

これ系のサイト、死ぬほど増えています。もはや淘汰されてほしいと願ってしまうくらいに「どれ見たらいいの?」とユーザーながら混乱するレベル。一番の有名どころでは、先日運営会社であるConnehitoが1.5億円の資金調達を実現したことで話題となったmamari。また、通信会社docomoのグループに入ったConobie、ウェディング界で有名なゼクシィの参入など、育児はいつの間にか大きい会社が手を出すテーマとなり、そのサイト内で漫画連載、インスタアカウントでは漫画投稿のピックアップが行われています。

②育児漫画特化サイト

こちらは別に母体(キュレーションメディアサイトや育児用アプリ)があり、インスタやアプリにおいて漫画だけを特化した派生ものとして存在しているグループ。特に竹書房が運営する「すくパラ倶楽部」では定期的にインスタ育児漫画のコンテストを行っており、最新のものだと200名近くが応募していました。前回1位の方はフォロワーさん7万人なので、コンテストを1回開催するだけでこのサイト自体の宣伝効果はめちゃくちゃ高いのではと思います。(審査形式が閲覧者による投票数メインなので)

③その他

あとはオリジナルグッズ販売会社やそもそも運営組織などいないかもしれないインスタまとめアカウント、総合キュレーションメディアサイトなども存在します。

<念のため、アイコン掲載企業情報>
KIDSNA(@kidsna.official)、コノビー(@conobie_official)、mamagirl(@mamagirl_jp ※こちらはアプリKirarapostでのみ漫画掲載)、ママリ(@mamari_official)、ゼクシィBaby(@zexy_baby)、パピマミ(@papimami_jp)、ninaruポッケ(@ninaru_pocke_official)、ママスタ(@mamastar_manga)、すくパラ(@sukupara)、ベビフル(@babyful_official)、ママポスト(@mamapost_official)、笑うメディアクレイジー(https://curazy.com/?layout=pc)、オトナンサー(https://otonanswer.jp/)

◆インスタ育児漫画描いてる人って儲かるの?

ここについてはおそらく育児漫画とその他一般的な漫画に差はないと思いますが、インスタにおいてある程度フォロワーさんが増えてくるといくつかのお仕事依頼きます。STEP1からご紹介。

STEP1 商品PR投稿(自分のインスタ内で)
商品やサービスなどのPR投稿をしてほしいというものです。会社直か広告代理店を通じて依頼があり、基本的には商品が報酬の代わりです。金銭のやりとりはよっぽどのフォロワー数がない限り発生しない場合がほとんどです。商品も育児に特化していないことが多く、時計なんかは有名ですよね。

STEP2 商品PR記事作成

これは育児系キュレーションメディアサイトなどから、スポンサー商品のPR記事を依頼されるというものです。これについては原稿料がプラスされる場合も多いかと思います。

STEP3 連載

キュレーションメディアサイトなどでのWEB漫画連載がほとんどです。こちらは原稿料が発生しているかと思いますが、相場はよくわかりません。。連載してないので。。

STEP4 書籍販売

漫画というカテゴリーにおいてはここがいったんの到達点かと。ちなみに私は某出版社に持ち込みをしたことがありますが、全くかすりもせず終わりました。

派生編

その他、creemaのような場で作品に関わるハンドメイド商品を売ったり、ブログ運営会社から公式ブロガーとして誘われアフリエイト収入をもらっている人もいるかと思います。

このステップ、フォロワー数とリンクしているかと言えば決してそうではありません。特にSTEP3なんかは、「本業がイラストレーターで直営業を本人が行っている」ケースがあったり、絵のレベルなんかも関連してくるようです。

◆インスタ育児漫画の世界ってどうなっていくんだろう…

いや私には全然わからないんですが、
お仕事の話でいえば、趣味でやっている方は別としてある程度戦略的に運営している人は「絵(漫画)のアピールの場」としてインスタを活用しているかと思うので、その後イラスト・漫画の道で活躍していくこととなり、ツイッターのように「インスタでバズった漫画家」が増えていくのではないかなと思います。
現時点では、インスタでの育児漫画を仕事にする仕組みづくりが無く、企業の提示した金額そのまま(もしくは金額すら提示されず)受入れている方が多いかと思いますが、ひとつのプロモーション手段として重宝され、色んなおもしろいことができるようになっていくことを願います。

筆者(BOCHA)はというと、そもそも「お金が入ってくるようになるんじゃ?」という下心から描き始め、1万人を獲得するまでの中で「絵(漫画)」よりも「育児」の世界っておもしろいな(稼げそうだな)と感じたので様々な角度から次やることを考えようかなと思っています。
ちなみに、インスタは1万人フォロワーを達成すると「クリエイターアカウント」になることができ、特典としてストーリーに外部サイトのリンクを貼ることができるようになります。つまり1万人以上フォロワーさんがいる人はインスタをプロモーションのツールとして活用し、外部にメインサイトを設ける方が自由に動けるようになります。

これからどうなるのか、まだまだわからないインスタ育児漫画の世界ですが、気になる方はぜひインスタで一度タグ検索してみてください。(そして私をフォローしておいてください)


めちゃくちゃに長い&雑な文章をここまでお読みいただきありがとうございました!

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