藤君へ

藤君へ

読んでいるかどうかもわからないけれど、投稿します。

ポンツカ聞きました。藤君が淡々と話していて、メンバーも含め皆さんのとても悔しい気持ちが伝わってきました。チャマの報道があって、我々リスナーには計り知れないほどの苦悩や葛藤を抱えて出した決断なんだと改めて感じました。何より、藤君自身が今回のことで一番傷ついていると思うのに、リスナーを傷つけてしまったことをずっと謝り続けているのを聞くのが、とても胸を刺し、苦しかったです。それでも、1リスナーとしてちゃんとBUMPの気持ちを受け止めなければいけないと思ったから、最後まで聞き、受け止めました。藤君が悔しい気持ちと申し訳ない気持ちで何度も謝り続けた後に、現状の報告と、ネットや投稿で見たたくさんの意見を受け止めていることを聞くと涙が出てきました。報道があってからたくさんの批判的な意見や、悲しい意見があって、BUMPはチャマはそんなバンドじゃ、人じゃないのに…ってすごく悔しい気持ちになったし、それでもBUMPを聴き続けようって強く思いました。チャマがやったことよりも、BUMPが世間から批判を受けたり、もう聞いてくれないかもしれないリスナーが離れていってしまう事よりも、藤君がそれを見て、リスナーを傷つけてしまったことを悔やんでいるのが一番つらく、悲しいことでした。それでもBUMP OF CHICKENというバンドを辞めずに続けていく事が我々リスナーに対するあるべき姿だという決断をしてくださったことを、おこがましいですがいちファンとして誇らしく思います。

私は、これまでBUMP OF CHICKEN の楽曲やその歌詞に何度も救われました。その中で、だれかを傷つけたり、恨まれたり、傷ついたり、妬んだり、嫌ったり、憎んだり、憎まれたり…そんなことをせずに生きている人はいないんだと、だから自分の信じた方向を向いてそれでも進んでいくしかないんだと、そういった力強いメッセージが込められた楽曲がいくつもあり、そういった一つ一つの歌詞に強く心を打たれた事が何度もありました。そしてそれは、藤原さん自身が、BUMP OF CHICKEN自身が歩んできた道だからこそ曲にできたのではないかと思います。きっとBUMP OF CHICKENの4人は、音楽で食べていく事を決めたその日から、自分たちが出した曲が、そのバンドの存在が、だれかを傷つけ、苦しめる日が来るかもしれない、誰かに心ない批判や中傷を浴びせられるかもしれない、そういう覚悟と、それでもその曲によって励まされたり自分たちの曲を聴いている人がいることを信じて自分たちが正しいと思った曲を、歌詞を、メロディを世に送り出すんだという決意をしてきたんじゃないかと私は思っています。だからBUMP OF CHICKEN の曲を聴いて振り向いてくれる人には1対1で向き合うことができるように、そういう世界を紡いでくれているんだと信じています。私もその一人です。だから、たとえこれからBUMPのメンバーにどんな不祥事があろうと殺人を犯そうと、捕まろうと、世間の人たちはあのバンドは駄目だ、聞いていられない、そう言ったとしても私はBUMP OF CHICKENを聞きます。…だから、私のために歌ってください。曲を作ってください。ここまで届いた歌声は、私がBUMP OF CHICKENを信じる限り続いていると信じています。街中で流れた時に、だれもが煙たがって嫌がったとしても、私はBUMP OF CHIKENの楽曲に耳を傾けます。それが誰かを傷つける曲でも、私はBUMPの曲に出会えてよかったと思えるから…。

4人じゃなきゃ紡ぎだせないメロディだから、皆さんのこと何も知らない私でも、それだけはわかります。皆さんの知らない私たちリスナーにそれを届けてください。チャマさんのこともずっと待っています。世界でベースが上手な人なんてたくさんいますが、BUMPのベースはチャマさんだけです。このバンドに出会えてよかった…この4人に出会えてよかったという気持ちは不祥事があった後でも変わりません。だから、これがエゴだとしても私はBUMPの曲をこれからも聞きたいんです。何卒よろしくお願いします。

 皆さんの知らない世界で生きている、たった一人の他人より…愛をこめて