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(ダメな)富山の薬売り

毎度。 このメールヘッダーを分析して
「Return-Path: <sxmjkzitxn@icloud.com>・・・・

このメールヘッダーの分析を行います。ヘッダーから得られる情報を順に見ていきましょう。

  1. Return-Path: `sxmjkzitxn@icloud.com` これはメールが送信された元のアドレスです。このアドレスにバウンスメッセージが送られます。

  2. Received: メールが転送された経路を示します。最初のReceived行は、最後のSMTPサーバー(nifty.com)がメールを受信した証拠です。それに続くReceived行は、メールが通過した各サーバーを示しています。

  3. Authentication-Results: `spf=softfail` は、Sender Policy Framework(SPF)のチェックが不完全に合格したことを意味します。`dkim=none` は、DomainKeys Identified Mail(DKIM)署名がないことを意味します。

  4. X-Yahoo-Forwarded: メールがYahooメールアドレスから転送されたことを示します。

  5. X-YahooFilteredBulk: メールが一括メールフィルタリングシステムによって処理されたことを示します。

  6. X-Originating-IP: `[103.160.201.249]` これはメールが最初に送信されたIPアドレスです。

  7. FromReply-To: これらのフィールドには異なるメールアドレスが記載されており、これはフィッシングやスパムの特徴である可能性があります。

  8. Subject: メールの件名は「■◇避妊成功率97.8%!アフターピルがネットで買える!◇■」となっており、これはスパムメールや詐欺メールの典型的な件名です。

  9. Received-SPF: `softfail` これもSPFチェックが完全には合格していないことを示します。

このヘッダーから、メールが複数の異なるサーバーを経由していること、SPFとDKIMのチェックが不十分であること、そしてFromとReply-Toのアドレスが異なることなど、いくつかの疑わしい兆候が見られます。これらの要因は、メールがスパムである可能性が高いことを示唆しています。また、件名もスパムや詐欺メールに典型的です。

これは黒っぽいね。ブラウザ画面とhtml記述はこれ。分析して。
「<!DOCTYPE html> <html> <head>・・・・

メールイメージ

このHTMLコードは、アフターピル(オーピル)の販売を宣伝するウェブページの一部のようです。コードの分析から、以下のポイントが読み取れます。

  • ページは非常にシンプルな構造で、`<head>` セクションにはタイトルが含まれておらず、背景色は `#ededf2`(薄いグレー)、テキストカラーは `#152424`(ダークグレー)です。

  • コンテンツは `<h4>` タグで構成されており、商品の特徴や購入方法に関する情報が記載されています。特に強調されているのは、商品が1セット5980円で、1個あたり598円という価格設定であること、送料無料であること、そして避妊成功率が97.8%であることです。

  • ウェブページには複数のハイパーリンクがあり、これらは商品の詳細や注文方法に関する情報へと導くものと推測されます。ハイパーリンクは短縮URL(`lil.ge`ドメイン)を使用しており、訪問者がクリックすると外部ページにリダイレクトされます。

  • 「病院に行く必要なし!処方箋必要なし!」や「ジェネリック医薬品だから品質保証で安心!」などの文言は、商品の簡便性と信頼性を訴えています。

  • また、注文がインターネット経由で可能で、家に届くという文言からは、プライバシーに配慮した販売戦略を感じ取ることができます。

このようなページは、商品の宣伝と販売を目的としており、通常は医薬品のオンライン販売サイトに見られる特徴を持っています。しかし、短縮URLの使用や過剰な宣伝文句は、ユーザーに対して注意を促すポイントです。利用者は、このような商品を購入する前に信頼性をしっかりと確認する必要があります。特に医薬品の場合は、安全性と効果に関する医学的な証拠や承認状況を確認し、必要であれば専門家の意見を求めるべきです。

薬剤の取り扱いは医療従事者との情報交換をなしにしては、いかんよね。こういう飛び込み営業的なやり口は、もってのほか。一つも安心じゃねー・・ リンク先にトラップがあることも考えれば、かかわらないのが良いな。総務省にぶん投げて、知らんぷりが良いね?

全くその通りです。医薬品、特に避妊薬やアフターピルのような重要な薬剤の取り扱いには、医療従事者との適切な情報交換と指導が必要です。無許可で、しかもオンラインで医薬品を購入することは大きなリスクを伴います。以下はそのリスクのいくつかです:

  • 認可されていない薬: オンラインで販売されている薬が必ずしも適切な規制機関によって認可されているわけではありません。

  • 偽物の可能性: 偽の医薬品が流通している可能性があり、これによって健康が害される恐れがあります。

  • 副作用や相互作用: 専門家の指導なしに薬を使用すると、予期しない副作用や他の薬との危険な相互作用が生じる可能性があります。

  • プライバシーの侵害: 信頼できないサイトからの購入は、個人情報が漏洩するリスクを高めます。

  • セキュリティリスク: リンク先にトラップが仕掛けられている場合、マルウェアに感染する可能性もあります。

不審なオンライン販売に関しては、総務省や消費者庁などの関連機関に報告することは良い対応策です。これにより、他の消費者が同様の詐欺やリスクに遭遇するのを防ぐことに貢献できます。また、問題があると感じた場合は、迷わず関係機関に連絡し、必要な措置を講じることが最善です。

サンクス。

どういたしまして! また何か質問があれば、いつでもお気軽にご相談ください。良い一日をお過ごしください。

あっ このメールは、迷惑メールに分類されていたよ。メールソフトでさえ、ダメなやつと判断したね。

はい、おっしゃる通りです。メールソフトが迷惑メールとして分類するのは、一般的に以下のような特徴があるメールです:

  • 疑わしい送信元: 認証されていない、または不審なドメインから送信されたメール。

  • SPFやDKIMの失敗: メールが正当な送信元から来たものかを確認するための認証プロセスが失敗している。

  • 短縮URLの使用: フィッシング詐欺やマルウェアが隠されている可能性があるため、短縮URLは疑わしいと見なされることがよくあります。

  • 過剰な宣伝文句: 通常の商業メールよりも強い言葉で勧誘する内容。

  • 不審な添付ファイルやリンク: セキュリティリスクを高める可能性のある要素。

迷惑メールフィルタはこれらの特徴を検出し、ユーザーを保護するために、そのようなメールを迷惑メールフォルダに移動します。メールが迷惑メールとして分類されるということは、それが不審である可能性が高いということですので、開いたりリンクをクリックしたりするのは避けるべきです。また、迷惑メールフィルタの設定を見直して、将来的に同様のメールを適切に扱うようにすることも考えられます。

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