銀婚式
先日BUMP OF CHICKENのライブに行ってきました。約2年8ヶ月ぶり。私は1日目のチケットが運良く当たったため彼らの音楽を生で聴くことができました。長かったなあ。25周年のお祝いのはずが、2月には開催が延期になってしまってもう26周年になってしまった(笑)それでも彼らの銀婚式を一緒に祝えることが嬉しかったです。
はじまりはアカシア、絶対にアカシア始まりだろうな〜と予測していたけれどやはり美しいOPでした。キラキラとした音とともに光の粒になって消えてしまいそうだった。正直感情が昂りすぎて4人の姿は全然見えないような席だったけれど藤くんが歌う前から涙が止まりませんでした。
コロナ禍でのライブということを忘れていて、我々観客が普段歌っているところがぽっかりと空いてしまっていることに驚きました。その後のMCで藤くんが「君らの席は空けたままにしておくから」って言ってくれてなんだかものすごくグッと来てしまったなあ。いつもいつもリスナーのことを考えてくれる藤くん。本当に好きだ、この人たちが好きだって思いが溢れて破裂しそうだった。
周年記念ライブらしく、様々なアルバムから1曲ずつ選んでくれたセットリスト。初めてライブで聴けた曲、何度も口ずさんだ曲、普段演らないような曲、ライブ出来なかったここ2年半分お腹いっぱい聴かせてくれました。
残念だったのはチャマのMCが無かったこと。わたしたちに謝らなくていいのに。ここにいる人はあなたのことを少なからず許せない人間たちではないでしょう、と思いました。謝罪する彼の姿に思わず悲しくなってしまった、私たちは変わらないBUMP OF CHICKENが観たくてここに来たんだよ、チャマ。代わりに奮闘するヒロは小学生並みの語彙力でグダグダのMCだったし(笑)それはそれで良かったのだけど、やっぱりハイテンションにちゃまにMCしてほしかったなあ。
1日目が終わってすぐ、セットリストのプレイリストが公式から出て「これ絶対2日目セトリ全然違うんじゃない??」と友人たちと話していました。
私がBUMP OF CHICKENを好きになったのは中学2年生でよく聴いていたアルバムはジュピター・オービタルピリオド・ユグドラシル。多感な時期だったのでその中でもとりわけ才悩人応援歌という曲が好きでした。今も変わらずですが。多分今後ライブで演ることなんてないだろうなと思って冗談で2日目の開演前に「今日もし演ったらわたし死んじゃうかも(笑)」なんて話していました。
まさか本当に演るなんて思わないじゃん。
たしかに1日目の満足感は高く、素晴らしいライブだったはずなのに1日目のライブに行けた嬉しさよりも2日目のライブに行けなかった悔しさが勝ってしまっていました。悔しい、悲しい、羨ましい。いつも自分が行けなかったライブはセトリを見てじたばたしているけど、今回ばかりは本当に悔しい。あ〜なんで1日目と逆じゃなかったのかな、わたしも聴きたかった。
昔の曲だからって恥ずかしがらないでまた演ってくれる?藤原基央。私のいる場所でまた歌ってくれる?あなたの考え方が好き、あなたの歌声が好き、あなたのつくる曲が好き。こんな抱えきれない感情をくれてありがとう。
どうしようもなく好きだよBUMP OF CHICKEN。だからこれからも私たちの空席を残しておいてね。