状況と内容 - 宣伝ツイートで気を付ける事 (内容編)

どうも初めまして。ぼぶそんと申します。
今回は自分がTwitterで宣伝ツイートを作成・投稿する際に気を付けてることをまとめてみました。
基本的な内容ばかりになると思いますがご一読いただけると幸いです。

私の実績としては、きぞは工房というジャグリング道具の制作サークルにてプロデュースや文章周りを5年担当していました。

ここ2年は世相の影響もあり大きな活動ができておらず、これまでの知見を忘れぬよう書き留めた上で他の人の意見や知識が聞きたいと思い筆を執った次第です。

それでは、よろしくお願い致します。

※注意点:この知見はジャグリング界隈のユーザー層をもとに学んで極力一般化したものです。ジャグリング界隈のユーザー層は大学生主体&社会人20代~30代が中心です。ここを意識しすぎた内容が残っていたらすみません。

■ツイートする目的

そもそもツイートする目的は何か。
ここでは対象ユーザーの目に多く留まる事と定義します。

拡散・リンク踏み・動画や画像閲覧が目的であっても、まずは多くの人の目に留まらないと始まりません。
その上で目に留まるために必要な行動を2つ定義します。

・目に留まる状況をつくる
・目に留まる内容をつくる

今回は「内容をつくる」について説明してゆきます。

「状況をつくる」については前回の記事をご覧ください。

■目に留まる内容をつくる

状況を作り対象ユーザーの視界に入るようになれば、次にこだわるのはツイートの内容です。

注力個所は、画像・行数・文字・文頭と文末・リンク文字です。
多いので1つずつ解説してゆきます。

あとイメージを膨らませるために、例としてお恥ずかしながら自身のイベント宣伝ツイートを置いておきます。

・画像

広い面積で内容をアピールできるのでかなり興味を引くことができます。
画像の構成はそれだけで1つの知識体系になりますので簡単な方法だけ触れることにします。

画像は一目見て印象が1つ残るようにしましょう。
アイコンがあるなら画像内で一番大きく表示させる。アイコンが無いならシルエットが印象的な図形を配置する。象徴的な1色の面積を増やす。
デザインが出来なくてもこの3つの内1つをやるだけである程度は様になると思います。あと、「色温度をそろえる」「補色」「70:25:5の法則」を理解しておくだけでも様になると思います。

画像に入れる見出し文字のフォントサイズはサムネイル表示で横幅7文字くらいが目安です。タイムラインのサムネイル表示の真ん中に目線を置いて、無理なく一瞬で文字の全容が把握できるサイズと文字数にしましょう。
文字を読む行為は相当ストレスがかかります。画像内にイベント詳細を書く場合はフォントサイズを印象付け用よりもかなり小さくし、情報として用意した読む用の文字のとして区別しましょう。

・行数

3を意識しましょう。

人間は、3を「十分な値」と認識する性質があります。
例えば、相手を説得する際に3つ理由があると納得してくれる可能性が高くなるのです。逆に、1つだと理由が不十分とされ、5つだと多すぎてよくわからない判断されてしまいます。

これをツイートの文字組に当てはめると、つかみの文章は必ず2行以下するとよいことがわかります。3行だと十分な量となり読みごたえが出てしまい、パッと見て全容を認識するのが難しくなるためです。

同じ理由で、ツイート内の段落数も極力3個に抑えると良いです。
とはいえ、こっちはそこまで重要じゃありません。各段落が認識しやすければ支障は少ないからです。

・文字

文字のストレスを意識してみましょう。

具体的には、漢字ばかりの文章は読み飛ばされ、ひらがな・カタカナばかりの文章はひっかかりが無く印象に残りません。
漢字・数字・アルファベット・記号はストレスが高く、存在を認識しやすいので視点を引き付けますが読むのに集中力が要るので途中で離れようとしてします。
ひらがな・カタカナ・空白はストレスが低く、存在が希薄で視点を引き付けづらいのですが読むのに集中力が要らないので読んでもらえます。
理想は、両者を適切に混ぜ合わせて目を引き付けるが集中力を過度に消費しない文章を作り上げることです。

ここで役立つのが「漢字をひらく」という概念です。
漢字をひらく、とは漢字で書ける文字を意図してひらがなに置き換えることです。文章のなかにある漢字の密度がさがり読みやすい文章に仕上がります。調べるとたくさん情報が出てくるので是非つかってみてください。

ちなみに、文字のストレスを簡単に調整する反則技が2つあります。
文字をデカくするのと、ストレスの異なる文字で囲う、です。
文字をデカくするのはTwitterだと画像内でしか使えませんが、囲うのは高ストレスな文章を1行にするだけで簡単に実現できます。上下にストレスが低い空白が並ぶためです。

絵文字は極力使わない方が良いと思います。
1文字で色合いや図形としての情報量が多く、視点の調整が難しいためです。

・文頭と文末

文頭と文末はストレスの影響を受けにくいです。
また印象に残りやすい部分でもあるので気をつけましょう。

文頭は最初に視点止まる場所であり集中力も十分にある状態なのでストレスが高くても読んでくれます。ツイートの最初の文頭ならなおさらです。宣伝の目的や題名はオリジナルの単語であったり高ストレスな単語であることが多いので、ツイートの一番先頭に主題や目的を持ってきて無理やりにでも印象つけましょう。

また、文末の単語も読んでくれます。
文末の単語は文法上、相手に促したい行動やツイート主の意思が書かれることが多いです。「申請ください」「お願いします」「参加してね」など。
読後感に影響して相手のその後の行動にも関わるので、文末、特にツイート文の最後は丁寧にして好印象にしましょう。
それだけで反応は変わるはずです。

逆に、文末を命令口調にすると悪印象が相手に残ります。
ツイッターで「○○を見てね!見ろ!」という畳みかける構文をよく見ますがこれは最悪です。途中の文章が読まれないまま文末の「見ろ!」という命令口調だけを意識してしまい悪印象で終わってしまいます。

似たところで、文末に顔文字や!を大量につけるのもおススメしません。
「見てね(*゚∀゚*)(*゚∀゚*)」「見てね!!!!!!!!」など。
文末と最後の単語が遠くなってしまい、文章で与える印象が薄くなってしまいます。悪印象ではありませんが促したい行動や意思が伝わり切らずに終わってしまいます。

文頭と文末はこのように印象に強くかかわるものですが、さらに改行や段落わけで増やすことができます。
強い印象を残すことが可能になりますが、同時に文章全体のストレスも上がるので適切に利用しましょう。

・リンク文字

ハッシュタグとリンクURLを総称したものです。

リンク文字はTwitterで唯一文字色が付けられる方法です。視点をかなり奪います。リンク文字はよっぽど気にしてほしい内容でない限り使わない方が無難です。離れた場所に複数置いたりすると完全に視点が迷子になり文章を読む妨げになります。

リンク文字を置く際は視点を奪う要素に隣接させましょう。
ツイートの最後に置いて画像に隣接させる。ストレスが強い記号や文字を隣り合わせる、などをすると視点の奪い方がマイルドになります。

主題から少し外れますが、ハッシュタグをつける際は次の事に気を付けています。
・目で見てコピーできる内容にする
ハッシュタグを選択コピぺする人は希少。手入力コピーが面倒、読み間違い・覚え間違い・入力ミスが発生しにくい内容にする
・目的を決める
ハッシュタグの効果は3つかと。情報のタグ付け。ハッシュタグによるタイムラインの形成。行動の促し。相互に関係しているものの、どの行動が一番取って欲しいのか考えて、ユーザーがその行動をとるよう促す文面でハッシュタグにする
・既存のものと被ってないか確認
Twitterの検索窓に入れて検索しても同種が見つからないこと。文面が単語に近い場合は単語としても検索してみて被ってないか確認する。

■おわりに

この記事を書くきっかけになったのは、Twitterのコツで検索するとインフルエンサー向けの日常も含めた運用方法ばかりが出てきたからです。
もっと実用的な知識や技術に絞ったものが欲しい、と自分が思ったなら他の人も欲しいのでは?という気持ちで書いてみました。
頭の中に入れていて活用できているつもりの知識でも、いざ書き出してみると守れてなかったり新たな気付きがあって楽しかったです。

この記事を読んだ方へ。
役に立った、もっといい方法がある、等の返答を頂けますと幸いです。
正直、ここに書ききれてない内容もあるしそれを記事化するあてもない状態なので…。
そしてこういった、プログラム的ではないけど技術?みたいな知識を記事化して共有頂けると嬉しいです。

以上、ご一読ありがとうございました。

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