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【10pt】各クラスの考察と構築のポイントについて 第2回

前稿では10ptフォーマットの構築について軽く解説しました。
ここからはそれぞれクラスの立ち位置や各種アーキタイプのポイントについて書きます。
あくまで個人の見解です。ご意見ください。また、構築の画像はチームMrdのメンバーのもので、最新の構築ではありません。

エルフ

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■茨とフェアリー並べるだけで強い 6TリノOTKも
構築の主軸となるブロンズ・シルバーカードがとても優秀。特に《茨の森》と《妖精の調べ》がものすごく強力。【アグロエルフ】ではダメージソースの《イピリア》がブロンズカード。
また、新旧【リノセウス】デッキ於いてのキーカードとなる《対空射撃》、《自然の導き》、《ダンジョンフェアリー》等のバウンス札は軒並みブロンズカード。《バッタの指揮者》や《ざわめく森》(これらもブロンズ)でリノセウスのサーチが可能。《クロスコンビネーション》が地味に仕事をする。

ロイヤル

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■何をやっても強くならない
構築の核となるパワーカードがどれもレジェンドカードのうえ、ブロンズカードが貧弱すぎるため10pt環境では苦しい立ち位置。
辛うじて《旅ガエル》が優秀なブロンズカードなので、【潜伏ロイヤル】に活路があるか。
【フェイスロイヤル】に於いてはフィニッシャーの《レヴィオンセイバー・アルベール》を安定して確定サーチする方法が少なく(むしろ無い)、さらにはリソース回復カードも乏しい。
もしかしたら《援護射撃》や《兵士の誓い》といった置物系で戦った方がいいかもしれないまである。
載せられる構築の画像も無し!強い構築あったら寧ろ教えて欲しいくらい……誰かロイヤルを救ってくれ!!!頼むよォ!!!

ウィッチ

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■10pt環境最強クラス
【魔道具専門店】、【スペルウィッチ】、【土ウィッチ】等、ありとあらゆるアーキタイプで強く戦える。エルフ同様ブロンズ・シルバーカードがとても優秀且つリソース確保も容易。
《幻惑の奇術師》がえげつない。気持ちよくなりたいなら【土ウィッチ】一択。苦手な横並べも自己紹介すれば解決。でも瞬間的な火力は【スペルウィッチ】の方が出る。
実は【自然ウィッチ】も強く、7Tライリーが普通に出る。同様に【魔道具専門店】も7TでOTKできるが、どちらも動きが読まれやすい。
安くて強い。ウィッチは本当にオススメ。

ドラゴン

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■多分強い
多分強い、はず。【ランプドラゴン】もしくは【フェイスドラゴン】で戦えると思う。
このクラスに関してはMrdでも試行回数が少なく、 未開拓。画像はMrd所属ふるーちぇたかのパチドラ。
ブロンズカードに《ドラゴサモナー》、《大鎌の竜騎》、《ドラゴンナイト・アイラ》等。シルバーカードに《オルカの大渦》、《水鱗の猛者》、《竜の渓谷》等があり、カードパワーは十分に思える。また、ゴールドカードの《侮蔑の使者》から出るバーストダメージや、《ポセイドン》が出るだけで最悪死ぬので10pt環境だとケア必須。
個人的には《原初の竜使い》に可能性を感じている。

※追記2/13 強クラスでした(次回で解説)

ネクロマンサー

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■どちらかというと弱クラスだが、酒呑童子でなんとかしたい
ULCの新要素【妖怪】ギミックで元から豊富だったリソース確保性能がさらに向上、特に《百鬼夜行》はネクロマンスを貯めながらハンドにアドを得る超高性能のブロンズカード。
このクラスはロイヤル同様、ブロンズカードのパワーが低かったが、《酒呑童子》の登場で烏合の衆がグッドスタッフ化した。
実は《座敷童》で消滅を手に入れている。《よろめく不使者》や《幻惑の奇術師》を安全に処理できるようになった。
デッキを調整して《死神の手帳》を使う等で10pt環境下でも【力比べダークアリス】を成立させることも可能。

ヴァンパイア

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■アグロ性能は最速・最強 自傷コンボに寄せるのもアリ
1コスト〜3コストのカードの殺意が群を抜いて高め。【アグロヴァンパイア】では最序盤からハンドを減らして戦う癖に、《ヴァンパイアシーカー・ユナ》で何故かリソースが元に戻る。
10ptでは性質上、直接召喚がものすごく強いので、3T《フラウロス》の直接召喚でゲームエンドすることも。悔しいでしょうね。
自傷ギミックは能動的に復讐に入ることができる手段のひとつ。【復讐ヴァンパイア】は間違いなく強いのだが、10pt環境だと復讐になれるカードがどれも高く、残念ながら満足な構築はできない。であれば自傷で復讐に一度だけ入り《ダークジェネラル》を走らせて詰め切った方が現実的に思える。
(一応、シルバーカードの《猪突する狂戦士》で1ターンだけ復讐に入ることはできる)

ビショップ

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■クルトは10pt環境最強カード
後手4クルトで相手は死ぬ。
10ptではアミュレットを除去する手段が限られており、《天狐の社》や《エイラの祈祷》は一度置くと仕事をし続ける。また、《タリスマンシスター》でアミュレットをサーチする手段もある。
《幻惑の奇術師》等の強力なラストワード効果をメタれる消滅保持クラス。
ブロンズ・シルバーカードのパワーに比べて、ゴールドカードの性能が異常に高いというより馬鹿。《穢れた聖杯》はゴールドカードで8コストと重いが、現状唯一複数枚の【アポカリプスデッキ】カードにアクセスできる。
10pt環境でもアーキタイプはコントロール寄りだが、疾走軸も存在する。

ネメシス

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■全体的に性能が高い
《重力の柔術士》はもちろん10pt環境では無理なく3枚投入できる。
シルバーカードの性能が非常に高く、アミュレットを比較的低コストで処理できる《パペットボックス》、《暗雲の巫女・ルネス》や《ブーストキッカー》は言わずもがな。《人形遣いの糸》も強力だが、何よりも《外界からの侵略者・バジリス》は何でシルバーカードなのか分からないくらい凶悪。
《操り人形》や各種アーティファクトで盤面を有利に戦えて、フィニッシャーの《復讐の人形遣い・ノア》はこれもまた何故かシルバーカード。ブロンズカードの《エンキドゥ》から《ギルガメッシュ》を持ってきて打点の底上げも狙える。
攻守共に恵まれている印象、2Pick最強のクラスが10ptで弱いはずがなかった。
ビショップ同様消滅保持クラスでもある。

※追記2/14 弱クラスでした(次回で解説)

構築のポイント

ここまで各クラスを考察しました。ここからは全体的な構築のポイントを書きます。

■必殺が強い
10ptでは顕著に「処置できないスタッツのフォロワーが出る」ことがあるように感じています。必殺フォロワーを用意しましょう。

■アミュレットが強い
ビショップの項目でも触れましたが、《熾天使の剣》等のアミュレットを除去できる汎用札がゴールドカードの都合上、アミュレットは仕事をし続けられます。
逆に、《デビルフラワー》や《カニバルフラワー》のような安くアミュレット除去できるカードを使えるのであれば、積極的に採用するべきだと思います。

■直接召喚が強い
単純にボードに1アド取れます。現在15種あります。
デッキに枚数が積めないゴールド以上の強力なカードが多いので(《アポロン》はまあ置いておいて)使えるなら狙ってみましょう。

■専用構築が強い
通常の構築の強い動きを真似るために代用カードを入れたデッキは結局パワーが落ちる場合があります。
言い方が悪いですが変態構築が息ができるということ、構築を考えて練る時間も楽しいです。


長々と書きましたが大体こんな感じです。
次回の対戦会は2月11日(火祝)何とクラス被り無しBO3で4人チーム制!全クラスが出揃います!マジでロイヤル何とかしなきゃ……

以上!
んじゃまた。


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