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宇都宮けんじ氏と小池ゆりこ氏の政策の比較

東京都知事選挙の選挙運動期間に入っています。
2020年7月5日に投開票です。

さて、山本太郎氏の事ばかり書いても仕方ありませんから、
宇都宮けんじさんと小池ゆりこさんの政策を比較してみたいと思います。


宇都宮けんじ氏
http://utsunomiyakenji.com/policy
小池ゆりこ氏
https://www.yuriko.or.jp/policy

具体度から言えば、宇都宮氏が遙かに上回っています。
なにせ、彼は6年間都議会を傍聴してきたのです。
新しい東京を作りたくて、地味に積み上げてきました。

1.感染症対策について


小池ゆりこ氏

https://www.yuriko.or.jp/policy#seisaku01-1
宇都宮けんじ氏
http://utsunomiyakenji.com/policy/covid19-01
http://utsunomiyakenji.com/policy/covid19-02

両氏とも、医療体制の充実、検査態勢の充実を上げています。
検査態勢を充実させるためには保健所の充実は欠かせません。
宇都宮氏はそれを公約に掲げています。
小池氏は、これまでやってきたことをさらにやり抜く所存のようです。


事実、感染症拡大防止対策はほぼ成功していると思います。

(この文 2020年6月28日追記)


しかし、都立病院を独立行政法人化するのはいただけないです。
こんなことをしたら、感染症対策機能が弱まるんじゃないかと思います。
公立病院が感染症対策の基幹病院になったことは明白です。
私立病院より、やはり公立病院は行政機関でもありますから、
対策がやりやすいです。このような新自由主義=ネオリベな政策はやめるべきです。
保健所を減らしたせいで、保健所がコロナ禍で疲弊したのと一緒のことになると思います。


また、コロナ禍でズタズタになった都民の生活対策については、宇都宮氏の方が断然充実しています。
小池氏は成長を謳っていますが、肝心の生活を建て直す支援がなければ、絵に描いた餅です。小池氏の
支援法は宇都宮氏より強者寄りだと思います。
民の傷を癒やす手伝いをしてこそ、成長ができるというのに、片手落ちなんですね。

(以下の部分、2020年6月24日追記)

ライブハウスをはじめとしたコロナウィルス感染拡大で生活が苦しくなった人たちが集まり、政治で何とかしようとしている人たちが作っているプロジェクト「Save Our Space」が小池ゆりこ氏、宇都宮けんじ氏、小野泰輔氏、山本太郎氏にアンケートをしています。どの設問も、いま、喫緊の政治課題です。小池氏と宇都宮氏では宇都宮氏の方が真摯に質問に答えているように見えます。皆さんも一回お確かめください。

(2020年6月24日追記分ここまで)

(2020年6月25日追記)

確かに、第一波、第二波がやってきたことについての小池都知事のクラスター対策は成功しました。しかし、感染症対策は諸刃の剣です。医療体制や、経済状況、都民生活を傷つけました。その中で、新自由主義的な政策は厳禁です。社会が感染症対策の諸刃の剣に耐えられなくなります。「自衛」だけでは生活は守れません。

(2020年6月25日追記ぶんここまで)

(2020年6月26日追記)

小池氏の政策はいわゆる自己責任論じゃないですか?自己責任論はコロナ禍で弱さを見せたのではないでしょうか?自衛だけではマジで生活を守れない。宇都宮氏みたいに基金を取り崩して補償とかをしなければならないと思います。

(2020年6月26日追記分ここまで)

(2020年6月27日追記)

新自由主義は弱肉強食です。人間社会はそうであってはならないです。

小池氏の政策は稼げないものは生きられないと言っているのと同じだと思います。
(2020年7月1日追記)
宇都宮氏が政策の財源を提示しました。

この方が「15兆円都債」より、知事の権限で可能です。宇都宮氏なら、議会と折り合いをつけてやれそうな気もします。

2.都民の生活全般に関して


小池ゆり子氏、宇都宮けんじ氏の両氏とも、働きやすい社会にしたいことは理解できます。
https://www.yuriko.or.jp/policy#seisaku02-1
https://www.yuriko.or.jp/policy#seisaku01-2
小池ゆりこ氏の中で買いたいのは「カスタマーハラスメント対策の強化」
です。いわゆるお客さんによる、店員さんへのハラスメントは問題です。極めて深刻な問題です。
ただ、具体度は低いと言わざるを得ない。全体的にもそうです。

http://utsunomiyakenji.com/policy/important01
http://utsunomiyakenji.com/policy/important04

宇都宮氏の政策は具体度が非常にあります。
それを支えているのは「人権」です。人権を尊重するという当たり前のことをやろうとしている。
”多くの障がいのある人たちは、きわめて低い所得水準を強いられ、生活保護や障害年金の基準引き下げによって、
さらに貧困なくらしや家族への依存が強められています。
生活保護基準の引き下げに反対し、障害年金の抜本的な改革を国に強く求めていきます。”
を私は買いたいですね。
これは後述の差別についてにもつながります。


3.差別について


小池ゆりこ氏
https://www.yuriko.or.jp/policy#seisaku02-3
小池ゆりこ氏は多様な生き方の尊重としたふわっとした物で、
公約をまとめています。
http://utsunomiyakenji.com/policy/important01
宇都宮氏は具体度が違います。
”差別を煽るヘイト・スピーチは東京の恥です。厳しい姿勢で望みます。都知事自らカウンター・アクションに立ちます。”
はすごく買いたいですね。

それと、小池知事はこのような差別・虐殺の歴史を否定する極右集団に対して極めて甘い態度をとっています。
極めて問題と言わざるを得ません。詳しくはこの署名の概要欄をご覧ください。
「小池百合子さん、差別をやめて関東大震災で虐殺された朝鮮人の追悼式典に横網町公園を使わせてください!」
http://chng.it/Y4HD6jV5ZJ

(2020年6月28日追記)

小池都知事は、差別で悪名高い在特会とも関係の深い「そよ風」の後援会でマイクを握って登壇しています。極右とも親しいのです。そよ風は先述の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典に嫌がらせを続けている団体でもあります。

歴史修正主義ヘイト団体「そよ風」

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昨日の討論会でもそれが問われたのですが、虐殺を無視する発言をしました。もちろん許されない行為です。


4.将来の「東京像」について

宇都宮氏はどんな人でもそれなりに暮らせる東京を、小池氏はとにかく成長できる東京を
を目指していると思います。それをもっと理解するために5番です。

5.政策論争をしてほしい


テレビ討論をリモートでもいいのでやってほしいです。
政策論争を見たいです。特に小池氏と宇都宮氏の政策論争が見たいです。
このままだと政策があまり語られない選挙になってしまうと思います。

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