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結婚の季節

結婚式、結婚パーティ、ハネムーン、全部終わりました!!うおおお~!!!!!

2017年6月、私は入籍した。

2017年7月、同居開始。色々とあったような平穏だったような。

今まで呑気で優雅な実家暮らしだったので、家事やら家具やらに追われて自分の時間が一気になくなり、最初の2ヶ月ぐらいは毎週棚を組み立てていた気がする。仕事から帰ってからの時間が忙しなく、夫が「何かムカつく」のである。実際に「何かムカつく」と言いながら泣いた日もあった。

いや、ムカつくことももちろんあった。ペットボトルやらお菓子の食べカス、ゴミが放置され、夫の後を付いてゴミ拾いをする日々に「これが結婚…?」と宙を見つめたりした。でも私が噴火した後に、文句ひとつ言わず火山灰を掃いて回ってくれたのは夫だった。

今は随分と落ち着いて「それぞれの得意分野で不得意分野を補って行きましょう」って関係になっていると思う。実際、夫は得意分野が私より広く、むしろ「何も言ってこないけど大丈夫かな」と思うこともある。夫婦は急にはなれないけど、時間をかけてなることは出来ると、1年やってみてようやく思えます。

2017年11月、「結婚式するならいい加減動け」と檄を飛ばされる。分かる~!

母より、せめて入籍から一年以内にしろとのこと。ですよね〜!

それぞれの希望を確認したところ、速攻で食い違う。
私は京都の神社で神前式、夫は神戸の異人館でウェディング。マジか…めっちゃ乙女やん…と思ったけど、夫はもともと花と鳥と歌を愛するロマンティックな男性なのでした。

一応両方見学に行ったけど、私がドレス着たくない欲を半ギレ半泣きで主張したのと、京都でとてもいいプランナーさんに会えたのとで、京都の今宮神社で5月に挙式を行うことに。ギリ一年以内。これでお母さんに怒られないぞ。これが決まったのが2018年1月。

パーティは付き合いの長い杉本くん・さとこ夫妻に相談して、HOPKENを貸し切りで使わせていただくことに。思い入れのある場所でやりたかったので、招待人数もここのキャパに合わせる。それにより誘いたいけど誘えない人がいたり、調整に苦しんでギリギリになって声をかけたり、一時こじれてもいない人間関係に勝手に一人で悩んだりしたけど、判断は間違ってなかった。HOPKENは最高。

話を戻して2018年1月、ハネムーン旅行はいいとこ行こうぜ!

私の熱烈な希望でハネムーンはアイスランドに決定。みなさんお気付きかもしれませんが、基本、夫が私の希望に沿ってくれてますねぇ。本当ありがたいですねぇ。しかし

・式の計画→プランナーが私の友人紹介なので私担当
・パーティの計画→ほとんど私の友人協力なので私担当
・アイスランド旅行計画→私の希望なので私担当

で、あれ…これ…忙しすぎて全部終わった頃には私爆死してない?
私の我の強さによる因果応報なのですが、これから長い夫婦生活、新婦が爆死してしまっては仕方がない。

・式の計画→その時々で分担
・パーティの計画→私がメインで仕切る
・アイスランド旅行計画→夫がメインで仕切る

にしてもらいました。
後々響いて来ると思うので、託せる部分は託した方がいいです。託せない人とは結婚できないなって心底思いました。

あと、衣装合わせも1月にしました。
神社で挙式と言えば白無垢ですが、やばいぐらい似合わなかったです。ちなみに年末に一応ウェディングドレスの試着もしましたが、これもやばいぐらいに合わなかったです。ウェディングも白無垢も女性を美しく見せるって言うでしょ?あれ全員じゃないから。

という訳で色打掛にしたのですが、淡い色にしたかったけどこれまた軒並みに合わなかったです。唯一「これ似合うな…?」と思ったのが、朱色の地に金色の馬車、扇子、鶴、その他めでたいもの全部の刺繍が入ったド派手な色打掛のみでした。貸衣装屋のスタッフさんの、その色打掛を合わせた時の「551のある時」と、私が淡い色を着た時の「ない時」の差がすごかった。

2018年2月~6月、記憶がない。

えーと、あれ…?忙しかった…なぁ…何にそんなに?
式の準備はこまごまとしたことですね…節約のために印刷物を自分で作ったのですが、地味に時間がかかって「節約ってなに?食べれるの?」って感じでした。でもこういう細かい印刷物が自分らしい結婚式に繋がった気もします。

改めて2018年5月、京都の今宮神社にて挙式。

カンカン照りの日と雨の日に挟まれた、涼しくてほどよく雲がかかった素晴らしい天候の5月20日。天気一つで「私は神に祝福されている!」と思いました。

年末、挙式会場探しのために神社巡りをしている最中に腹痛で駆け込んだカフェでついでに休憩して、ネット検索で見つけてその足で行った神社が「今宮神社」でした。すっかり夜だったので人も明かりも少なくシンとしていたけど、どこか祝祭感のある雰囲気がすごく気に入って、ここでセッティングしてもらったのでした。挙式当日に完璧な天候になったことが、私の神社への片思いへの回答な気がして嬉しかった。

挙式までの待ち時間は待合室で親戚だけで過ごすのですが、緊張している私をよそにいつもとテンションが変わらない親族に安心。親族に恵まれてるってことは、生まれて最初から恵まれてるってことだね。もちろん招待できなかった親族も含めて。

挙式中、用意されたイスにしっかりと腰掛けれず(深く腰掛けるとひっくり返りそう)、ずっと腹筋を震わせながら、目の前の神様に「神様、もう少しだけ…」と祈っていました。雅楽の演奏も私はカセットテープでいい派だったけど、夫の唯一の主張「オプション料金払ってでも生演奏がいい」に乗っかって良かった。なかなか体験できないような空間で式を挙げられたのはいい思い出になっている。

神社には友達がたくさん来てくれてて本当に嬉しかった。めっちゃほぐれた!ありがとう〜

挙式の後は京都駅近くのホテル地下にある鉄板焼き屋さんで披露お食事会を。鉄板焼きと言うと「え…?」て言われがちですが、雰囲気的には料亭です。

お互いの家族と近くに住む親族だけのこじんまりとした会。
両家が上手いこと会話してくれるかちょっと心配してたのですが、うちの親族は乾杯の後オカルト話(どこそこの海は出るとか)で盛り上がってました。うちの親族かよ!
そのうちお酌で軽く交流して、酒飲みの義父が水嶋家(ほぼ酒飲み)の方に来て盛り上がってくれているようで安心しました。

挙式はプランナーさん、カメラマンさん、メイクさんに言われるがままに行動してたけど、すごくいいチームで、一日一緒に過ごしただけだけど圧倒的信頼感でした。誰かのハレの日を作れるのは、眩しい仕事だなぁと思います。

2018年6月、自主企画(結婚パーティ)開催

なすがままに…なすがままに…レリビー…な挙式とは打って変わって、結婚パーティは完全に夫婦メイド。というかほぼ私メイドです。

HOPKENでやるなら絶対ライブは入れたい。となればなつめがやってくれたら、私はもちろん夫も喜ぶだろうな~と。私にとっては東京にいた頃からの飲み友達だったし、もちろんミュージシャンとしてもファンだし。夫は元々シャムキャッツを好きだったので、一回目の殺伐としたデートの中で救いの話題でもあった(終盤に夫の天然が開花してくれたから今があります)。
という流れからこの妄想は前々からしていたので、秒で快諾してくれた時はとても嬉しかった。

リクエストにも応えてくれて、でもリクエストじゃない最後の曲がす~~~げ~~~良かった。家族の宝物がひとつ増えた瞬間。ライヴ後は「おらが結婚式に本物が来てくれた」感で満たされました。
なつめも東京の頃の友達も私のしょっぱい時代をよく知っているので「良かったね~!」「あの頃は行き詰まってたよね〜!」と言って「いやほんと、マジでそう」と思いました。うん、良かったと思う。

もう一人、大学時代からの大切なお友達こと、内田香織さんこと、かおりんにも歌をお願いしました。こちらも快諾!本当にありがてぇ…

かおりんとは大学最後の一年で急にたくさん話すようになって、上京して歌を本気でやりたいという彼女に、自分も色々とごまかしてはいけないなぁと思ったのをよく覚えてます。その後私も東京へ出て、会って話しては「金も時間も無いけどもうちょい頑張るか」と思えた友達でした。

大学時代、一番騒がしい広場でかおりんがライブした時にみんながシン…と聴き入ったのを見ていたので、あの声で会場をまとめてもらおうという期待も込めて。生で一番いい席で聴くかおりんの声はやっぱり凄かった。4Dでした。

今まで友人の結婚パーティを手伝うことが多くて、大変だな~と思うことはあっても手伝いたい気持ちの方が常に上回ってるし、むしろ最高な瞬間に関わらせてくれてありがとうって思ってたのですが、いざ自分が手伝ってもらうとそれはとんでもなくありがたいことで、人生で初めて「今日が人生最良の日」と感じました。

受付、案内、司会進行、BGM、カメラマン、手作りブーケ、お花はみんなに一本ずつ持って来てもらって。すべてを私の大切な人たちに作ってもらったっていうのはすごい経験でした。
夫婦の歴代の友人が東西南北から駆けつけてくれて、手伝ってくれて、盛り上げてくれて、料理も最高に美味しくて、みんなが笑顔で、私たち笑顔で、すごいすごい!これはすごい!すご~い!て感じ。今振り返ってもあんなに眩しい一日は無い。

鏡割りセットのついでに借りたわたあめ機(このパーティで唯一の夫の強い希望)も好評のようで安心しました。夫の最後の挨拶で「二次会は婚活パーティ」と勘違いして残ってしまった私の友達もいたけど、その二次会で酔っ払ってイスから転げ落ちた私の先輩もいたけど、何でも弾いてくれるひかわさん(かおりんのサポートキーボディスト)が盛り上げてくれたり、聖闘士星矢で盛り上がったり、わぁ…何かすごい…何の話…これ…

最後に、パーティのことを1から100まで相談に乗ってくれて、色々と手配も手伝ってくれて、前日は準備も手伝ってくれて、当日も夜遅くまで手伝ってくれて、HOPKENの杉本くんには本当に感謝です。そんな杉本くんと私たち夫婦をそっと見守ってくれていたであろうさとこにも。せいちゃんにも。HOPKENこと杉本家には毎年お中元とお歳暮を送らなきゃね!

さ、アイスランド旅行記を書く前に結婚のことまとめておこうと思ったら、えらいボリュームになったぞ!ぼちぼち旅行記更新していくので、また読んでくださると幸いです。

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