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「幸せは歩いてこない」は本当だった。

勉強や仕事をマジメに頑張ってきたけど、
「幸せですか?」と聞かれても、
即答できない。

体力もあった若い頃ならまだ良かったけど、
正直「不幸」な感じがしてきた。

マジメに頑張ってきたのに、どうして!?

このようなやり切れない想いを抱いているあなた。

私も数年前まで同じ状況でした。

しかし、私は幸運にも、
そのような状況から脱することができ、
自分の「好き」を携え、
幸せと充実感を感じながら生きる生活を送っています。
※「FIRE」とか「月収〇〇桁達成!」とかではないですが。。

この記事では、そんな私が、

〇マジメに頑張ってきたのに、不幸になった理由
〇不毛な「マジメな頑張り」を避ける2つの考え方

をご紹介します。

マジメな頑張るあなたの進む方向が、
不幸から幸せへ転じるヒントになると思うので、
ぜひ、最後までお付き合いください。

【大きな勘違い】マジメに頑張ってればいつか幸せになれる?

私はずっと大きな勘違いをして生きてきました。
その勘違いとは、

自分の「幸せ」について具体的に考えて、
それを自らに取りに行かなくても、
「勉強」とか「就職」とか「仕事」といった
一般的に「やるべき」とされていることをちゃんとやっていれば、
「幸せ」は向こうからやってきてくれる、

というものです。

私はこの勘違いをベースに、
学校の勉強を頑張り、
難関と言われる大学に合格し、
多くの方が一度は名前を聞いたことのある
有名企業に入社し、仕事を頑張りました。

残業、残業の毎日を送りながら、
いつか、いつかやってくる、
「幸せ」をずっと待っていましたが、
いつまで経っても、「幸せ」はやってこず、
むしろ、不幸せが増えていっているように感じました。

そして、40を過ぎたある日、ふと思いました。

「俺の幸せって何だったんだっけ?」

その時、私は初めて、
自分が、自分の幸せについて全く考えてこなかったことに気づきました。

そもそも人は、
幸せになるために生きているのだと思いますし、
幸せになるために生きるべきだとも思うのですが、

そうだとすれば、
進学、就職、お金、人間関係などは、
全て幸せになるための手段や、
幸せの一要素であるべきなのですが、

私の場合は、
完全に手段が目的化していました。

偏差値の高い学校に入れば幸せになれる(はず)、
有名企業に入れば幸せになれる(はず)、
高い給料をもらえれば幸せになれる(はず)、
そういうコミュニティに属していれば幸せになれる(はず)、

装備を充実させることばかりに躍起になり、
肝心の旅の目的や、行き先については、
全く考えてこなかったのです。

だから、当然、どんなに頑張っても、
いつまで経っても、目的地には着きません。
だって、目的地がないんですから。。

幸せは~、歩いてこない♪、というのは本当でした。

【もっと早く知りたかった・・・】壺とパーキンソン

ここで私が最近知ったことを二つご紹介したいと思います。

一つは、壺の話。
もう一つは、パーキンソンの法則です。

壺の話

「壺の話」は、インターネット匿名掲示板の「2ちゃんねる」の開設や
動画配信サービス「ニコニコ動画」の管理人としても有名で、
現在はYouTubeやテレビでも活躍する西村博之(ひろゆき)さんが
著書『1%の努力』で紹介していた話です。

この話は、
「自分の大切なもの、大切なことの優先順位の付け方と時間の使い方」についての重要な示唆を与えてくれます。

人生は一つの壺で、生まれたと同時に、
小さな砂利や砂が注がれ始め、壺が一杯になったら、
その人の人生は終わる。

だから、人生において一番大切なもの(大きな岩)があるなら、
それを最初に壺に入れないと、
後から入れようと思っても入れられない。

要約するとこんな話です。

私は、人生において一番大切なものを探すことをせずに、
ずうっと、せっせと砂利と砂を壺に詰めていました。

それでも40でそれに気づいて、
その時、私の壺はまだ一杯にはなっていなかったので、
ギリギリで大切なものを入れることができました。

本当に幸運でした。

パーキンソンの法則

続いてはパーキンソンの法則です。
これは、英国の歴史学者・政治学者
シリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した法則で、

その第一法則は、

”仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する”

というものです。

これを聞いて、私は、
私の人生そのものだ、と思いました。

自分の幸せについて考えてこなかった私には、
当然「完成」などなく、

結果、装備を充実させるため行動(勉強、仕事、その他の雑務)は、
与えられた時間をすべて満たすまで膨張したのです。

40歳で、初めて自分の幸せについて具体的に考え、
ようやく自分の幸せに向かって歩む日々を送れるようになった今、
つくづく思うのは、

自分の幸せ、好きなこと、やりたいことについてしっかり考えて、
それらを確実に、自分の人生、生活に組み込まないと、
自分の人生、生活は、
たちまち、好きでもないこと、やりたくもないこと、
そして本能的欲求に埋め尽くされてしまう、、

ということです。

学校や会社などの組織は、
良くも悪くも、
その生徒や従業員の個々の意向とは関係なく、
その生徒や従業員が、
その組織にとってプラスとなる行動をとることを望みます。

具体的には、
偏差値の高い大学への合格であったり、
高い営業成績、作業能率、ビジネススキルの獲得であったりで、
要求されるものに際限はありません。

時には家族からも、
同じようなプレッシャーを感じることもあると思います。

しかも厄介なのは、
その要求に応えると、褒められるというところです。
褒められて良い気のしない人はいません。

しかしこれらが、
「壺の話」で言うところの、
あなたの「大きな岩」であるなら問題ないのですが、
そうでないなら、どんなに褒められても、
これらは、
あなたにとって、小さな砂利や砂でしかありません。

壺はそれらでどんどん埋まっていきます。

更にパーキンソンの法則と相まって、
砂利や砂が注がれるスピードと量は際限なく増えていきます。

これは誰が悪いとかそういうことではなく、
自然の法則として受け止める必要があって、
その上で、

常日頃から、自分の幸せ、好きなこと、やりたいことを明確化し、
それらを確実に、自分の人生、生活に組み込んでいくことが、
幸せな人生を送る上で、必要不可欠なんだと強く思うのです。

幸せは歩いてこないけど、不幸は四方八方からやってくる。

私は、自分の幸せについてしっかり考えることをせず、
親や、学校の先生が、
「将来のため」にやりなさい、ということに、
無目的に取り組んできました。

その取り組みは無目的であったがゆえに、
終わりがなく、
幸せどころか、徒労感だけがつのる作業でした。

あなたが、勉強や仕事をマジメに頑張ってきたけど、
「幸せですか?」と聞かれても、
即答できない。

体力もあった若い頃ならまだ良かったけど、
正直「不幸」な感じがしてきた。

マジメに頑張ってきたのに、どうして!?

このようなやり切れない想いを抱いているのだとしたら、
ひょっとしたら、あなたは、
あなたの壺に、大きな岩を入れることなく、
せっせと小さな砂利と砂を入れているだけなのかもしれません。

雑務は、パーキンソンの法則に従い、
あなたの寿命を食い尽くすまで膨張します。

遅すぎるなんてことはありません。

今、入れられる一番大きな岩を、
あなたの壺に入れてください。

共に、幸せになりましょう。










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