平和島徹底攻略データ 【データで見る】競艇 場別データ 平和島編 #4
昨日から平和島でSGボートレースクラッシックが始まったということで、予想の参考になるように平和島についてデータで徹底的に分析していきたいと思います。
対象レースは9/4~3/12までの平和場で開催された18シリーズ全1212レースのうち不成立・中止の9レースを除く1203レースが対象です。
※6日間:13(G1:1) 5日間:3 4日間セミ:2(G1:1)
・シリーズ別配当データ
早速シリーズ毎の配当データから見ていきましょう。
この表から見て取れるように、期間全体を通して配当は全国平均よりもほとんどのシリーズで上回っており、荒れる競艇場の一つと言えるでしょう。
また万舟発生率で見ても20%を超えており、全国平均を大きく上回る数字が残っています。
2連単での配当も高いということで予想が難しい競艇場とも言えるかもしれません。
・平和島決まり手別データ
次に決まり手別データを見ていきます。
全国平均と比べると「逃げ」決着が約8%程度低く、「差し」「まくり差し」が全国平均データを大きく上回り全体でみると差しが決まりやすい傾向が見えます。
・平和島着順データ
次は平和島の艇番別・コース別の着順データを見ていきます。
まずは艇番別データから。
この図は艇番ごとの着順を平和島と全国平均を並べています。
決まり手別データでも出ていたように「逃げ」の割合が低い=1号艇の1着率も低い
ということが数字から見て取れます。そしてその分連対率も低くなっています。
そして2号艇・3号艇の1着率がその分増えるかというと1%前後しか増えておらず、外枠勢の方が上昇率は高くなっています。
特に進入コース別データの方では4・5・6の外枠勢の1着率・連対率ともに大きく全国平均を上回っています。
比較用の詳細データもあわせてみてみましょう。
開催場によっては軽視されがちな5・6コースが頻繁に連に絡んでくることがデータからは見て取れ、このあたりの数字が平和島での平均配当額を引き上げる要因になっていると考えられます。
特に外枠勢の2連対率が全国平均よりも10%以上高くなっているということは平和島攻略の際には注意が必要かもしれませんね。
・決まり手別着順データ
まずは艇番別の決まり手別着順データを見てみます。
上から平和島・全国の順で並べてみます。
艇番別決まり手着順データ_平和島
艇番別決まり手着順データ_全国
次に進入コース別の決まり手別着順データです。
同様に上から平和島・全国の順で並べてみます。
コース別決まり手着順データ_平和島
コース別決まり手着順データ_全国
上記データを分かりやすく比較するために進入コース別の割合部分のみを抽出して
並べて表にしてみました。
コース別決まり手着順比較データ
左から1着時、2着時、3着時と並べています。
・平和島の着順特徴
1着時データの特徴的な部分としては、2号艇の差し、4号艇のまくり、5号艇のまくり差しの3つです。
3号艇に関してはまくり・まくり差しも全国平均と大きな差はなく、「差し」が決まるケースが数値として上回っています。
2着時データの中では「差し」時の2号艇の2着率の高さ、外枠の高さ、「まくり」時の1号艇の2着率の高さ、6号艇の2着率の高さが見られます。
「差し」時に2-1や4-1だけでなく、3-2,4-2といった結果、また2-5,2-6といった決着になることもあるということではないでしょうか。
最後に3着時のデータの中では「まくり」時の2号艇の2着率の高さ、3号艇の3着率の高さが特徴的と言えるでしょうか。
まくられた内側の艇が3着までに残してくるというところは一般的なセオリーから少し外れてくる部分ともいえるかと思います。
このあたりの特徴が平和島での高配当を生み出している要因の一つと言えるかもしれません。
ただ以前#1でまくり時の穴狙いとして挙げた、「34-145-156」は平和島でも有効かもしれませんね。
ここに3着の内枠の強さも加味して買ってみるのもおもしろいかもしれません。
・追い風はインが強くなる、向かい風はアウトが強くなる?
次に風向き別の分析を行っていきます。
サンプル数が少ない風向きもありますが、いったんすべての風向き別の進入コースごとの着順データを並べてみます。
平和島のHPでは風向は方角では表示されておらず、
西:左横風
東:右横風
南:追い風
南西:追い風
南東:追い風
北:向かい風
北西:向かい風
北東:向かい風
無風:無風
との表記になっています。(BOAT RACEオフィシャルWEBサイトのデータでは方角表記)
そのため「向かい風」と「追い風」についてはすべてを集計したデータも4枚目にまとめています。
データを見て分かるように、「追い風」の時の1コース1着率と「向かい風」のときの1着率に大きな差があることがわかります。
これはよく言われる追い風はインが強く、向かい風はアウトが強いというのが当てはまっています。
更に風速別で切り分けて詳細を分析していきます。
・風速別詳細データ
向かい風
追い風
十分な件数があるとは言えない部分もありますが、やはり向かい風が強くなればなるほどアウトが強くなり追い風が強くなればなるほど、インが強くなるというデータになっています。
ただ向かい風でも風が弱ければイン逃げが決まる傾向にあるのは注意が必要かもしれませんね。
・「西向き」の風が吹くと荒れる?
サンプル数が多くないなかではありますが他に気になる点としては同じ追い風の中でも
「南西」の場合の1着率の低さや逆に向かい風の中での「北西」とともに西向きの風が入ると1着率の数字が下がっているのは気になるところです。
「西向き」の風が吹いているときは追い・向い問わずインを嫌ってみるのもありなのかもしれません。
※JLCの放送を見ていないと方角が分からないのがネックですが・・・。
ここに潮の満ち引きが加わることでさらに詳細な分析ができるのですが、残念ながら潮に関する情報は公式データとして入手することができなかったので今回の分析には含まれていません。ご了承ください。
・風向き別決まり手データ
最後に風向き別の決まり手データを追い風と向かい風時を比較しながら見ていきましょう。
左が追い風、右が向かい風です。
1着データでは向かい風時の特徴としてはやはり4コースまくり、5コースまくり差しが数値として高く出ています。
追い風時は4コースではなく、3コースまくりが高いです。
そして2着データでは向かい風時は5コース、追い風時は1コースが残りやすいというのが現れています。まくり狙いでも風向きによって2着を変えることが平和島攻略につながるのかもしれません。
平和島は荒れやすい競艇場であることは間違いないかもしれませんがそれでも50%近くは1号艇が勝っています。
上手く狙えるレースを見極めて平和島攻略に役立てて貰えると幸いです。
もちろんこのデータが全てではありませんし、あくまで結果としてのデータでしかなく未来を保証するものではありません。上手くデータを活用して楽しいボートレースライフをお過ごしください。
今回はこれまで、以上Mでした!
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