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レース・フォー・ザ・ギャラクシー ルール / サマリー [Race for the Galaxy]

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【ゲームの準備】

■ アクション・カード
・裏面が赤/青/緑/黄の4色あり、各色に9枚のカードがあります。
・1人1色を選んで9枚1セットを受け取ります。
■ 初期惑星
・右下に大きく左下に小さく、逆さまで赤と青の数字が書かれているものが初期惑星です。
・数字は0〜4まであり、全部で5枚です。第2版以降のものは、数字は-6〜4まであり、6枚増えて全部で11枚になっています。
・この中から各プレイヤーにランダムで1枚ずつ配ります。
・配られなかったカードは、通常のカードと混ぜて山札にします。
・各プレイヤーは自分の場に、そのカードを出します。
■ 山札
・全てのカードをシャッフルし、山札とします。
■ 初期手札
・山札から各プレイヤーに6枚ずつ配ります。
・配られた6枚から2枚を捨て、残り4枚を初期手札とします。
・右下と左上に小さく逆さまにベージュで1〜4数字が書かれているカードは、初めてのゲームの初期手札とするためのカードです。
■ 勝利点チップ
・10VP/5VP/1VPの3種類があります。
・12VPx人数分だけ用意し、残りは箱に戻します。
・スタート時の各プレイヤーのVPは0です。
■ キューブ
・自分でキューブ等を40個ほど用意するのがおすすめです。
・青/茶/緑/黄の4色だとベストですが、1色でもよいです。
・ストックとしてまとめておきます。

【カードの種類】

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・コストと同じ枚数のカードを手札から出して、プレイヤー共通の捨て札置場に裏向きに捨てます。捨てるカードは種類に関係なくどのカードでもよく、価値の高いカードでも低いカードでも1枚は1枚と数えます。

r.001のコピー

・場に出すときは、デベロップカードと同様に、手札からコストと同数のカードを捨てます。

r.001のコピー2

・自分の軍事力が防御力を上回っている場合、手札からコストを支払うことなく出せます。
・軍事惑星は征服してから移住する必要があるということです。

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・円の内側の色が生産する製品の種類を指します。青が嗜好品、茶が希少元素、緑が遺伝子、黄がエイリアンの技術です。
・青/茶/緑/黄の順番で価値が高くなります。
・灰色の惑星は生産を行いません。

r.002のコピー

・円の外側が光っているカードは生産を行いません。
・単発生産惑星は場に出た時に生産を行います。ゲームの初期惑星として出したプレイヤーは、その時に製品を置きます。

【プレイヤーの能力】

■ 軍事力
・自分の場に出ているカードの「Ⅲ」のところに赤い○の中に赤い数字で +2 のように書いてあるのが軍事力です。
・全ての軍事力を合計したものが今の自分の軍事力です。

【ゲームの進行】

1)初期手札
・最初に6枚ずつ配られた中から2枚を捨てて、残りの4枚を初期手札とします。
・最初のゲームは、推奨の初期手札があります。
・スタートプレイヤーは決める必要はありません。
2)アクションの選択
・9枚ずつ持っているアクションカードから2枚選んで裏向きにして出し、一斉に表にします。
・1回のラウンドには、Ⅰ探査、Ⅱ発展、Ⅲ移住、Ⅳ消費、Ⅴ生産の5つのフェイズがあります。
3)ラウンドの開始
・「Ⅰ探査」から順にアクションを行なっていきます。
・アクションを行なっている期間をフェイズと呼びます。
・誰かが選んだフェイズは、全員がアクションを行います。
・そのアクションを選択した本人のみ、ボーナスがあります。
・誰も選ばなかったフェイズは飛ばします。
・処理は同時に行うことができます。
4)ラウンドの終わり
・「Ⅴ生産」のフェイズが終わったらラウンドが終了します。
・ここで手札が10枚を超えていたら10枚になるように捨て札にします。
5)終了判定 
 ① 誰かが12枚以上のカードを場に出している場合
 ② 最初に用意した分のチップが尽きた場合
・上記のどちらかが達成された場合、ゲームが終了します。6)に進みます。
・そうでない場合、2)に戻り、再度アクションを選択します。手札は自動的に補充されません。
6)勝利点の計算
・場に出されたカードのVPとVPチップの得点を合計します。
・勝利点の高い方が勝者です。同点の場合、捨て札を行なった後の手札の枚数と、場の製品の個数の合計が多い方が勝者です。それも同じ場合、双方が勝者です。

【フェイズの進行】

■ Ⅰ 探査フェイズ (Explore)
◯ 基本アクション
・山札からカードを引いて手札に加えることができます。
・各プレイヤーは山札から2枚引いて、その後1枚を捨て、1枚を手札に加えます。
◯ ボーナス
・探査アクションカードは、2種類あります。
・アクションを選んだプレイヤーは、以下のボーナスを得ます。
 ① +5ボーナス
 山札から引くカードが2+5枚になります。その中から手札に1枚を加えます。
 ② +1+1ボーナス
 山札から引くカードが2+1枚になります。その中から手札に1+1枚を加えます。
■ Ⅱ 発展フェイズ (Develop)
◯ 基本アクション
・手札からデベロップカード1枚を場に出すことができます。
・カードを1枚選んで伏せて出し、一斉に表にし、それを場に出します。コストとして、菱形の中の数字分だけ手札を捨てます。
・自分の場にあるのと同名のカードは出すことができません。
◯ ボーナス
・発展アクションを選んだプレイヤーは、コストが-1されます。0以下にはなりません。
■ Ⅲ 移住フェイズ (Settle)
◯ 基本アクション
・手札から惑星カード1枚を場に出すことができます。
・カードを1枚選んで伏せて出し、一斉に表にし、それを場に出します。
・出すための条件/コストは、惑星カードの種類によって異なります。
◯ ボーナス
・移住アクションを選んだプレイヤーは、アクションを行なった後、山札から1枚引き手札に加えます。
■ Ⅳ 消費フェイズ (Consume)
◯ 基本アクション
・自分の場にある製品を消費し、手札またはVPを獲得します。
・消費は強制で、全ての製品を消費します。処理する順番は自分で決めることができます。
◯ ボーナス
・消費アクションカードは、2種類あります。
・アクションを選んだプレイヤーは、以下のボーナスを得ます。
 ① $交易ボーナス
 ・消費アクションの前に、ボーナスとして交易を行うことができます。
 ・製品を1つ売って、その交易価格と同じ枚数のカードを山札から引いて手札に加えます。
 ・交易価格は青が2、茶が3、緑が4、黄が5です。
 ・その後、通常の消費アクションを行います。
 ② VPx2ボーナス
 ・このフェイズで獲得するVPが2倍になります。
■ Ⅴ 生産フェイズ (Produce)
◯ 基本アクション
・自分の場にある惑星で、製品が生産されます。惑星の上に製品を1個置きます。
・既に製品が置かれている惑星に、2個目の製品が置かれることはありません。
・生産は自動で行われ、選択する必要はありません。
・灰色の惑星は生産を行いません。
・軍事惑星でも生産を行います。
・単発生産惑星では生産を行いません。
・菱形のデベロップカードは惑星ではないので、製品を行いません。
◯ ボーナス
・アクションを選んだプレイヤーは、場に出ているウィンドフォール惑星1つを選び、生産を行うことができます。

【カードの能力/効果】

■ 探査効果
例1.[デベロップ1の派遣軍 Expedition Force ] 目に+1のアイコン。山札から引くカードを1枚多く。探査アクションを選択したプレイヤーはボーナスとしてこのような効果を持ちますが,それとは別にカードから来る能力にも同様なものがあるのです。 
例2.[デベロップ4の研究所 Reserch Labs ] +1のカードを握っているアイコン。手札を1枚多く残す。
■ 発展効果
例1.[デベロップ1の投資信託 Investment Credits ] 菱形に-1のアイコン。デベロップを場に出すときのコストが1枚少なくなる。
■ 移住効果
例1.[デベロップ4の自己複製型ロボット Replicant Robot ] 黒い円○の中に-2。軍事でない惑星を場に出すときのコストが-2になる。
円の内部が茶色で塗られている場合は,茶色の非軍事惑星を場に出すときに効果がある。
■ 交易効果
・場に出ているカードで左の縦列の$のところのアイコンは交易のときに使うパワーです。
 例1.+1と書いたカードを握っているアイコン・・・製品を売る際に山札から1枚多く引く。
 例2.青いアイコンと+2のカードを握っている・・・青の製品を(どの惑星からでも)売ったら山札から2枚多く引く。
 例3.[ウィンドフォール惑星1の星間流浪民の住居 Star Nomad Lair ] 青いアイコンの背景がグレーの円で+1のカードを握っている・・・青の製品をこの惑星から売ったら山札から1枚多く引く。
■ 消費効果
・場のカードで縦列のⅣのところのアイコンが消費効果です。Ⅳ消費フェイズで発揮されます。
 例1.[デベロップ1の公共事業 Public Works ] 任意の製品→VP(ヘックス)1のアイコン。任意の色の製品1個を売ってVPチップ1を得る。茶色の製品が2枚描いてある場合は,茶色の製品を2個売ることを意味しています。
 例2.[惑星1の隔離世界 Secluded World ] 任意の製品→カード1を握っているアイコン。手札を1枚得ます。このとき,$交易と違って製品の色に関係なく手札1枚だけです。しかも消費アクションは強制です。黄色の製品が手札1枚になってしまうのはもったいない感じです。 VPと手札の両方を得られるアイコンもあります。
 例3.[デベロップ4の多角的経営 Diversified Economy ] 1色のカード4枚の上に3→VP3。異なる製品3つを売ってVP3。 例4.[デベロップ5の消費市場 Consumer Markets ] 青の製品×3→VP1。青の製品を最大3個まで売って,売った製品1個についてVP1を得る。このパワーは最大限まで使用しなくてはいけません。このように×3は最大3個までという意味です。
■ 生産効果
・場に出ているカードで縦列のⅤのところにあるアイコンが生産効果です。
・1色で塗られたカードはその色の製品を表します。4色に塗られたカードは任意の色の製品を表します。
・円は惑星で、ほとんどはウィンドフォール惑星です。
以下,[ ]内はカードの例です。

例1.[青の惑星2の宇宙港 Space Port ] 青の製品のアイコン。青の製品1個を生産するという意味です。
例2.[灰色の惑星2の銀河技師団 Galactic Engineers ] 任意の製品→ウィンドフォール惑星。ウィンドフォール惑星1つで製品を生産するという意味です。任意でなく色の指定があれば,その色のウィンドフォール惑星を表します。生産アクションを選んだプレイヤーはボーナスとしてウィンドフォール惑星で生産できるのでしたが,それとは別にカードの生産パワーにも同じような能力があるのです。
例3.[軍事惑星3の反乱軍地下組織 Rebel Underground ] 1のカードを握っているアイコン。生産フェイズのとき山札を1枚引いて手札に入れます。

【その他】

■ 公開情報
各プレイヤーのVPチップの点数と手札の枚数は公開情報です。
■ プレイ順
・ほとんどの場合、2人同時にプレイできます。
・しかし、ゲームの終了が近くなると順番が重要になることもあるので、その場合は、初期惑星の数字が小さいプレイヤーが先に手番を行います。
■ 山札
・山札がなくなったら、捨て札をシャッフルして山札とします。
■ VPチップが不足
・最後のラウンドでは、VPチップは必要に応じて箱から追加して獲得できます。
■ 惑星カードの小さい円
・惑星カードの左上の大きい円には小さい円が付いています。これは色の識別が難しい人の手助けとなるものです。
・円が左上に付いているのは青の惑星、右上は茶色、左下は緑です。黄色の惑星には小さい円が付いていません。
・小さい円が右下に付いているのは反乱軍で、カード名も赤で太く書いてあります。デベロップ6のVPに関係します。

【上級ルール】

■ 2人用上級者ル-ルのボーナス
・一般のルールとして,Aさんがあるアクションを選んでBさんが選ばなかった場合も,2人とも1回ずつアクションを行います。2人が同じアクションを選んだ場合も1回ずつアクションを行います。2回ではありません。
・2人用上級者ルールについて。ここで説明してきたのが2人用上級者ルールで,特徴は1ラウンドに2つのアクションを選択することです。1人が同じアクションを2つ選ぶこともできます。その場合のボーナスは次のようになります。
 ・Ⅰの探査アクションを2つ選んだプレイヤーは8枚引いて,2枚残します。
 ・AさんがⅡの発展アクションを2つ選択したら発展フェイズを2回行います。そのときBさんが発展アクションを1つだけ選択していたら,Bさんは1回目の発展フェイズでボーナスを得ます。
 ・AさんがⅢの移住アクションを2つ選択したら移住フェイズを2回行います。そのときBさん移住アクションを1つだけ選択していたら,Bさんは1回目の移住フェイズでボーナスを得ます。
 ・Ⅳの消費アクションを2つ選んだプレイヤーは製品を消費して2倍のVPを得る前に製品を1つ売らなければいけません。
 ・Ⅴの生産アクションは1つしか選べません。

世界で大人気のボードゲーム 「レースフォーザギャラクシー」のルールをまとめました。
良きボドゲライフを!

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