バラージ ルール / サマリー [Barrage]
【基本情報】
プレイ人数：1-4人
プレイ時間：60-120分
対象年齢：14歳
発売時期：2019年
テーマ：ダム×経営
メカニクス：ワーカープレイスメント/ネットワーク形成/プレイヤー別固有能力
ゲームデザイナー：トマソ・バティスタ（Tommaso Battista）/シモーネ・ルチアーニ（Simone Luciani）
【ゲームの目的】
・プレイヤーはエネルギー生産競争をしている4つの国営企業のCEOとなり、ダムと水力発電などからエネルギーを生産します。
・ゲーム終了時に最も多くの勝利点を獲得しているプレイヤーが勝者となります。
【ゲームの用語】
《マップについて》
・マップには、山岳：白、丘陵：茶、平原：緑の3つのエリアがあります。エリアの左側にシンボルもあります。
・エリアにはいくつかの盆地があり、盆地には建築スペースがあります。
・盆地同士は川で繋がっており、色付きの導管は、ダムを別の盆地の発電所に繋いでいます。
《建造物》
・プレイヤーはダム、導管、発電所の3種類の建造物を建築できます。
●ダム
・基礎1つと上部2つまでパーツからなります。
・基礎は対応するシンボルがあるスペースにのみ建築できます。
・パーツの数でダムのレベルが決まります。(レベル1〜3)
・ダムには中立と私有の2種類があり、中立はゲーム開始から終了まで残ります。
・1つのダムを複数のプレイヤーが建設することはできません。
●導管と発電所
・それぞれ1つのコマからなり、対応するシンボルがあるスペースにのみ建設できます。
《水》
・プレイヤーは水を所有せず、管理しようとします。
・水はマップ最上段の源流から、自然な流れに沿って下流へ流れていきます。
・ダムは水を貯めることができ、その量はダムのレベルと同数です。
・満水になったダムは超えた分を下流に流します。
《生産》
・エネルギーを生産するためには、発電所、水コマのあるダム、それを繋ぐ導管が必要です。
・導管はその始点にある盆地のすべてのダムと、終点にある盆地のすべての発電所を繋ぎます。
・同じ盆地にあるダムと発電所は繋がっているとはみなしません。
・生産に必要な建造物の条件は次のものです。
発電所：自分の色
ダム：自分の色か中立
導管：誰もものでも可能
・他プレイヤーの導管を使用する場合、1クレジットと水コマ1つにつき1VPを支払います。
・導管に描かれている数値は、水コマ1つが発電するエネルギー数です。
・生産で使用した水コマは、発電所から下流へと流れていきます。
【ゲームの準備】
マップ
・テーブル中央に広げます。
・シンボルがない面は上級者向きです。
ストック
・重機コマ（掘削機、コンクリートミキサー）、クレジット、水コマをマップに脇に置きます。
源流タイル
・ランダムに4枚引き、マップ上部の対応するスペースに1枚ずつ表向きで置きます。
・残りのタイルは箱に戻します。
エネルギートラック
・マップの上側に置きます。
・生産したエネルギーを記録します。
●ボーナスタイル
・ランダムに5枚引き、エネルギートラックのスペースに1枚ずつ表向きで置きます。
・最初のゲームでは、技術タイルが描かれたタイルを使用しません。
・残りのタイルは箱に戻します。
●目的タイル
・ランダムに1枚引き、エネルギートラックの右端のスペースに表向きで置きます。
・残りのタイルは箱に戻します。
管理ボード
・マップの横に置きます。
●国家契約タイル
・ランダムに「プレイ人数−1」枚引き、管理ボードの対応するスペースに置きます。
・残りのタイルは箱に戻します。
●民間契約タイル
・裏面の色別に分けてシャッフルし、管理ボードの対応するスペースに裏向きの山にして置きます。
・各山から2枚引き、表向きにして横に置きます。
・残りのタイルは箱に戻します。
中立ダム準備タイル
・裏面のシンボル別に3つの山に分けてシャッフルします。
・各山から1枚ずつ引き、示されている盆地のダム用スペースに中立ダムコマを置きます。
・それぞれのダムのレベルは、山岳はレベル1、丘陵はレベル2、平原はレベル3です。
・各ダムの後ろには水コマ1つを置きます。
・その後、すべてのタイルは箱に戻します。
特許局ボードと上級技術タイル
・初めてのゲームでは使用しません。
・特許局ボードをマップの横に置きます。
・上級技術タイルは裏面のローマ数字毎に分けてシャッフルし、ボード左側の対応するスペースに裏向きの山にして置きます。
・”1”の山からタイルを3枚引き、ボード右の対応するスペースに置きます。
《3/4人プレイ時》
・3人プレイ時には、”4”のシンボルがあるすべてのアクションスペースに、使用しない企業の技術者コマを置きます。
・4人プレイ時には、"3+"と”4”のシンボルがあるすべてのアクションスペースに、使用しない企業の技術者コマを置きます。
・どちらの場合も、右と左のどちらのスペースにも置きます。
【プレイヤーの準備】
・初めてゲームをプレイする場合、導入ゲームの準備を行います。
●企業ボード/重役タイル/初期契約タイル
・企業ボードの左側に重役タイルを置き、右側に建築ホイールを置きます。ホイールは矢印シンボルのある空いている辺が上になります。
《通常ゲーム》
・プレイ人数分の企業タイルをランダムに選んでテーブルに並べ、重役タイルをランダムに組み合わせます。
・プレイ人数分の初期契約タイルをランダムに選んでテーブルに並べます。
・プレイヤーをランダムに1人選び、そのプレイヤーは企業ボードと重役タイル、初期契約タイルを選んで取ります。
・その後は時計回りで順番に、それらを選んで取ります。
《導入ゲーム》
・次の表に従って企業ボードと重役タイルを割り当てます。
□第1プレイヤー
企業ボード：アメリカ、マーガレット・グラント(赤)
重役：ウィルヘルム・アドラー
初期契約：エネルギー3→2クレジット、2エネルギー
□第2プレイヤー
企業ボード：ドイツ、ダスラー大佐(黒)
重役：ジル・マクダウェル
初期契約：エネルギー3→2クレジット、1区画分ホイール回転
□第3プレイヤー
企業ボード：イタリア、エンリコ・オリヴィ(緑)
重役：ソロモン・P.ジョーダン
初期契約：エネルギー2→3クレジット
□第4プレイヤー
企業ボード：フランス、ジョゼフ・フォンティーヌ(白)
重役：ビクトル・フィーゼラー
初期契約：エネルギー4→2クレジット、1重機
・企業ボードに対応している初期契約タイルを受け取ります。
●企業の内容物
・企業ボードの色に対応しているすべての内容物を受け取ります。
□基礎コマx5
□上部コマx5
□導管コマx5
□発電所コマx4
□建設ホイールx1
□技術者コマx12
●手番順
・エネルギートラックの左側にあるのが手番順トラックです。
《通常ゲーム》
・プレイ順は、タイルを選んだのとは逆の順番で行います。その順番に手番順マーカーを置きます。
《導入ゲーム》
・自分の手番順に対応しているスペースに手番順マーカーを置きます。
●基本技術タイル
・通常ゲームでは、基本技術タイルのうち”?”のシンボルがあるタイルは使用しません。
●資源
・各プレイヤーは次の資源を受け取ります。
□クレジットx6
□掘削機コマx6
□コンクリートミキサーx4
・すべての建造物は企業ボードの対応するスペースに置き、資源は重役タイル上の個人サプライに置きます。技術者コマ、技術タイル、初期契約タイルは企業ボードの脇に置いておきます。
●エネルギーマーカー
・エネルギートラックのスタートスペースに、エネルギーマーカーを置きます。
・"30"のシンボルは裏にします。
●勝利点マーカー
・勝利点トラックの"10"スペースに、勝利点マーカーを置きます。
・"100"のシンボルは裏にします。
【ゲームの流れ】
・ゲームは5ラウンドに分かれています。
・各ラウンドは次の5つのフェイズからなります。
① 収入と源流
② アクション
③ 水の流れ
④ 得点計算
⑤ ラウンドの終了
・5ラウンド目の得点計算フェイズが終わると、ゲームは終了となります。
フェイズ1-収入と源流
・このフェイズは全プレイヤーが同時にプレイします。
●収入
・全プレイヤーは自分の企業ボードで発動している収入を得ます。
・収入は"!”シンボルで表され、建造物スペースにあります。
・基礎、上部、導管を建設することでボード上のコマが取り除かれ、そこから現れた分の収入を得ることになります。
・収入は2つ目、4つ目、5つ目のものを建設した際に得ます。
●源流
・源流タイル上の現在のラウンド数に対応した数の水コマを源流に置きます。
・各源流タイルには、4ラウンド分の発生する水の量が示されています。最後のラウンドは水は発生しません。
・これらの水コマは、水の流れフェイズで流れ始めます。
フェイズ2-アクション
・プレイヤーは手番順トラックの順番で手番を行います。
・手番では空いているアクションスペース1つに技術者コマを置き、対応するアクションを実行します。
・各アクションスペースには1〜3個の技術者コマを置く必要があります。
・赤枠があるアクションスペースは、技術者コマに加えて3クレジットを支払う必要があります。
・個人サプライの技術者コマやクレジットが足りない場合、そのアクションを実行することはできません。また、アクションを実行せずに技術者コマを置くこともできません。
・1アクションを実行したら手番は終わり、次のプレイヤーの手番になります。
・手番が来た際に技術者コマが1個もない場合、パスしなければなりません。
・全プレイヤーがパスをしたら、アクションフェイズが終了します。
【アクション一覧】
Ａ 建築アクション
B-1 タービンステーシアクション
B-2 流水管理アクション
B-3 銀行アクション
B-4 作業場アクション
B-5 重機販売店
B-6 契約事務所
C 特許局アクション
Ａ 建築アクション
・このアクションで建造物1つを建設できます。
・各企業ボードには4つの建築アクションスペースがあります。
・企業ボードのアクションは、他プレイヤーが使うことはできません。
・建築アクションを実行する場合、次のステップを順番に解決します。
1) 技術者コマを置く
・必要な数の技術者コマを、空いている最も左のアクションスペースに置きます。
・赤枠のスペースを使う場合、追加で3クレジットを支払います。
2) 技術タイルをホイールに置く
・建設したい建造物のシンボルがある技術タイルを個人サプライから取り、ホイールの開放区画(矢印のシンボルがある枠)に置きます。
・”?”シンボルはワイルドで、任意のシンボルの代わりに使用できます。
3) 重機コマをホイールに置く
・建設したい建造物のコストとなる重機コマを個人サプライから取り、ホイールの開放区画の技術タイルの下側に置きます。
4) ホイールを回転させる
・建設ホイールを時計回りに1区画分だけ回転させ、技術タイルと重機コマを次の区画へ移動させます。
5) 建造物を置く
・建設したい建造物を企業ボードの一番左から取り、マップ上の配置可能なスペースに置きます。
・赤枠付きのスペースに建築する場合、追加で3クレジット支払います。
・建造後に収入シンボルが現れた場合、即座にそのボーナスを受けます。以降、各収入フェイズでこのボーナスを得るようになります。
《建造物の種類》
・プレイヤーは4種類の建造物を建設することができます。
・各建造物は異なる機能、異なるコストを持っています。
●基礎
・建設スペース→基礎シンボルがある空いているスペース
・建設コスト→掘削機コマ 山岳：5個、丘陵：4個、平原：3個
・赤枠付きの場合、追加で3クレジットが必要です。
・水を集めて保持するダムを建設するために必要です。
・同じ盆地に同じ色の基礎を複数置くことはできません。
●上部
・建設スペース→自分の色の基礎か上部コマの上
・建設コスト→コンクリートミキサーコマ 山岳：4個、丘陵：3個、平原：2個
・赤枠付きの場合、追加で3クレジットが"必要ありません”。
・ダムが保持できる水の量を増やすことができます。
・1つの基礎の上に3つ目の上部は置けません。(ダムのレベルは3まで)
●導管
・建設スペース→導管シンボルのある空いているスペース
・建設コスト→導管の生産値x2個の掘削機コマ
・生産アクションでダムから発電所へ水コマを移動させるために必要です。
・導管に描かれた数値は、生産の際に発電するエネルギーの生産量です。
●発電所
・建設スペース→発電所シンボルのある空いているスペース
・建設コスト→2個+建設済みの発電所の数のコンクリートミキサーコマ
・赤枠付きの場合、追加で3クレジットが必要です。
・エネルギーを生産するために使用します。
・同じ盆地に同じ色の発電所を複数置くことはできません。
《個人サプライ》
●重機コマ
・掘削機とコンクリートミキサーは独特な資源であり、建設の際に支払われるのではなく投資となり、ホイールが1周すると手元に戻ってきます。
・獲得した重機は個人サプライに置き、即座に使用可能になります。
●クレジット
・支払ったクレジットはホイールには乗せず、ストックに戻します。
●技術タイル
・技術タイルは4種類の建造物のものとワイルドの5種類があります。
・建設の際にホイールに乗せ、1周すると手元に戻ってきます。
Ｂ 管理アクション
・管理ボード上の空いているアクションスペースに技術者コマを置き、アクションを実行します。
・管理ボードは各プレイヤーが共有しているので、アクションスペースは取り合いになります。
・すべての管理アクションにはスペースが2つあり、右側よりも左側の方がコストが高くなります。
・同じプレイヤーが1つのアクションの2つのスペースを使うこともできます。
・コストがかかるアクションを選択した場合、技術者コマを置いたときに(赤枠なら3クレジットと共に)支払います。
B-1 タービンステーシアクション（歯車と水のシンボル）
・エネルギー生産用のアクションです。
・タービンのシンボルはエネルギーの生産を表します。
・紫の数字はエネルギー数を変化させるボーナス/ペナルティです。
・生産アクションを行うためには、次のものを持っていなければいけません。
□ 自分の色か中立のダムにある1つ以上の水コマ
□ 自分の発電所1つ
□ そのダムと発電所を直接繋ぐ導管(任意の色)
《エネルギーの生産》
・ダムにある水コマを好きなだけ取り、道管を通して発電所へ移動させます。
・「導管の生産値×移動させた水コマ数」に等しい量のエネルギーを生産します。
・他プレイヤーの導管を使用した場合、移動させた水コマ1つにつき1クレジットをそのプレイヤーに支払い、そのプレイヤーは移動させた水コマ1つにつき1VPを得ます。
・紫の数字はエネルギー数を変化させるボーナス/ペナルティです。ペナルティによって生産量が0になる場合、生産アクションは実行できません。
・水コマは生産が終わったタイミングで、発電所の下の盆地に流れます。そこにダムが満水の場合、そこから自然の流れに沿って下流へ流れます。
《生産効果》
・生産したエネルギー量に等しいスペースだけ、エネルギートラック上でエネルギーマーカーを進めます。
・エネルギー量が30を超えた場合、マーカーを裏返して”30”の面を上にして、0のマスに戻します。
・エネルギーを生産した時に、その量以下のエネルギーを必要とする契約を持っている場合、その契約を履行することができます。
・1度の生産アクションで履行できるのは、1つの契約だけです。
《契約の履行》
・即座にその契約に示されている利益を得て、タイルを裏返します。
・一度履行した契約を再び履行することはできません。
・履行ではエネルギーを消費しないので、トラックを戻す必要はありません。
《国家契約》
・通常の契約の代わりに国家契約を履行することができます。
・履行したプレイヤーは国家契約タイルを取り、裏向きで個人サプライに置きます。
B-2 流水管理アクション（水滴シンボル）
・次の2種類のアクションで、源流に水コマを追加することができます。
・源流タイルに置くことができる水コマの数に上限はありません。
① 水コマ2個を1〜2枚の源流タイルに置く
・源流タイルを選び、1枚に2個置くか、2枚に1個ずつ置くことができます。
・水コマを1個しか置かないこともできます。
・置いた水コマは「水の流れフェイズ」に移動します。
② 水コマ1個を源流タイルに置き、即座に流れる
・源流タイルを選び、水コマを1個置きます。
・この水コマは即座に川へ流れます。
B-3 銀行アクション
・アクションスペースに置いた技術者コマの数に等しいクレジットを得ます。
・他のアクションスペースと異なり、1アクションで任意の数の技術者コマを置くことができ、他プレイヤーのコマがあるとしても何度でも利用できます。
B-4 作業場アクション
・アクションシンボルに示されている区画数だけ建設ホイールを回転させることができます。
・コストが描かれている場合、そのコストを支払います。
・回転によって開放区画に戻ってきた技術者タイルと重機コマは即座に回収します。
B-5 重機販売店
・アクションシンボルに示されている額のクレジットを支払い、示されている重機コマを得ます。
・獲得した重機コマは即座に個人サプライに置きます。
B-6 契約事務所
・表向きになっている契約タイルを得ることができます。
・コストが書かれてない場合、無償で1枚獲得できます。
・コストが書かれている場合、1クレジットを支払い、2枚獲得できます。
・国家契約タイルは選ぶことはできません。
・獲得したタイルは表向きで手元に置きます。
・手番終了時、獲得したタイルの山から新しいタイルを引いて表向きで補充します。常に各レベルのタイルが2枚公開されている状態にします。
《タイル所持上限》
・各プレイヤーは表向きの民間契約タイルを3枚までしか持つことができません。
・裏向きのタイルは数えません。
・4枚以上のタイルを持っている場合、即座に3枚になるまでタイルを選んで捨てます。
C 特許局アクション
・導入ゲームでは使用しません。
・3枚のタイルに対応している3つのアクションスペースがあり、5クレジットを支払うことで獲得できます。
・獲得したタイルは即座に利用可能になります。
・新たな上級技術タイルの補充は、ラウンド終了時にのみ行います。
フェイズ3-水の流れ
・すべてのプレイヤーが技術者コマを置き、アクションフェイズが終了したら、水の流れフェイズが始まります。
・源流タイルにあるすべての水コマが、自然の流れに沿って下流へ流れます。
・水コマは1個ずつ移動し、ダムに溜まり、ダムを満たした水はさらに下流へと流れます。
・すべての水コマがいずれかのダムか、一番下流の盆地に到達して取り除かれると、フェイズは終了します。
フェイズ4-得点計算
・次の3つの項目で得点計算を行います。
・すべての計算が終わると、現在のラウンドのボーナスタイルを捨て札にします。これにより勝利点の減額を表す-4VPが現れます。
・最後のボーナスタイルが取り除かれた時、ゲームは終了します。
●エネルギートラックからのVP
・エネルギートラックの先頭にいるプレイヤーは6VP、2番目のプレイヤーは2VPを得ます。
・このボーナスは最低1エネルギーを生産している必要があります。0では得ることができません。
・先頭が複数いる場合、6VPと2VPを合算し、それらの全プレイヤーで均等に分けます。(端数切り上げ)
・2番目が複数いる場合、そのすべてのプレイヤーが1VPを得ます。
●エネルギートラックからのクレジット
・すべてのプレイヤーは、エネルギートラック上でマーカーが到達または通過しているスペースに示されている最高額のクレジットを得ます。
・マーカーが0にある場合、3クレジットを得ますが、3VPを失います。
●ラウンドボーナス
・エネルギートラックはローマ数字で5区画に分かれており、それぞれのラウンドに対応しています。
・すべてのプレイヤーは、自分のマーカーが到達している場所に応じて得点計算を行います。
□ 完全な報酬
・エネルギーマーカーが現在のラウンドの区画にある場合、そのボーナスタイルの得点計算を行います。
□ 減額された報酬
・エネルギーマーカーが現在のラウンドの区画にいない場合でも、得点計算を行うことができますが、離れている1区画ごとに4VPずつ報酬を減らします。
・報酬がマイナスになることはありません。0以下の場合は報酬を受け取りません。
□ 報酬なし
・エネルギーマーカーが6よりも前にある場合、得点計算を行いません。
フェイズ5-ラウンドの終了
・最終ラウンドはこのフェイズは行いません。
●手番順の更新
・現在のラウンドで生産したエネルギーが少ない順に手番順を更新して、手番順マーカーの位置を変更します。
・生産したエネルギー量が同じプレイヤーが複数いる場合、それらのプレイヤーの現在の手番順と逆にします。
●エネルギートラックのリセット
・すべてのプレイヤーのエネルギーマーカーを0に戻します。
●技術者コマの回収
・すべてのプレイヤーはすべての技術者コマを回収して、個人サプライに置きます。
●特許局ボードの更新（通常ゲームのみ）
・表向きの上級技術タイルを捨て札にして箱に戻します。
・山から新たなタイルを3枚引き、対応スペースに表向きで置きます。
・最初は”Ⅰ”の山から引き、それが尽きたら”Ⅱ”、次は”Ⅲ”の山となります。
【ゲームの終了】
・第5ラウンドの得点計算フェイズが終わると、ゲームは終了します。
・最終得点計算に進みます。
【最終得点計算】
・次の3項目から勝利点を獲得します。
●目的タイルからの勝利点
・各目的タイルには得点の条件があり、その条件に応じてプレイヤーの順位を決めます。
・1位：15VP、2位：10VP、3位：5VPを得ます。
・同順位が複数いる場合、それらのプレイヤーが獲得するVPを合算して均等に分けます。(端数切り上げ)
●個人サプライの資源からの勝利点
・掘削機、コンクリートミキサー、クレジットの数を合計し、5つごとに1VPを得ます。
・建設ホイール上の資源は数えません。
●ダムが保持している水からの勝利点
・自分のダムが保持している水コマ1つにつき1VPを得ます。
【ゲームの勝者】
・最も多くのVPを獲得したプレイヤーが勝利します。
・同点の場合、その中で最終ラウンドで最も多くのエネルギーを生産したプレイヤーが勝者となります。
【リンク】
□公式ルールブック[日本語]
http://craniointernational.com/wp-content/uploads/2019/08/Barrage_Core_Rulebook_JAP_Low.pdf
□公式オートマルールブック[日本語]
http://craniointernational.com/wp-content/uploads/2019/08/Barrage_Automa_Rulebook_JAP_Low.pdf
□公式拡張ルールブック[日本語]
http://craniointernational.com/wp-content/uploads/2019/08/Barrage_LWP_Rulebook_JAP_Low.pdf
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？