会話の原理原則

多くの男性の悩みとして

「女性と何を話せばいいのか分かりません」

という悩みがダントツで多いです。

そして、その感じ方、考え方を

しているから

いつまで経っても会話がうまくなりません。

なぜか?

・その疑問(問い、課題)の設定の仕方が間違っている

からです。

そもそもの設定が間違っています。

この問題を正しく捉えたいのであれば

「何を話せばいいか分からない」

ではなく

「何を指摘すれば良いか分からない」

もしくは、

「何を質問すれば良いかわからない」

「何を聞けばよいかわからない」

にすることです。

この設定が正しいスタート。

コミュニケーションが下手な人ほど

「何を話そうか?」

「どうやって気の利いたことを言おうか」

という発想が根強いのですが

本当に重要なのは

あなたが何を話すか?

ではありません。

女性の何を指摘すれば

女性は自分の話をしてくれるのか?

女性の何を聞けば

女性の感情が気持ちよくなるのか?

です。

女性のどこを、何を、指摘して、

どんな質問をすれば良いのか?

◆会話のステージ

ステージ1:あなたとの会話に対して消極的。警戒的。

ステージ2:あなたとの会話に対して意欲的。オープンマインド。

※会話が盛り上がるための前提条件=女性が自分の話をしてくれること

よって、あなたが最初に意識しなければならないのは

女性の気持ちを

ステージ1からステージ2までに

持ち上げることで

女性がある程度、自分の話をしてくれる

という状態まで持っていくこと、なわけです。

あなたが口説きたいと思っている

目の前のその女性は

あなたに対して

興味もなければ仲良くなりたいとも思っていない。

少し警戒すらしている。

だから、

あんまり話してみたいとは思っていない。

あなたは目の前の女性に興味があるし、

仲良くなりたいと思っている。

しかし、女性のほうはそうは思っていない。

この現実。

この温度差をちゃんと認識できていないと。

ここが理解できていないから

女性との距離感を間違えて

気持ち悪いやつ

重たいやつ

になってしまう。

↑この認識を頭の中にちゃんと入れておくことが大事です。

最初から食いつきがいいなら別ですが。

基本的には

ステージ1:あなたとの会話に対して消極的。警戒的。

ここがスタート

だから当然スタート時点では話が盛り上がりません。

会話というのは

それを盛り上げるためには

女性側の協力が必要なんです。

コミュニケーション能力の高い人は

相手から話を引き出すのが上手いです。

女性の方がそれなりに話してくれないと

男性側は聞くことも受け入れることもできません。

まずは、女性が自分の話をしてくれること。

これが会話が盛り上がるための

前提条件となります。

よって、最初に意識しなければならないのは、

女性の気持ちを

ステージ1:あなたとの会話に対して消極的。警戒的。

から、

ステージ2:あなたとの会話に対して意欲的。オープンマインド。

に持ち上げることで

女性が

ある程度自分の話をしてくれる

という状態まで持っていくことです。

じゃあどうすればよいのか?

◆会話の切り口に適している話題

「今日は暑かったですねー」

「今日の台風やばいよね」

「雪降ったね」

などの天気の話

「好きな音楽はなんですか?」

「休みの日は何をしていますか?」

「旅行って好きですか?」

のような趣味の話

さて、

この2つのうち会話の切り口として

どちらが優れているか?

明らかに片方が優れていて

片方が劣っています。

答えは、会話の切り口としては

・天気の話題の方が圧倒的に優れている

です。

なぜなら、

天気の話題は女性が「分かること」であり

趣味の話題は女性が

「分からない可能性がかなり高いこと」

だからです。

会話というのは

女性が

「分かること」

から入って

「展開させてゆく」

ものです。

そして、初対面、もしくは

ほとんど話したことがない関係性

つまり、

ステージ1:あなたとの会話に対して消極的。警戒的。

という女性を目の前にした時に

自分が提供できる

女性が「分かること」とは何か?

というと、

1.その女性がリアルタイムで体験していること

2.その女性の持ち物や身に付けているもの

3.その女性の認識の範囲

です。

これらが、その時点で、ほぼ確実に

女性が「分かること」です。

例えば

1.その女性がリアルタイムで体験していること

として、その日めちゃくちゃ暑かったとします。

そしたら自分も女性も

同じ体験をしているわけなので

「今日は暑かったですねー」

という言葉にお互いが共感できますし、

この言葉を通じて

めちゃくちゃ暑かったという体験を

共有することができます。

自分がどこかで仕入れてきた面白ネタよりも

こうやって小さくとも体験を共有する

ということの方がよっぽど

ステージ2に近づきます。

さらに、

2.その女性の持ち物や身に付けているもの

として、その女性の服装を見てみたら

めちゃくちゃアツい日なのに

薄手のカーディガンを羽織っていたとします。

そしたら、そこを指摘してみれば良いわけです。

「カーディガン暑くないですか?」

と。

そしたら、

朝寒かったからカーディガンを羽織って来ちゃった。

みたいな話が出るかもしれない。

続いて、

もしかして結構ギリギリまで寝てて

天気予報とか確認しないで

家を飛び出してくるほうですか?

みたいな次の指摘ができるかもしれない。

ここまでくれば

朝の通勤の大変さとか

夜更かしがどうとか

目覚まし時計がとうとか

いくらでも女性が「分かること」を展開、共有できます。

あるいは

「カーディガン暑くないですか?」

に対して、

実は冷え症なのでクーラーが苦手で

夏のほうがカーディガンが欠かせない

みたいな方向性に行くかもしれない、

それならそれで

「確かに、クーラーが効きすぎてるのはきつい」

「電車の中とかたまにやばい」

「でもサムいって自分からは言い出しづらい」

みたいな方向に持っていけますし

「自分も冷え症なんですよ」

という方向性もあり。

そうやって会話を展開させていけば

ますますステージ2に近づきます。

ここに、

3.その女性の認識の範囲

も取り入れるなら、

すぐ近くのエアコンの風邪の

吹き出し口を指さして、

「あ、あそこ風やばいんで

 気を付けたほうがいいですよ笑」

とか

目の前の自販機を見て

「クーラー寒すぎると夏でもホットが

 欲しくなったりしません?」

とか

自分が脱いで手に持っているスーツの

ジャケットを見せて

「僕もクーラー苦手なんで、ほら

 これ秋モノのジャケットなんですよ」

とか。

こうやって指摘していく。

こういうのはちゃんと観察すれば

いくらでもあります。

女性が身に付けている時計や

サングラス、アクセサリー

メガネ、髪留めなんかも

指摘してもいいし、

鞄とか靴とかマフラー、

コート、財布とか

そういうのもあり。

こういう「ワンポイント」は

男性より女性のほうが圧倒的に

気を遣っています。

何気なくしているピアスなんかでも

わざわざ休日にショッピングに行って

何時間もかけて一生懸命に選んでいたり

するものだし、

もしかすると友人や両親からもらった

記念品かもしれないし、

何かを成し遂げた、自分へのご褒美かもしれない。

この手の小物には

何かしらの女性の意識や感情が

乗っているものです。

なら、指摘すること。

あるいは、

ちょっとしたキャラモノのアイテムなんか持っていたら

それも指摘できますよね。

ミッキーでもミッフィーでも

リラックマでもなんでもいいですが。

それを選んでいるということは、

そこには何かしらの女性の

感性・感情・意識があるんだから、

指摘すれば何か出てきます。

ネイルとかもそう。

あれもだいたい盛り上がります。

男はわからないと思いますが

やってもらうだけで時間かかるし

1つ1つにすっごい細かい工夫があります。

季節や気分に合わせて変えたり

指によって、少しずつ変えてみたり。

それにもちゃんと女性が

時間とお金と労力を払っているのだから

つまり、

女性の感性・感情・意識が乗っかっている。

なら、指摘すること。

それと、周りをよく観察してみること。

女性とカフェに行って、席につく。

女性は何を注文したか?

コーヒー?

なら

「コーヒー好きなの?」

と指摘してみればいい。

特にこだわりがない場合もありますが、

女性の場合、意外とこういうとき

ちゃんと悩んで好きなものを選んだりします。

なので、

本当にコーヒー好きで

家では自分で豆でやっているとか

コンビニのコーヒーなら何が美味しいとか

インスタントでもあそこは美味しいとか

出てくるかもしれない。

女性がトマトジュースを注文したなら

「トマトジュース好きなの?」

と指摘するだけで

美容とか健康とかリコピンの話に発展するかもしれない。

飲み物だけでなくて

同じように食べ物でもそう。

店員さんの様子とか店内のインテリアとか

同じテーブルに置いてある小物とか

「あなた」と「女性」がいる

その空間を観察すれば

いくらでも指摘するための

切り口が拾えます。

他にも

・女性のクセや動作

なんかもその場で自分も女性も

認識できる「女性が分かる話」ですよね。

例えばたまに女性がほっぺを

ふくらますとか

「たまに、ほっぺをふくらますよね笑」

と指摘すればいいし、

身振り手振り、ジェスチャーとかが

特徴ある女性であれば

その場でそのまま真似してみるとか。

あとは女性の言葉尻を拾ってみたり

自分が面白いなと

感じた女性のフレーズや

言い回し、リアクション、言い間違え

なんかを拾って

指摘したって面白い。

これが

女性が「分かる話題」を指摘して、

共有して展開させてゆく

ということです。

一方で

「好きな音楽はなんですか?」

「休みの日は何をしていますか?」

「旅行って好きですか?」

みたいな趣味の話って

どこか遠いところから持ってこようとしていますよね。

これ、会話が苦手な人によくある特徴なんですが

目の前の女性の認識の外側

その場に無いものを持って来ようとします。

つまり、女性が「分からない話」をしようとしているんです。

たとえば

「好きな音楽はなんですか?」

という質問

要するに、その「音楽」ってどこから出て来たの?っていうこと。

そもそも、眼の前の女性は

普段から音楽を聞くのかどうかすらわからない。

例えば、自分が

クイーンというロックバンドが

好きだったとして

そんな自分が

「好きな音楽はなんですか?」

という質問を女性に投げたときに

「クイーンっていうロックバンドが好きなんです!」

「え、マジで?おれも!」

「え~すご~い!偶然ですね!」

なんていうことはまず起こり得ません。

普通は

「好きな音楽はなんですか?」

なんて聞かれても

「いや、そんなこと急に聞かれても…」

だし、

あるいは答えてくれたとしても、

まず自分が知らない音楽、

もしくは知っていてもほとんど聞いたことがない興味が無い

そんな単語が出てきます。

これは趣味の話全般同じです。

まず、自分が望むような

「えー!偶然!」

は起きないと思ってください。

極力避ける事。

さらに、絶対やってはいけない質問の仕方というのが

・繋がりの無い、表面的な質問、一般的な質問

第三者的な質問を連鎖で繰り出すこと

です。

男「〇〇ちゃんてどこ住み?」

女「足立区」

男「趣味は?」

女「音楽」

男「どんな食べ物が好き?」

女「りんご」

男「何色が好き?」

女「ピンク」

男「昨日なにしてた?」

女「テレビ」

こういった次々と違う種類の質問を投げかけるとか。

尋問官ですよね、これでは。

さすがにここまで極端なことをやる男性は少ないですが

かなり近いことを多くの男性がやってしまっています。

「会話が全然深まりません」

という人は、だいたいこれやってます。

会話は必ず「展開」させて深めること、です。

以上、ここまで

ステージ1からステージ2へと

持ち上げるための

会話の切り口として

女性が「分かる」話をする

ということでした。

そして、ほとんど会話をしたことが無い

目の前の女性がどんな人なのか

まだよく分からない状態。

ステージ1:あなたとの会話に対して消極的。警戒的。

の状況で

自分が提供できる女性が「分かる話」とは

1.その女性がリアルタイムで体験していること

2.その女性の持ち物や身に付けているもの

3.その女性の認識の範囲

ということでした。

◆会話の「展開」の仕方について

まず、上手い「展開」というのは

・女性が「分かる」話で連想ゲーム

だと思ってください。

例えば、

あなたが目の前の女性の腕時計について

可愛いデザインだな

と思って指摘したとします。

「その腕時計、素敵ですね

 僕もそのデザイン好きです」

など。

で、女性からどんな回答があるか。

これは様々ですが

「嬉しいです

 これ実は姉からのプレゼントなんですよ」

みたいな返事だったとして

あなたは何て返しますか?

例えば、

「へーお姉さんと仲良いんですね」

でもいいし

「お姉さんってセンス良いんですね」

でも

「プレゼントって何かの記念日とかですか?」

でも良いでしょう。

ここは何か特定の正解があるわけではなく

ポイントは

ちゃんと女性から出て来た

「姉からのプレゼント」

という言葉を拾えるかどうか?

拾えてさえいれば正解です。

なぜなら、それが

女性が「分かる」話だから。

女性から出て来たフレーズなんだから、

女性が「分かる」話に決まっていますよね。

逆に

ここでいきなり

「嬉しいです。

 これ、実は姉からのプレゼントなんですよ」

に対して、

「へー。ところでその時計って、

 実はクオーツじゃなくて機械式って知ってました?」

のように、いきなり自分の知識を

ぶっこんでしまうと

1.その女性がクオーツや機械式について知らないかもしれない

2.その女性は、その違いについて興味がないかもしれない

という2つの可能性から

女性の「知らない」話をしてしまう

可能性が大きくなります。

で、これがダメなわけです。

1.良いパターン

女性がしている時計→女性の姉の話→女性の姉とその女性の仲

とか

女性がしている時計→女性の姉の話→女性の記念日

とか。

あくまでも、女性の話をしていますので

すべて女性が「分かる」話なのですが、

2.ダメなパターン

女性がしている時計→女性の姉の話→時計がクオーツか機械式か?

だと最後の

時計がクオーツか機械式か?

の時点で女性がクオーツ機械式について

興味がなかったり、その単語を知らなかったり

といった時に

ここで

・流れが切れます

女性にとっての気持ち良い話題の

「展開」ではなくなるため

話題が変な風に途切れたり

女性が無理に合わせてくれれば

表面上は盛り上がっているように

勘違いしてしまうのですが

実際の女性の

心は盛り下がっていたりして

結果がついてきません。

なので、話題を「展開」させるときは

最大限

・女性の言葉を拾って、そこから次の連鎖を生む

ようにしてください。

ちゃんと女性の言葉を拾って

そこから次の連想へと展開するには、

・女性の話を真剣に聴く必要がある

わけです。

ここで、

何を指摘しようか、何を聞こうか?

という意識ではなく

何を話そうか?

という意識を持ってきてしまうから、

「嬉しいです。

 これ実は姉からのプレゼントなんですよ」

という女性の言葉を聞いても

あなたが何を話そうか?と考えてしまい

その結果、自分の知識をアピールしようとして、

「へー。ところでその時計って

 実はクオーツじゃなくて機械式って知ってました?」

と「姉からのプレゼント」の部分を

スルーしてしまったりするわけです。

とにかく基本は

・女性の話をよく聞いて、女性が発する単語

 女性自身が発信している情報の中から拾うこと

です。

それならほぼ間違いなく

女性が「分かる」話が出て来ます。

これが会話において

・女性を主役にする

ということです。

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