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ポッドキャストのエピソードを深掘り!Ep.03 「純喫茶って何ですか?(前編)」

当ポッドキャスト「Bootleg Notes FM」は、「富山に住む様々な分野でオリジナリティを追求する人々をフィーチャーしたマルチコンテンツ・ポッドキャスト番組」です。この番組に触れて頂く事で、日本の地方都市に興味を持って頂けたら面白いのでは…という想いがあります。さて、今回は…


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Bootleg Notes FM  Ep 03: 純喫茶って何ですか?(前編)
エピソード: 03 ゲスト 純喫茶ツタヤ 宇瀬崇さん @tsutaya_coffee

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富山県富山市堤町通りにある喫茶店「純喫茶ツタヤ」の宇瀬崇(ウセ タカシ)さんとお届けします。話したトピックスは、北陸のビール工場、純喫茶ツタヤ、富山で一番の歴史、喫茶店カルチャー、東京ラブストーリー、純喫茶とは、感覚を養う場所、コロナの影響、移動型店舗、爪先からテッペンまで、車の磨き屋、Car喫茶ツタヤ、などについて話しました。

さて、それではエピソード3の深掘りをしていきましょう。

― 純喫茶ツタヤ  富山県富山市堤町通りにある喫茶店

 大正12年(1923年)より富山市で営業をはじめた、”富山県内で最も歴史のある”喫茶店。初代店主が喫茶店をはじめた大正時代、その後の二代目店主となる孝吉氏が単身インドネシアに渡り、コーヒー農園より直接取引で(大正時代にコレは凄い…)豆を仕入れ、富山に送っていたそうです。その後もこの純喫茶ツタヤの歴史の一部として、現在の店舗にもインドネシアを感じることができます。純喫茶ツタヤの特徴と言えば、クラシックな雰囲気漂う店内、ガラス貼りのテラス席から眺める富山の街中を行き交うトラムと人々。キラキラとしたファサードが目を引く「富山市ガラス美術館」です。


― ゴローズ  日本のインディアンジュエリーブランド

 ゴローズは日本のインディアンジュエリーの第一人者である高橋吾郎(享年74)によるブランド。学生時代にアメリカ軍の駐屯兵から学んだレザークラフトにはじまり、27歳で青山にショップを設立。自身で手掛けたレザーアイテムを全身身に着け単身渡米し、シルバーアクセサリーを作る技術を習得。その後、長年憧れていたインディアン ”ラコタ族” に出会い、4日間に渡る「飲まず・食わず・寝ず」の動き続ける ”サンダンスの試練” をクリアし、インディアン・ネームを「イエローイーグル」を受け取り帰国。インディアンをモチーフとした精巧なデザインが注目され、爆発的な人気を誇ります。

 現在ではその人気は国内外の著名人にまで飛び火し、直営店舗で扱われる商品は市場価格が20倍近くまで跳ねるとされ、愛好家のみならず転売家からも注目されると共に、多くの偽物が存在します。値段が上がるのはロレックスだけじゃないんですね!


― 東京ラブストーリー  日本のテレビドラマ

 「東京ラブストーリー」は、柴門ふみによる日本の漫画。1988年から小学館「ビッグコミックスピリッツ」で連載、ビッグスピリッツコミックスより刊行。 全4巻。サラリーマンの永尾完治と同僚の赤名リカの関係を中心に、東京に生きる若者たちの姿を描かれています。キャッチコピーは、「東京では誰もがラブストーリーの主人公になる」(wikipedia) 1991年に織田裕二と鈴木保奈美の共演で、最高視聴率32%超え(最終回/平均視聴率は22%)を記録した月9のトレンディドラマ「東京ラブストーリー」(フジテレビ系)。リメイク版が今年インターネットドラマとして公開されるほど人気は根強いとされています。

 ちなみに、文春オンラインにはストーリーを再考察した記事が上げられており、非常に面白いです。実は僕もこの機会に観てみましたが、まずその「バブル終焉期の東京」がシーンごとに垣間見えて面白いです。当時の車やファッション、場所を選ばず喫煙可能、列をなす公衆電話に携帯電話も出てきます。江口洋介のロングヘアも見どころ(?)です。あとはコチラよりも前の映画作品になりますが「私をスキーに連れてって」(1987年)もバブル期のトレンドや時代背景を知る上で、そのぶっ飛んだ内容は突っ込みどころ満載で非常に面白いと思います。


― うみのアパルトマルシェ  富山県氷見市で不定期開催されるイベント

 純喫茶ツタヤの宇瀬さんが移動型店舗を出されているマーケットイベントのひとつ。コロナ前は数々のイベントから出店依頼も多く頂いたそう。同様に、県内のコーヒースタンドも出店されている事もあり、意外にも富山のコーヒーショップは情報交換を行うほど仲が良いそうです。


― 京商ミニカー  神奈川県のホビーメーカー

京商(きょうしょう/京商株式会社)はラジオコントロールモデルを中心とした模型メーカー。株式会社「エーツー」傘下。KYOSHOのブランド名で世界規模で展開する。本社所在地は神奈川県厚木市岡田。老舗ラジオコントロールモデルメーカーで、自動車・飛行機・ヘリコプター・ボートなど幅広い製品を販売。精密なディテールを持つ高級ダイキャスト製・レジン製ミニカーも開発・販売されている会社。 エピソード内で挙がっている純喫茶ツタヤの ”店主による・店主の為のイベント” である「Car喫茶ツタヤ」がきっかけで繋がり、毎回のイベント開催時には京商で製作されている精巧なミニカーを見る事もできます。不定期開催ですので、事前にお店の Instagram をチェックしてください。


 実は、まだはじめて歴史の浅い当ポッドキャスト内でも人気のあるエピソードであるのがこの「純喫茶ツタヤ」回です。店主宇瀬さんの、世間の目線とは違った独自の目線からのセンスが実店舗でも垣間見られますので、是非一度訪れて頂きたいお店です。と、いうことで「エピソード03」の深掘りはこの辺で終わりたいと思います。では、また!

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