はじめてジャニーズのCDを買った話

2020/07/25(Sat)

SixTONESの2nd Single「NAVIGATOR」が届いた。

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これまでアイドル及びジャニーズにハマった記憶はないし、バンドマン以外に新しくはまるものなんてこの先ないと思ってた。

ストーリーにこの写真を載せた時も、かなりの友人がメッセージをくれた。それくらい私とジャニーズというものは交わるはずのないものであった。

そんな私の前に突然現れたのがSixTONES。

私は彼らがデビューしたとき、SixTONESのファンである友人からJAPONICA STYLEとデビュー曲のImitation RainのMVを見せてもらっている。しかし、この時はどちらの曲も刺さらなかった。なんならD.D./SnowManの方がデビュー曲としてはインパクトがあるのでは?とすら思った。にもかかわらずどうしてSixTONESにハマったのか。それは富豪刑事である。

私は富豪刑事の放送日にたまたま本屋で富豪刑事の小説を見つけた。本の帯にノイタミナで放送開始と書いてあった為、録画予約をした。そして翌日見たところ、OPにとても衝撃を受けた。アニメの雰囲気にもとても合っているし、惹きつけられるイントロ。重厚感がありながら疾走感が感じられる曲調。その中でもかなりサビがキャッチーであること。バンド以外で新しいアーティストに出会えたことにワクワクした。

民法のアニメ(ONE PIECEなど過去に担当したアニメもあったようだけれど知らなかった。)で、特にノイタミナでジャニーズが起用されるなんて1ミリも思わなかったし、曲調や声からして韓国のアイドルかと思っていた。しかし、クレジットにはアーティスト名が記載されていなかったため真相は分からなかった。

後日、SixTONESが歌っていると知りびっくりしたのを覚えている。ジャニーズが歌う曲の多くはまさにJ-POPの王道だという認識で、あんなに英詞が多く、ミステリアスで疾走感のある曲を歌うグループがあるなんて信じられなかった。

You-TubeでMVが公開されると、田中樹のラップ部分に衝撃を受けた。流れるような無理のないラップがとても心地良かった。そして何よりも声が好みだった。

これまでジャニーズのラップ担当は田中聖の専売特許であると思っていたし、ラップを歌うからには彼のようなビジュアルが個人的には欲しかった。だから田中樹が田中聖の弟だと知ったときは納得だったし、これからジャニーズでのラップ担当と言えば彼の名前が一番に上がるくらい大きくなれると思った。

また、テレビではあまり分からなかったけれど、イヤホンで聞いたとき、低音のハモリがとても曲の重厚感も生んでいることに気づき驚いた。ジャニーズでこんなに低音を歌うのが上手い人がいるのかと。この低音があるからこそ、高音パートがより生きていると思う。

そのあと他の楽曲も聞いてみた。YouTubeで新しく聞くアーティストは、先入観なしに曲だけで楽しみたいためライブ映像もほとんど見ないようにしている。その中で、RAM-PAM-PAM、Telephoneという曲があまりにもかっこよく完全にSixTONESにハマってしまった。

この2曲は特に私の知ってるジャニーズが歌う曲ではないと思った。パフォーマンスもかなり奇抜ではあったが、何よりも曲がとてもカッコよかった。

あとはこれ。

登場シーンが私の思うジャニーズの登場の仕方と全然違いすぎた。しかもこれがJr.時代だというのだから更に驚く。友達に聴かせてもらった時には刺さらなかったこの曲は、改めてちゃんと聴いたらかなり刺さった。思い返せばあの時は、友達は曲よりも誰がカッコいいかとか、ジェシーが推しなんだということしか喋ってなかったし、ちゃんと曲を聴いていなかったからかもしれない。けど多分自分のタイミングもあったと思う。

今回の2nd Singleは初回限定盤だけ買いあとはレンタルにするつもりだったが、期間限定盤はレンタルがないということで通常版のみをレンタルし、残りは購入した。期間限定盤では、再録したJAPONICA STYLEはメンバーの歌い方の変化などを楽しむことができたことが面白かった。個人的にはEnglish Ver.が好きなため、次回以降にいつか収録されて欲しい。

一通り全曲聞いた中で一番好きだったのはYou&I。かなり今の音楽シーンの流行もとらえていると思ったし、このグループはバイオリンが入る楽曲との相性がいいなと思った。そして、個人的にはそれぞれのメンバーの個性が一番生かされている曲だと思う。メインボーカルのジェシーや京本大我の声も魅力ではあると思うけれど、松村北斗と髙地優吾、森本慎太郎の声もかなり魅力的であると思う。6人で歌っているのだから、その6つの声を生かすことができなければ勿体ない。

あと、シンプルに疑問があって。どうして歌割パートが歌詞カードにかいてないのか。ある程度書き込めば誰がどこ歌ってるとかは何となく分かるけど、公式が欲しい。あー、ここの下ハモは彼がやってるんだ、とか。ここは彼と彼が歌ってると思ってたけど本当は彼と彼が歌ってたのね、とか。これはジャニーズじゃなくても需要はありそうだけどどうなんですかね。

もちろんNAVIGATORのフルもとてもよかった。MV尺でもかなり完成度の高かった。しかし2番もあることで曲に緩急がつき、作品としての面白さが増したと思う。

今ではメンバーも覚え、毎週SixTONESANNも聞いている。YouTubeもほとんど見た。かなり内輪トークが多くてファンが置いていかれる部分もあるけれど、YouTubeの企画もANNと彼らがやりたいようにやればいいと思う。ファンのことを常に考えてくれることはとても嬉しいけれど、やりたいことをして輝いている姿をみて好きになったわけだから、好きにやってくれればいいなと個人的には思う。その先にファンも楽しめるものがあればそれで十分。

YouTubeに上がっている楽曲の動画にはかなり外国からのコメントが多い。彼らだけでなく、最近日本のアーティストのYouTubeには、外国人のコメントはとても多いと思う。英詞で歌っているアーティストなら特に。これからもジャニーズの常識を壊し続け、いつの日にかサブスクに解禁されたときには、さらに世界中の人たちを魅了していってほしい。

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