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[競馬]競馬とギャンブルとわたし_世界の競馬の話インターミッション

昨日の話は競馬に興味がない人向けだったんですが、

今日の話は競馬に興味がある人にも十分読みごたえがあるはず。と思ってます。

あ、そういやですね、「競馬に興味がある」というのと「ギャンブルに興味がある」というのの区別がつかない人ってほんとに多いですよね。

わたしがあんまり人前で競馬の話をしないのはこれが大きな理由でして、競馬の話をしようものなら「こないだの〇〇賞で10万賭けたんだけど鼻差で負けちゃって、それをとりもどそうと次のレースで・・・」みたいな話をする人に絡まれたりしがちなんですが、これがほんとに退屈なんですよね。

こういう話にはオナラほどの興味もありません。
なんだったら「お前の10万円よりもわたしのこの時間のほうが貴重なんだけど」とか思っちゃいます。

競馬はスポーツとして十分面白いと思う

わたしが競馬を好むようになったのがいつのころからだったのかは忘れてしまいましたが、馬による競走とその勝敗予想というのはそれだけで十分にスポーツとして面白いと思っています。

わたしの普段のNFL記事などご覧いただいている方にはなんとなく察していただけると思うのですが、わたしはどうも情報を収集して、整理して、結果を予測するということそのものに楽しみを覚えてしまうタイプのようで、競馬というのはそれにきっちり応えてくれる娯楽なんですよね。

日本において競馬がギャンブルとセットになっているのはたぶん馬産という産業の保護だとかそういうものと関係しているのですぐになくなったりはしないと思うのですが、仮に明日から勝馬投票券が売られなくなったとしてもわたしは変わらずに競馬を楽しみ続けられるタイプの人間です。

競馬のスポーツドキュメンタリズム

スポーツの楽しみをスポーツドキュメンタリ―的な部分に置いている人も少なくないと思うのですが、そういう人たちにとっても競馬というのは優れたスポーツフォーマットだと思うんですよね。
なにせプレイヤーたる競走馬たちが現役でいられる時期がほんとに短くて、すぐに勢力図が入れ替わり、かつ基本的に「ジュニア」たちばかりで協議を行ってるわけですから。
NFLではジェリー・ライスのジュニアのプロ入りが話題になりましたが、ジェリー・ライスなんていつの選手だよって感じですもんね。
まあ一方でフランク・ゴアみたいな例もありますけど。。。

現役が短くて試合数が少なくて刹那のライバル関係なんてのも十分に楽しめる、競馬にはそういう魅力もあると思います。

競馬がギャンブルでない国もあるし、その一方で・・・

よくよく考えてみれば、世界にはギャンブル要素のない競馬というものももちろん存在するんですよね。
イスラム圏とかたしかそうじゃなかったかな?
イスラム圏の競馬って勝者に与えられる賞金がバカ高くて、賞金の高い競走ランキングなんてのを見ると、最上位あたりにはイスラム圏の競走がどかどかっと固まってるんですが、イスラム圏ではギャンブルとしての競馬は行われていないはずです。

※ご参考

その一方で、スポーツそのものがギャンブルと密接に結びついてる国もあるような気がするんですよね。
馬券が売られなくなったら競馬を辞めちゃう日本人が大量にいると思われる一方で、ブックメーカーとかによるスポーツベッティングがなくなると特定のスポーツの観戦を辞めちゃう人たちってのも世界中にいるのかもしれません。

NFLではどうなのかしら?
少なくともわたしの周りにいる米国人たちからその手の話は聞いたことがないのでよくわかりません。
まあ米国では半分くらいの州でスポーツベッティングが法的に禁止されてますからね。
オハイオ州でスポーツベッティングが合法化されたのもほんとに最近の話ですし(わたしの知り合いはオハイオ出身の人が多い)。

ある国のある地域ではスポーツの話をした瞬間に「おれはこないだ〇〇vs□□の試合で10万儲けたぜ。おまえはどうだ?」なんて聞かれるのが普通ってこともあるのかもしれませんね。

そんなわけでインターミッションを挟んで次回は例のロンジンなんたらかんたらというランキングのはなしに戻ります。

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