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[競馬]ケンタッキーダービーの話_競馬に興味がない人向け

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で、NFL、CFB、マーチマッドネスに次ぎ、ゴルフのマスターズやNBAファイナルをしのぐ高視聴者数獲得プログラムとして競馬のケンタッキーダービーを挙げましたが、先日今年のケンタッキーダービーが行われました。
今年は記念すべき第150回大会で、今年も日本から2頭のサラブレッドが挑戦し、しかも優勝候補の一角に挙げられていたもんで日本でも結構報道されてましたね。

でもこれほんとによくないと思うのですが、「日本からの挑戦」が絡むと日本のマスコミは「日本の〇〇!日本の〇〇!!日本の〇〇!日本の〇〇!!日本の〇〇!日本の〇〇!!日本の〇〇!日本の〇〇!!日本の〇〇!日本の〇〇!!日本の〇〇!日本の〇〇!!日本の〇〇!日本の〇〇!!日本の〇〇!日本の〇〇!!日本の〇〇!日本の〇〇!!日本の〇〇!日本の〇〇!!」みたいになっちゃって、競技そのものの報道をなおざりにしちゃう癖がありますので、結局ケンタッキーダービーがなんなのかよくわかんなくて、競馬という競技にも興味がわかなかったみたいなひとも多かったんじゃないかと思います。

※参考

そんなわけでケンタッキーダービーってなんなのか、世界の競馬の中でどのくらいの格の競走なのかについてざっくり記したいと思います。

そもそもダービーって?

ケンタッキーダービーをざっくり説明すると「アメリカ合衆国のダービー」なんですが、そもそもダービーってなんやねんというところから。

「競馬の英語訳がダービーなんじゃないの?」「競走のことを俗語でダービーって言うんだよ。野球とかでもいうじゃん」って人も多いかもしれませんね。
わたしも小さいころこのように勘違いしていたのですが(伝説のNFL解説者・大橋巨泉氏がホストを務めるクイズ番組の影響です)、これ実は全然違います。

ダービーってのはその年満3歳を迎える馬だけが参加できる、その競走に勝利するとその年の競馬界で最高の名誉を得ることができる競走のことを言います。

日本だと「日本ダービー」がそうで、ドイツだと「ドイチェスダービー」てのがそれです。
世界最初のダービーはもちろんイギリスで行われたのですが、というよりも世界各国のダービーはこれのコピペなんですが、この競走は「ダービー」って名前です。イングランドのサッカー協会がただ単に「フットボールアソシエーション」って名前なのと一緒ですね。

で、ケンタッキーダービーってのはアメリカ合衆国のそれです。

ややこしいことに、「ダービー」の名前がついてる競走は世界中で頻繁に行われていて、米国でも「アーカンソーダービー」だの「スーパーダービー」だのというのがあるのですが、国のダービーは年に1回ひとつだけ。
米国ではケンタッキーダービーです。

そういう競走があるのはわかったけど、なんで「ダービー」って名前なの?と思いますよね。それについてはいろいろエピソードがあるのですが、そこは省略します。
ざっくり言うと人の名前です。
競馬の競走名ってたいがい人の名前か馬の名前か場所の名前です(ネーミングライツってのもあるけど)。

世界のダービーの中での格付け

というわけでそういう意味でのダービーは競馬をやってる国の数だけあると言ってほぼ正解なのですが、じゃあケンタッキーダービーは世界のダービーの中で何番目の格なのか?

世界のダービー勝利馬決定戦でもあればわかりやすいのですが、馬は繊細な動物なのでそんなノックダウントーナメントみたいなのを開催しようもありません。
仕方ないので人が勝手に決めてます。ごめんな、馬。

なんとかという競馬の団体が「The LONGINES World's Top 100 Group/Grade 1 Races」てランキングを発表してて、これは世界の大レースをランク付けしてトップ100まで発表してるのですが、そこからダービーだけ抜き出します。

14位・プリ・ド・ジェッケクルブ(フランスダービー)
50位・ケンタッキーダービー
55位・東京優駿(日本ダービー)
63位・ダービー

はい!!!
4つしかねーのかよ。
それと日本ダービーって本家ダービーより格上なのかよ。。

そんなわけでこういうことになります。
しかもランキング全体を見ると米国の3歳馬限定競走でケンタッキーダービーより格上の競走がいくつかありますね。。。。

とにかくすごい競走

そういうわけでとにかく権威のあるすごい競走がケンタッキーダービーです。
あれだけ盛り上がるNBAファイナルより視聴者数多いんだから推して知るべしです。

で、この話題続けます。
次回はそんなすごいケンタッキーダービーより格上とされる競走って?って話の予定です。

※続き


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