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エキスパートの釣りをノーカットで。

BMCメンバーの篠です。
BMCレギュラートーナメント2023第4戦で優勝およびビッグフィッシュ賞を獲得しましたのでレポートします。

ドキドキのスタート前。

普段はマイボートで参戦しているものの、試合前にトレーラーが故障してしまったため今回は他選手のボートに同船させていただいたのですが、そのパートナーはなんとDESIGNOの神谷プロでした!

数々の名作ロッドを世に送り出すとともに、2007年のJB TOP50で年間チャンピオンを獲得されたバスフィッシングのエキスパート。
この数日後にはBasser Allstar Classic THE WILD CARD 2023霞ヶ浦戦へ出場されることから、当日朝は「絶対に迷惑は掛けられない…汗」とガチガチに緊張しながらあいさつに伺いました。

ほぼ初対面でドキドキな気持ちだったにもかかわらず、神谷プロからやさしく丁寧に前日プラの状況を共有していただきながら、プランについて積極的な意見交換ができ、スタート前に変な緊張感から解放されたことは試合で大きなプラスに働いたと思います。

運命の分かれ道?

神谷プロのプラクティスの結果から流入河川を釣る方向で意見は一致していたものの、当日のフライト順は14番目と中盤だったこともあり、前の選手の動きを見た上でライバルが少なそうな恋瀬川へ直行しました。

現地に到着すると今回4位に入賞された池谷さん・千葉さんペアのボートが先にいましたが、声を掛けてより上流から釣りを開始させてもらえたことが結果的に、好釣果の要因になったと思います。

小バス天国からのキッカーフィッシュ2連発!!

アシ際を中心に、レッグワーム2.5インチ(ゲーリーインターナショナル)のダウンショットを始めとしたライトリグを丁寧に投げていくと、開始直後からここは釣り堀? 桃源郷? と思えるほどバイトが多発。300g程度を中心に釣り開始からものの1時間足らずで総重量1kgほどのリミットメイクを達成しました。

※出典=ゲーリーインターナショナル 使用カラーは390スカッパノン/スモールブルーフレーク

昨今、「デスミガウラ」なんて呼ばれる霞ヶ浦水系ですが、居るところには居るものですね。
その後も水深に関係なくバイトが止まらず、小バスばかりですが当日は船中約20本の爆釣劇を堪能しながら徐々にウェイトアップを重ねていきました。

そんな中で小バス天国の流れを変えたのは、神谷プロが投げた斬風キッカーイーターⅡ(イマカツ)を襲ったのは、1430gのキッカーフィッシュ!

釣れた場所は定番の岩盤エリアではなく、適度な水通しがあるサンドバーでした。

また、当日はエビや小魚を意識した小型のワームではサイズが伸びず、細身で水押しが強いルアーに対して大きめの魚が明らかに好反応を示したため、同様のエリアを重点的に狙った結果、私が投げたスワンプクローラー(ZBC)のジグヘッドワッキーに1480g!

カラーはスカッパノンをチョイス

一気にウエイトアップに成功するとともに、ビッグフィッシュ賞を獲得しました。
その後も、神谷プロがスワンプクローラー(ZBC)のダウンショットで550gを追加し、3匹の総重量3460gで優勝することが出来ました!!

今回の試合では神谷プロの的確な分析を基に、お互いが自然と投げるべきルアーを分担してさまざまな可能性を効率よく試せたことが勝利につながったと思います。
この場をお借りして神谷プロ、とても重要な試合本番が迫る中、パートナーとして同船させていただきありがとうございました!!

そして2023年シーズンも残るところ後1戦。
最後の最後まで楽しみながら、全力で挑んでいきたいと思います!!

最後に、エキスパートとの同船から得られるもの。

BMCトーナメントは基本的に二人一組(ボーター、コ・アングラー)でトーナメントを戦います。
コ・アングラー登録であればボートを持っていない、乗ったことがない人でもトーナメントに参戦でき、現役高校生をはじめさまざまなメンバーが参戦しています。
また、ボーターとして参戦されている選手についても、今回パートナーを組ませていただいた神谷プロをはじめ、他の団体でも活躍されているエキスパートが数多くエントリーされています。

近年は雑誌だけにとどまらず、YouTubeを始めとしたさまざまな媒体で有名人の釣り映像を見る機会が数多くありますが、トーナメントにおけるエキスパート達の「本気の釣り」を「ノーカット」で見られる機会はそう簡単にはありません。BMCトーナメントは、エキスパートたちが試合でしか見せないような技術等を直接学べる非常に貴重な機会であり、その経験が日頃感じているスキルの「壁」を超えるきっかけになるかもしれません。

また、試合後の上位入賞者インタビューからもスキルアップのヒント等、得られるものが多くあります。
もし、日頃の釣りでスキルの「壁」を感じている場合は、エキスパート達の釣りを間近で感じられるBMCの門戸を叩いてみるのはいかがでしょうか。

1st place 3460g/3fish
ボーター:神谷勇紀/コ・アングラー:篠 孝太郎

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