見出し画像

悲願のビッグタイトルを獲得!

みなさんこんにちは。BMCメンバーの大石智洋です。
今回は準優勝で終えた最終戦となる第5戦についてレポートいたします。

大逆転の年間優勝を見据えて…

BMC最終戦を迎えた時点での年間順位は7位、上位との差は58ポイント。一見、届かなそうに見えるポイント差に見えますが、そのほとんどが重量ポイントによるものであり、首位との重量差は1160g。2日間のトーナメントとなる最終戦で充分、挽回が可能であるとの分析を行った上でトーナメントの準備を開始しました。挽回するには何をすべきかをよく考えた上で準備することはとても重要です。
バサーオールスタークラシックの2週間後に行われた今回の最終戦。プラクティスは前週の2日間、そして前日の1日。毎日ガソリンを100リットル近く使い、エリアを絞り込みました。

1+1=2以上になるエリア選び

BMCトーナメントはペア戦です。今回パートナーになったのは、普段からのプラクティスパートナーでもあり、かつBMC最強のノンボーターである並木勇人さん!
今回は「1+1を2以上にすることができるエリア」を前提に探しました。どんなに釣りがうまくても魚がいる場所にキャストできなければ釣れません。つまり前からも後ろからも同じようにチャンスが得られる場所でなければなりません。プラクティスで絞りこんだのは前述の条件を揃えながら、北風をプロテクトし、水温低下を抑えられる2スポット。具体的には外浪逆浦の石積のインサイドと北浦上流になります。

前者はアシ際と石積みの距離が近いため、前と後ろで両方を同時に釣ることが可能。後者は狙う対象の規模が大きいのでこちらも同様に前後でほぼイーブンの条件で釣りが可能になります。当然リアデッキからもアプローチしやすい操船、ディスタンスを保つことが必要。またパートナーの並木さんはいつも一緒に霞ヶ浦に出ているので、得意としている釣りも十分把握しており、これ以上ない布陣で当日を迎えました。

上出来のスタート! 首位で折り返し

迎えた初日、スタート後から水温の上がる10時までは外浪逆浦エリアと決めて石積み、アシ際を狙いますがノーバイト。そして水温の上がり始めた10時に北浦上流へ移動し、狙い通りの大規模なブッシュに入ることが出来ました。
そのブッシュはバンクから離れたところに位置しており、ボートで周囲を周りながら釣りをすることが出来ます。2周目にブッシュ外側で私のファットヤマセンコーに830g。

そして3周目、やや飽きはじめた(笑)並木さんが投げたチャターに2キロオーバー!

さらに4周目は私のファットヤマセンコーのブラブラリグに900gでリミットメイク。いずれもブッシュの外側でした。

その後は翌日に魚を残すためエリアを温存。少し離れた杭でも1kgを追加し、出来すぎの結果で初日を終了。ウエイトは3本・3980gで暫定首位に。同時に年間順位も暫定で2位に約1kgの差をつけて首位に立つことができました。

一投目で2キロの奇跡

そして迎えた2日目。冷え込みがさらに厳しくなっており、日中も気温が上がらない予報が出ていました。チャンスは朝イチしか残っていないと考え、北浦上流のエリアから回ることにしました。到着して水温を見ると前日より約3℃低下。バスは冷え込みを避けてカバーに入っていると思われました。

カバーを直接狙うパワーフィネスは私より並木さんのほうが確実に上手い。「並木さん出番ですよ」と先に投げてもらった最初の1投目、奇跡が起きました。一番複雑なカバーの下に吊るしたスモラバにまたも2キロオーバーがきたのです。

エレキでボートごとカバーに突っ込み何とかランディングすることが出来ました。釣ったのはパートナーの並木さんですが、狙い通りのチームプレーにシビれました! これぞチームトーナメントです。
その後は冷え込みの影響か、釣れても300g止まりとなりましたが、何とかリミットメイクし時間切れとなりました。

2匹は300gクラスとは言え2キロが1匹入っています。スタート地点まで約1時間の帰路の中、いろいろな想いが頭を巡ります。これは勝っただろうと思ったのですが、そこは猛者ぞろいのBMC。初日2位の郡司プロペアにマクられて準優勝と相成りましたが、年間ダービーは逆転で優勝することが出来ました。

この年間優勝をとることで、夢の大舞台への出場権を獲得できます。当然私のトーナメントのモチベーションもこの出場権利を取ることにありましたが、毎年力およばず涙を飲んできました。やっと掴みとったこの権利、しっかり戦っていきたいと思います。

一年間を通してトーナメント運営にご尽力いただいたBMCスタッフの皆様、そしてゲーリーインターナショナル様をはじめとするスポンサー各位、また私のスポンサーでもあり素晴らしいトーナメント環境をご提供いただく霞ヶ浦トーナメントプレイス様に感謝申し上げます。

【Tackle Data】
・ファットヤマセンコー テキサスリグ
 ロッド:70HST(Fishing shop MSYオリジナル)
 リール:ダイワSS AIR
 ライン:フロロカーボン12lB
 フック:スゴイフック1/0
 シンカー:スゴイシンカー4g

・ファットヤマセンコー バックスライド
 ロッド:70MHST(Fishing shop MSYオリジナル)
 リール:ダイワスティーズAIR
 ライン:フロロカーボン10lB
 フック:スゴイフック1/0
 シンカー:ネイルシンカー1.3g

・ファットヤマセンコー ブラブラリグ
 ロッド:63MLST(Fishing shop MSYオリジナル)
 リール:ダイワスティーズAIR
 ライン:フロロカーボン10lB
 フック:スゴイフック1/0
 シンカー:にゃんたまシンカー0.8g

・ヤマタヌキ2.5 バックスライド
 ロッド:70MHST(FishingshopMSYオリジナル)
 リール:ダイワスティーズAIR
 ライン:PE1.5号+リーダー4号
 フック:スゴイフック1/0
 シンカー:ネイルシンカー0.7g

2nd place 6450g / 6 fish
ボーター:大石智洋/コ・アングラー:並木勇人

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?