納得のパーフェクトゲームで逆転優勝。
今シーズンより、BMCに出場している江尻悠真です。
BMCレギュラートーナメント第3戦で優勝することが出来たので、レポートいたします。
準優勝したJB TOP50からの変化をリサーチ。
まずこの第3戦に向けて1日半の直前プラクティスを行いました。
1日半といっても木曜日は風が強く、2、3時間ほど下流域と北浦を、前週行われたTOP50(準優勝!)からの変化をチェック。
翌日の金曜日は流入河川を主にチェックして回りました。
下流域はあまりパワーを感じられず、金曜日にチェックした各流入河川のなかから良さそうな川をいくつか見つけ、その中でも雨を味方につけられて、デカい個体が動いていたことも確認できた花室川をメインにしようと決めました。
プラではエビタヌキやバド、ムシエモン、コイケ17mmの反応がかなり良かったです。
他の川より地形変化がしっかりあり、川自体の流れの強弱も発生しやすいのでその瞬間を捉えられたらかなりウエイトを出せそうだなぁと思い初日を迎えました。
遅いフライト順を機動力でカバー。
初日はフライトが悪かったのですが、朝から競争をして、前を走っていた2艇を抜き、3番手で川に到着。
先行されていた平泉プロと郡司プロは手前で止まり、上に行って良いとの了解を得たので、最上流域に入ることが出来ました。
前夜までの降水量が予報より少なかったためバスもちらほら見える状況。
この川あるあるで、朝のいい時間は釣れなく心が危うくなってきたスタートから2時間後。
ようやく見えた魚をムシエモンで釣り、20分後にヤマタヌキで900gをキャッチ!
予想よりウエイトは低めでしたが、9時半にモコリークローでリミットメイクを果たしたものの440g、900g、430gと想定の半分以下。
この川は動いている魚に当たれば連発するので、このまま残り、10時過ぎに790gを釣り、430gと入れ替え。
11時過ぎに920gを、そのすぐあとにこの日最大の970gをキャッチして2790g。
初日は5位フィニッシュとなりました。
この日のバスはカレントを好んでいる感じがなく、すべてカレントがしっかりあるスポットの裏で待っているような状況。
キャッチしたウエイトは予想より低かったのですが、見えた魚は大きくて、「ここのポテンシャルはこんなもんじゃない!」と、2日目は自分たちのマックスを出すことを目標にこの川から動かないでタイミングだけを捉えることに集中しました。
理想的な展開でジャンプアップに成功。
この日も降水量は少なかったものの、カレントは強まり前日よりクリアアップ。
減水気味でしたがたまにバスも見えて、昨日とはポジションもあんまり変わってなさそう。
そんななか、前日と同じく2時間ノーバイトののち、リーズ横で950gをキャッチ!
約1時間後に410gを釣り、ここからこの日の流れを完全に捉えて、710gと1700gを連発!
ようやく狙っていたサイズが出たことで、今日もこの川をやり切る事に。
ちょい手前を釣ってもらっていた相野谷さんにも1310gがヒットし、これで1700g、1310g、950gとかなりいいウエイトまで持ってくることに成功。
その後、天候も回復してきて、シェードが比較的出てきたタイミングで、水面系からモコリークローのテキサスリグ(4g)にチェンジしすると、1500gクラスがバイト!!
しかしブッシュから出せずにポロリ…
このミスで「負けたかなぁ」とちょっとヘコみつつも、また魚が入り出してきている、とも感じ、ひたすら撃ち続けたところ、ブッシュの中層シェイクで1310gをキャッチ!
これで950gと入れ替えて目標の4キロ超え達成!
これ以上、上出来な日はないくらい完璧なゲーム展開が出来ました。
ライブ配信でもご承知のとおり優勝しました。
結果は上位が崩れたこともあり、逆転で優勝を手にすることが出来ました。
今回のキーはカレントがある所で、カレントの裏の中層から上を釣るというもので、それを2日間、ブレることなくやれたのが勝ちに繋がったと思います。
この模様は試合当日にライブ配信されましたが、アーカイブもあるのでまだご覧になっていない方はぜひ、チェックしてください。
最後に、今年からBMCトーナメントに参加させていただき、パートナーの方と協力して勝つ。
その過程で起きた喜怒哀楽を共有出来ることがいちばんの魅力だなと、改めて実感しました。
参戦間もないなかでこのような素敵な経験をさせていただき、たいへんうれしく思うと同時に、大会を運営してくださる幹事の皆様、関係者の皆様、そして素晴らしい会場を提供してくださっているバスプロサポート様、さらに素晴らしいタックルを提供してくださるスポンサー様など、すべての皆様に感謝致いたします。
ありがとうございました!!
【Tackle Data】
■タヌキたち
ロッド:WSC-ST65ML/TZ
リール:アルデバランKTF
ライン:アブソルートAAA10lb
フック:ダブルエッジ2/0
■モコリークロー4gテキサス
ロッド:WSC-ST69MH/TZ
リール:メタニウムXG
ライン:アブソルートAAA16lb
フック:インフィニ2/0
■ムシ系
ロッド:WSS~ST64Lプラス
リール:ヴァンキッシュC2500SXG
ライン:シーバスSix 0.8号