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介護相談「うちの母は認知症ですか?」

年末年始にあった介護相談です。

相談者 梅山さん男性 

母は、
90才 要支援2 ヘルパーさんに週2回掃除にきてもらっていました。
隣りの棟で、老夫婦2人暮らしです。
転倒し、「圧迫骨折」と言われました。
元気だった母が、何もやる気がなく、寝たり起きたりの状態です。
食事を作る気力なく、入浴にも手伝いがいります。洗濯もしません。
病院受診で「老人性うつ」と言われ、サインバルタカプセルと抑肝散が処方され、毎日自分で注射をうってます。注射の内容はわかりません。
来週、通院の付き添いをしますが、
「うちの母は認知症ですか?」

という相談です。
*一部内容を編集(仮名)しています。


老人性うつ とは?

「老人性うつ」とは、65歳以上の高齢者がうつ病になる総称

  • 気分がひどく落ち込む

  • 何ごとにも興味や喜びがわかない

  • 食欲が出ない

  • 眠れない、眠りが浅い

  • 何も考えたくない、または理由もなく焦燥感にかられる

  • いつも体がだるい

  • 集中できない

このような状態が2週回以上毎日続くようであれば、うつ病の可能性が高くなると言われています。

うつ病発症のきっかけ

環境的な原因としては、「退職」「家族、友人などの病気や死」「子どもの自立」など大きな生活環境の変化によって、気分が落ち込む理由が増えることが挙げられます。
身体的な原因としては、「体力の衰え」や「病気」、加齢に伴う「脳の機能の衰え」などが挙げられます。

(引用)


相談者のお話しを聴きました。

明るく、冗談がわかる母であったのに、やる気なく、食事も細くなっていく姿を目の当たりにして、
どうしよう と思ったようです。

実際にお会いしている方ではないので、何ともいえませんが、

認知症かどうか?と言われても

『 認知症かどうかはわかりません。』

と返答。

うつ状態であることは、お話しから分かりましたが、

治りますか?と聞かれても

『どうですかね・・。まずは、来週の通院付き添いのときに、かかりつけ医に症状を伝えて、医者から、病状をきき、治療方針と診断名をもう一度きいてみてはどうですか?』

とお答えしました。

この他にも、
骨折のこと、日常生活で困っていること、介護度、関わり方、見通しなどの相談がありましたが、
今回は、このことだけをnotoします。


認知症の検査はいままで受けたことがないそうです。

認知症かどうかは、
① 認知機能障害の程度(重症度)を評価する検査
② 認知機能障害の原因を調べる検査

をおこない、確定診断をうけることが大切だとおもいます。

相談者には、認知症疾患医療センター情報は、お伝えしました。

老人性うつ と 認知症 は、違います

介護者(周囲の人)が、勝手に

にんちしょう

と決めつけるのは如何なものでしょうか(私見ですが)

認知症とは、

物忘れなどの認知機能障害により日常生活に支障をきたすようになった状態です。


介護相談

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解決策が見つからないこともありますが、

話しをするだけでも、(話しを聴くだけ)もOKです。






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