ゲキドル感想(紹介)

この記事は、『クソじゃないアニメAdvent Calendar2021』の8日目の記事です。


https://adventar.org/calendars/6211

『______謎の災害・世界同時都市消失から5年
   世界は混乱の中にありながらも、少しずつ復興を遂げようとしていた

   そんな世界で
   3Dホログラムを用いた「シアトリカルマテリアルシステム」を使った演劇に魅せられ、光り輝くステージを目指す少女たちがいた

   それぞれの思いを胸に
   今、ステージの幕が上がる』

上記の謳い文句は公式サイトより引用http://gekidol.com/story/

まずゲキドルという作品を見て感じ取った要素が

劇・SF・百合

が全体通して感じられる要素だったんじゃないかと思う。

ただ本作、本当に説明しようがない。
設定等の内容を掻い摘みながら良かったと思う所を挙げていく事にする。

演劇に対する思いの篭った事を熱弁し出したキャラクターが居ると思えば、今度は舞台である池袋の都市部がすっぽりと消えた様が描写されたり、

「せりあを本物にしてあげる!」

と言った意味深長な各務あいりが守野せりあに発言した事や(もちろん舞台に立つ者として恥じない様に鍛えてあげるの意味だが…)、あいりがせりあへ突然キスしたりと、もう何が何だか…なエキセントリックな展開が思いの外飽きが来なくて、目まぐるしく移り変わる展開が良かったと思った。

何より作中に登場する『ドール』なる存在(舞台装置と称したAI)がおり、360℃見渡す景色が一変し、まるで本当にそこに居るかのような具合で見せるのも面白い。

そのドールも実はある会社の製品だったとか、本作中における活動拠点となっている
『アリスインシアター』なる劇場の演出家である榊原かをるが抱えている過去が…という内容についてはネタバレを多分に含まれているので、是非とも視聴する事によって解き明かして欲しいと思う。

この作品は2021年冬クールに放送配信されたものだが、実は声優らによるアフレコは2015年に行われたものと言う。

主人公格の守野せりあを担当した声優、赤尾ひかるは本作が現事務所に所属し、初めてアフレコを行ったキャラクターとの事で、2021冬の前クールである某アサ〇トリリィでも主役を務めたりと今や時をかける声優だが、2015年当時はまだキャリアの浅い新人声優だった事を考えると年月経過を感じさせるとともに、ここまで寝かせた理由等も気になる所ではあるが、ここでは多く語らず、ゲキドルに魅せられた人が『本物』になって欲しい。

感想という側面よりも紹介に近い内容となったが、放送時期がもっと早ければ一大コンテンツになり得た可能性もゼロでは無かったゲキドルに刮目して欲しい。
そして、舞台の終演を見届けて欲しい。

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