宝石の国(紹介)

この記事は、『クソじゃないアニメAdventCalendar2021』の13日目の記事です。

https://adventar.org/calendars/6211

2017年秋クールアニメと言う事でかれこれ4年前の作品になるのだが、当方はこの作品の続編を強く切望している。
感想と言うより紹介と言う形が落ち着きつつある(良いのかそれで)が、視聴層や読者層がそれなりに厚い作品、宝石の国に再スポットを当ててみた。
制作会社であるOrangeが作り上げる渾身のフル3DCGアニメ、滑らかな映像、映像を更に引き立てる劇伴、そして、ストーリーである。

『今から遠い未来、僕らは「宝石」になった
講談社「アフタヌーン」で連載中、市川春子原作、累計発行部数140万部突破の人気コミック「宝石の国」。

今から遠い未来、かつて存在した生物が、不死の身体をもつ「宝石」になった世界で、月から飛来する謎の敵“月人”と宝石たちとの激しい戦いを描く、強くてもろくて美しいアクションファンタジーコミック。 連載当初より、その独創的な世界観と、個性的で美しい宝石たちの魅力、そして謎に包まれた物語が人気を博し、注目を受けている。
そしてついに本作待望のTVアニメ化が決定!!2017年10月7日よりTOKYO MX,MBS,BS11,AT-Xにて放送がスタート!!
TVアニメシリーズのメインスタッフは監督に京極尚彦(『ラブライブ!』『GATE自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 』)、シリーズ構成に大野敏哉(『青の祓魔師 京都不浄王篇』)、そしてキャラクターデザインに西田亜沙子(『ラブライブ!』)ら豪華スタッフが参加!また、アニメーション制作は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』や『劇場版 マクロスF』のCGパートを手掛けたオレンジが担当。美しい宝石たちの煌きや、月人との独創的でダイナミックなバトルアクションシーンなど、3DCGで眩い世界観を表現する!』

http://land-of-the-lustrous.com/story/works.html
(公式サイトより引用)

2017年当時の秋アニメが一通り発表になって何を見てみようかと探っていた中にあったこの作品。
キービジュアルが綺麗だけどどこか惹かれるものがあると思い、視聴する事を決めた。
3DCGというだけあって映像が綺麗、キャラクター達が織りなす掛け合いも良い。気付けば毎週見ていて、最終回にまで至っていた。
それは3DCG映像が綺麗だから、と言う理由以外に視聴継続させる決定打になったストーリーの良さにあったからだ。

それは美しくも儚い物語だったから。

基本的に登場するキャラクター達はみんな不死身だ。
病気で死ぬ事が無ければ、怪我をする事も無い。
しかし、衝撃や過負荷により身体の一部が欠けてしまう…と言う事はある。

しかも記憶は身体に依存してると言うのだから、欠けてしまう箇所が多ければ多いにつれ、記憶を失ってしまう事柄も多くなる…と言う訳だ。

それに時折月からやってくる敵対する集団、『月人』だ。
これらは宝石のキャラクターを連れ去ろうと目論み、その度に自衛の為の戦闘が起こる。
最悪の場合、本当に連れ去られてしまったケースもあった。

それはep.8の『アンタークチサイト』回での事だった。

月人と対峙していたフォスフォフィライトとアンタークチサイトだが、手足を欠損し、新たな手足を付けた状態で不慣れなフォスが手足のコントロールに手間取っていて、それを手伝っていたアンタークチサイトが拐われてしまったのだ。

決して映像美だけで魅せるアニメでは無く、仲間を失うと言う辛辣な要素も盛り込まれているのだ。

一部ネタバレとされる箇所を取り上げたが、その前後にもキャラクター達が織りなす活躍があるのでチェックして欲しい。

尚2021年3月からアフタヌーン休載中であるが、2021年12月現在単行本が11巻まで発売されているので、アニメが良く原作も一読してみたいと思った人は是非に。

自分たちの身を守りながら過ごす仲間との時間を尊ぶそんな作品、宝石の国をよろしくお願いします。

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