[第26回] リユニオン

 心が病んでいる。

 リユニオン、初めて感傷ベクトルで泣きそうになりました。泣いてはいない。まあもともと泣くことが少ない人なので。だからこそ自分の中では泣きそうになったってのは珍しいんですよ。

 この曲がトップ5に入っている理由は「最大瞬間風速」が大きかったことですかね。のっけから鳥肌立ちまくり。あ、初めて聞いたのはLINE漫画でのpvです。

 素材を余すことなく使っていて愛を感じます。

 最初のところの歌詞は昔の曲たちを使っています。「エンリルと13月の少年」「星のぬけがら」あたりが分かりやすく使われているかと。(無理やりこじつけていいならあと何曲かはあると思います。)

 んで僕が泣きそうになったところですが、「ここにいるよ君はどこだろう」という所です。いやー卑怯ですよ、こんな言い回し。
 当時この曲が発表されたとき僕は感傷ベクトルはどこか宙に浮いているように感じていました。正直な話いつ消えてもおかしくなかったので…。だからこそ、「星のぬけがら」の歌詞を借りての安否確認?存在証明?いや帰ってきたぜって感じには心に来るものがありました。おかえりなさい。

 漫画では「あなたにとって音楽とは?」という問がありました。いろいろ考えてみたのですが、自分の言葉でいうならば「自分の傷の存在を認めてくれるもの」という答えになりました。(今はね。)世間一般の言い方をするならば「病名」です。僕は音楽を聴くときまず歌詞を一番に聞きます。この曲は何を伝えたいのかってところを気にしています。とくにその伝えたいことが自分の悩み(病)に近ければ近いほど好きになっているなぁとこのシリーズを投稿していて気づきました。これが僕の答えです。

 次回は「僕の嘘とエンドロール」です。

 

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