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大人のものさし 子どものものさし

おはようございます。
放課後等デイサービススタッフのYです
来週から3月を迎えますね。卒業シーズンが近づき、子どもたちの今までの成長を感じ嬉しく思う気持ちと寂しい気持ちでいっぱいです。
「今」この瞬間を大切にしながら元気いっぱい楽しく過ごしていきます!!

本日のブログは、前回の研修会から(ついに・・・この日が)学んだこと・アドバイスをいただいたことを活かし、デイサービスの環境について考える⇒話し合い⇒実践⇒現在の様子をご紹介いたします。

研修会でいただいたアドバイスの中から【今すぐに取り組めること】【ブルースターの色を残しながら環境作りの見直し】について考えました。

話し合いで、短期間で実行できること↓
*タイムタイマーの導入。
*活動中に棚にカバーをかける。
*デイサービス全体の色の統一・使い分け・シンプルに。
*掲示物は伝えたいことを明確に、わかりやすく。

1月の下旬から、取り組みを開始!!
その中で、発見と驚きのある出来事がありました。

【タイムタイマー】

タイムタイマーが登場すると・・・
子どもたちは、「あ!見たことがあるよ」「使ったことがある」と教えてくれました。

実際に使用すると「あと少しで音なるね」「時間になりそう。用意しないと」などと自分たちで意識する様子が見られました。そして、子どもたち同士で「音なったよ。おしまいだね」と教え合う姿まで!!

タイムタイマーは音が鳴るだけではなく、終わりの時間が目に見えることで見通しが立てられ切り替えるタイミングがわかりやすいと感じました。時計の読み方がまだわからない子にも優しいツールです!!

【活動に移る前に棚にカバーをかける(イラスト+文字つきパネルを貼り付け)】

活動中に、子どもたちの目に「楽しそう」「やってみたい」と映ると行動に移ります。その気持ちを落ち着かせるために、活動が始まる前にカバーを取り付け視覚への情報を減らします。物が隠れることで目を向ける場所が絞られる⇒パネルを見ることで"次への行動"を明確にすることができると思います。

活動中におもちゃを離さずに持ち、遊ぶ・本に夢中になる子どもたち。実際にカバーが取り付けられると・・・ 最初は、不思議そうに見つめ自分のそばに置き様子を窺います。
日がたつにつれて、触る回数が減る・パネルを何度も見返す姿が見られる・自分のそばに置くが触らないなど変化がありました。(しっかりとお片付けができる日もありました!!)

一生懸命、自分たちの中で切り替えるタイミング・我慢・理解しようと意識していることが伝わり成長を感じる場面を目の前にして嬉しさが止まらないスタッフでした(#^^#)

短期間で、発見がありながらもつまずきも・・・
・ここは注意しなければならい点(こだわりにかわってしまうのではないか)
・タイムタイマーの構造などに興味を持ち触れたくなる気持ちにどのように寄り添うか?など振り返り・考える出来事もありました。

研修とこの環境作りを通じて、大人のものさしではなく子どもたちのものさしに目を向けていくことの大切さを改めて実感しました。

子どもたちにとって【どのような環境が過ごしやすいのか】【安心できる空間があるのか】を見つけ出しホッとできるデイサービスを目指し続けます。

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