見出し画像

CHABOのKing Biscuit Time DJ 南青山MANDALA 2024.2.21.

この日、チャボがかけた曲はソウルやブルース系はほとんどなく、ロック色が強く楽しめた。個人的には全曲がロック、さらにメジャーなバンドやアーティストでいいと思っている。僕はチャボが何をかけるかよりも、曲やバンドやアーティストを語るチャボが聴きたいからだ。だから僕自身が好きな60年代から70年代のロックをネタにして欲しいのである。

実際、これまでもDJはもちろんラジオなどでも60年代から70年代の王道ロックを語るチャボは最高だった。いくつか印象に残っているラジオ番組をあげると、1994年『LOVE OVERTIME Chabo Doorsを語る』。そして2007年『ワールド・ロック・ナウ サマー・スペシャル~ザ・ビートルズとは何か?~』。特に後者は、渋谷陽一とチャボでビートルズのデビューから解散までを時系列に振り返る2時間のプログラム。しかも「抱きしめたい」で始まり「ジ・エンド」で終わる直球な内容。二人のトークも愉快で興味深くて十分に満足できたうえ、そこに圧倒的なビートルズの音楽がのる。普段の生活の中で常に鳴り続けているビートルズであるが、チャボと渋谷さんにとってはもちろん、自分にとってのザ・ビートルズとは何かを考えるに相応しい番組で、本当に最高だった。

このように、CHABOのKing Biscuit Time DJでもひとつのバンドやひとりのアーティストをテーマにしたプログラムも聴いてみたい。

コステロに目がいったがチャボはふれてくれなかったのが残念

PLAY LIST

  1. Cloud 9 / George Harrison

  2. Say It (Over and Over Again) / John Coltrane

  3. Long Time Gone / Crosby, Stills & Nash

  4. Our House / Crosby, Stills, Nash & Young

  5. Dream a Little Dream of Me / Cass Elliot

  6. If I’m in Luck I Might Get Picked Up / Betty Davis

  7. Fresh Air / Quicksilver Messenger Service

  8. Get Together / The Youngbloods

  9. 仲井戸麗市 / I think of R.MANUEL(リチャード・マニュエルに捧ぐ)

  10. Devil in His Heart / The Donays

  11. Devil in Her Heart / The Beatles

  12. Well (Baby Please Don't Go) / John & Yoko/Plastic Ono Band

  13. Waitin' On A Sunny Day / Bruce Springsteen

  14. Little Wing / The Jimi Hendrix Experience

久しぶりに『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』を聴きたくなった。

最後はボビー・チャールズの「I Must Be In A Good Place Now」を生歌で披露。

p.s.
恒例の、お客さんからその場で質問を受ける生おたよりコーナー。偶然、この日はチャボの2ndアルバム『絵』の発売日。それに絡めて当時のRCファンクラブ会報に載ったチャボが読んだ3冊の本の話題が出た。ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』、原口統三『二十歳のエチュード』、立原正秋『夢は枯野を』。僕も興味を持って、これらすべてを手に入れて読んだ。当時はチャボが影響を受けたというものには片っ端から触れていたと思う。そんなことを懐かしく思い出した夜でもあった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?