米津玄師 超ロングインタビュー 要約しました 月刊カット9月号
米津玄師 超ロングインタビュー 要約
月刊カット9月号
・STRAY SHEEPが終わったときは、本当に抜け殻みたいだった
・今回(LOST CORNER)は晴れやかな感じ
・20曲収録したが、本当はもっと増やしたかった
・半分は未発表のアルバム曲にしたかった
・作っている最中はすごく楽しかった
・「地球儀」は自分の人生で一番光栄なことと同時にすごくしんどかった
・もうこれでキャリアもおしまいかもという感じ
・去年は精神的にすごく沈んでる年だった
・余命宣告されたような日々を過ごす
・「がらくた」を作る中で、自分自身考え方を変える必要があると思いながら生きていくうち、すごく楽しくなってきた
・コロナ禍で、自分は永遠に家にいれる人間だから(ある意味)自分の生活スタイルが社会の規範になってしまった
・自分にとって都合がいい世の中は、生理的な気持ちの悪さがあった
・(コラボレーションが続いた件)これはどこかで終わらせないとやばい感じがあった。このまま行くと身が持たないという危機感がすごくあった
・「君たちはどう生きるか」で山を登る感覚が「登りきっちまったな」と感じた
・自分にコントロールできないものを見つめすぎないようにする
・SNSは切り取られたイメージや虚像がどんどん広がり、自由に飛びまわってしまう。でも今はそういうものを見ても、「自分のことじゃないな」と思えるようになった
・構造的に実像と虚像は両方生まれるし、それに抗ったところでどうしようがない
・悪意や誤解に晒されたとしても奪われない領域を持っておくこと
・(この4年間)対外的なイメージをコントロールしなければならないという意識がものすごく強くあった。でも昔ほど気にしないようになった
・実像と虚像と大きく線引きすることによって、あまり細かく考えずに済むようになった
・アルバムの新曲も「がらくた」を除いて全部自分ひとりで作ったが、楽しくてしょうがなくて。自分の姿を相対化しなくていいから
・原点回帰しているなという言い方ができる。楽しい!タイアップじゃない曲、嬉しい!みたいな感覚
・「がらくた」はものすごく個人的な体験が入る曲になった
・精神的に参った友達に会いに行ったとき、「自分は壊れていない」と言い張る。帰ってひとりで考え、「壊れてて何が悪いんだろう」と思った
・あなたが壊れていようと壊れてなかろうと私は変化していくあなたを受け止めるだけだし、それによって何かが大きく変わるとは思えない
・廃品回収車のアナウンスで「壊れていても構いません」という言葉が、自分にとってものすごく重要ではないかと思った
・今までの音楽活動もそうだし、これからやっていくことにも一貫して大事な言葉ではないかと思い直した
・自虐に3パターンあり、一つは周囲に位が高い人がいて、私なんて大したことないという自虐、二つ目は萎縮している人に対し、自分も大した人間じゃないとあえてへりくだるパターン。この二つは視点が相手側だ
・三つ目は結局自分ってどうしようもないなと自分で自分を容認する、自己完結するやり方
・今回のアルバムもそういうカラッとした自虐に落ち着けたかった
・誰も傷つけない表現は存在しない。しょうがないからといってなんでもやっていいわけではない、その塩梅で試行錯誤していかなければいけないのがエンタメなり、芸術なりを作る人間の宿命だと思う
・獲得は喪失の始まりというか、コインの裏表であり、何かを得ることがあれば同時に失うものがある
・自分が今安息な地だと思っていても、時間が経てば変容してしまうし、そこに閉じこもっていてもしょうがない。だから何かを手放すのはすごく重要なこと
・昔だったらいろんな自意識が働いて、自画像をジャケットにするなんて恥ずかしくてできなかったが、(実像と虚像の)線引きができたからこそ、自由になった感じがあり、こういう表現をしても揺るがない何かが自分の中で見定められるようになったからこそできるようになった
感想
米津さんのアーティストとしての苦悩、苦労、現在の心境などがうかがえて、大変興味深い内容でした。
2023年のツアーで、マインスイーパーのトークが話題になりましたが、やはりあの頃は大変だったのですね。
要約は私個人の主観でまとめてあります。省略した部分にも大事な情報が書かれているので、気になる方は
ぜひ月刊CUT9月号を購入して、お読みください。
新作「LOST CORNER」が届き、ライブ映像を観たり、グッズのディスプレイをしたり、各媒体のインタビュー記事をチェックしたりと大忙しの米津さんファンのみなさんに少しでも参考になればと思い、記事を書きました。
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