青いTシャツ屋さんとは?

青いTシャツ屋さんは2021年2月に私が立ち上げたネットショップです。その名の通り、青いTシャツを売っています。(でも、青いTシャツ以外のものも売っています)今日は、青いTシャツ屋さんとは何なのか、お話ししたいと思います。

毎年4月2日は国連が定めた世界自閉症啓発デーで、前後の1週間ほどの期間、駅前広場などの公共スペースや各地のランドマークがブルーにライトアップされます。自閉症支援に関わる団体によってイベントやセミナーなども開催されます。そんな活動を知ってもらうために、4月2日に着る青いTシャツが欲しいなと思いました。でも、春先のこの時期、ロイヤルブルーのTシャツなんてお店には売っていません。だったらいっそ、作ってしまおうかな?なんてことを漠然と考えていました。

自閉症の人の中には、個性的で素敵な絵を描く人がいます。どうせ、オリジナルの青いTシャツをつくるなら、そういう絵を使えたらいいなぁと考えて、そこから妄想が広がり始めます。

自閉症の人の描いた絵でTシャツを作って販売して、その売り上げからロイヤリティを払う。そうすれば、日常の中の何気ない活動が、生産性のある活動となり、自閉症者の社会参加や自立支援に繋がるのではという妄想。更に、販売益は私が最もやりたいと考えている、自閉症児の保護者支援の活動に役立てようという妄想。そんなことが実現すれば、障がい者は一方的に支援される存在ではなく、誰かを支えることもできるので、支え合う仕組みが作れるのではないかという妄想。

そんな妄想を実現できる可能性について私なりに色々考えてみました。ネットショップなら無料で簡単に作れるし、Tシャツだって在庫なしで1枚から作れるサービスがあるし、デザインだって写真を加工してデザインデータにするくらいは無料アプリで私でもできるし、お金もかけずに意外と簡単にできるような気がしました。

とにかく、動いてみよう!あとは動きながら考えよう。

青いTシャツ屋さんは、そう思って、勢いで立ち上げたネットショップです。「支援する人とされる人の境界をなくし支え合う仕組みづくり」がコンセプトです。当初の構想では「自閉症者」をイメージしていましたが、限定する必要はないし、むしろ限定しないほうが関わる人が増えて活動が広がりやすいと思い、デザイナーは障がい者に限らず、誰でもOKにしました。

とにかく、ショップは立ち上げたので、あとは、動きながら考え、考えながら動いていきます。このノートではそんな動きと考えを伝えていきたいと思っています。


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