挑戦の振り返りと新天地への抱負
◆自分の船は自分で舵を取る
日系の大きな企業で働く中で、出来レース的に配属先が決まることが往々にしてあります。成し遂げたいビジョンの解像度を高く持っていても、やはりそれとはかけ離れた部署への配属になり、「この仕事も後で何かの役に立つ」と半強制的に自分を納得させる必要がありますし、僕も今年度前半まではそうなっていました。2021年度は、上記のような「自分の船を会社が舵取りする」状態から「自分の船を自分で舵取りする」状態にすることを成し遂げた1年でした。
◆やってみなはれの精神
具体的には、「社内新規ビジネスオーディション」というもので優勝し、そのビジネスアイデアを実現するための部署に異動になりました。異動先は入社前から一番行きたかった部署で、急遽にはなりましたが願ってもない異動でした。この挑戦機会を最初聞いたときに今回は参加を見送ろうと思いました。なぜなら明らかに挑戦する理由よりも挑戦しない(現状維持に対する)理由のほうが多く頭に浮かんだから。でも悩んだ挙句、「これまでの人生で、初め迷っていたが、とりあえず行動してみたら大きな達成感を得られた経験」しかないと思い、挑戦するハードルを下げるために、具体的なアクション(過去の発表を見てみる、一回ポスター作ってみる、先輩に話聞きに行く)をとってみました。そしたら次第にその挑戦が現実味帯びていき、気づけばファイナリストとして執行役員にプレゼンするところまで登りつめていました。。。最終的にファイナリスト全員が認められ、歴代初の現場スキップでの異動となりました。
終えてみて感じたこととして
・大学で学んだことは想像以上にレベルが高かったこと(1からビジネスストーリーを作る力、データドリブンに紐解く力、プレゼン力、料作成の力)
・想像以上に応援してくれる人がいたこと/会社の社風の良さ
がありますが、何より良かったことは、
この会社に「若いうちから挑戦できる環境があることを証明できたこと」ではないかと思います。これは実体験をもった自分だからこそ胸を張ってそう言えます。就活時期に、最も会社に対して懸念していた点を自ら1年目で克服できるとは思いませんでした。「やっぱりやってよかった」、そう思いました。
◆HND空港卒業
さて、異動には現場の卒業がつきものなわけで、わずか1週間で羽田のお姉さま方に感謝とお詫びをするミッションがありました。この時期は目まぐるしい変化すぎて頭が追いつきませんでした。同期と遊びたい、メッセージ書かないと、去る手続き、着任手続き、などなど、
キャパギリギリだったかもしれません。。個人的にもお世話になった先輩も多く、非常に心苦しい限りでした。「最後だから。。」といって色々な場所を経験させていただきました。総じて思ったことは「航空業界ですげえ!」ってことですね、パイロットや客室乗務員、整備士、グランドスタッフなどのその道のプロフェッショナルが1つの飛行機を飛ばすために全力で業務を全うする姿がとってもかっこよかったです、まさに「最高のバトンタッチやな」って思いました。そして、年度終わりということもあり、色んなところで「ありがとう」という言葉が飛び交っていました。いつもは色々しんどいこともあるやろうけど、みんなで乗り越えた1年ということに感謝の輪がたくさんできていました。めっちゃええ会社やな、より一層会社が好きになりました。たくさんの仲間や慕ってくれたお客さまと出会えた羽田空港こそ、一期一縁の場所、仕事場でもありましたがより大好きな場所になりました。人生の中でこの環境で働けたことはとても良かったし、もっと働きたい(もっといてほしい)と言える(言われる)うちに卒業できたことは最もタイミングが良かったと思います。
◆やっとこさスタートライン
てなわけで、最短経路でビジョン実現できる部署に着任したわけですが、ここがゴールではなく紛れもなくスタートです。ここからどう行動するかで大きく変わります。どう行動するか、それを迷わないために目的、目標、手段、想いを明記します。
所属で一番の稼ぎ頭になる。大きなことをするために出世する。そのために何が必要か見極める。人付き合いもめちゃくちゃ大切。と考える中で
現在の目標は、、、
「社内データサイエンティストといえば自分と言われるくらいの認知度を」 です!
具体的なマイルストーンとしては、
-役員方と一緒に仕事する。そこでとにかく吸収する。
-自身の貢献度が半分以上のプロジェクトで社内のプレスリリースに載る
-自身の貢献度が半分以上のプロジェクトで日経新聞に載る
そのためには、
①ビジョン実現にダイレクトに貢献できる/本業でやりたいことができることに感謝すること
②目先の楽なことに流されずにしっかり妥協せずに働くこと。
③人が優しい分自分に対して厳しくし、予習していくなどの「習慣」を作ること
が大切だと思います。
これまでのラッキーに感謝しながら、自分はまだまだだという謙虚な気持ちをもって健康第一で2022年度もコツコツと頑張ります。
以上。