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バンドアンサンブルにアコギストロークは必要か?

アコギ弾き語り系のアマチュアミュージシャン諸兄には「お気に召さない」記事になると思います。
オイラは19歳の頃からMTRを使った一人多重録音にトライしてきましたが、何度やっても「アコギ弾き語り」っぽいストローク録音したでアコギサウンドは「バンドアンサンブルには馴染みにくい」と思わざるを得ません。

具体的には、フォーク系の定番である、ローコードで「C-Am-F-G7」等を上下ストローク1~6弦すべてを鳴らすような奏法だと、ドラム、ベース、エレキギター、キーボード等の中に「埋もれて」しまうんです。

その理由をオイラなりに考えてみると、まず、アコギストロークの場合、6弦すべてを鳴らしてしまいがちですが、他のパートはあまり多くの音を重ねていません。
ドラムは、同時に鳴らせる音は、右手・左手・右足・左足の4音。
ベースは、原則として単音(1音)。
エレキギターは、リフバッキングだと2~3音、カッティングだと1~4音、ソロだと単音。
キーボードは、白玉こそ3~6音くらいですが、オブリガートだと1~3音くらい。
つまり、必要最小限の音でもっとも効果的なアンサンブルを構築していると思うワケです。
さらに、発音時間も曲調によって最適な発音タイミングに調整するなど、グルーヴの一端を担っています。

対して、フォーク弾き語り系のアコギ演奏の場合、6弦すべてを、スラーっぽく(間隙なく)弾くパターンがほとんどのように思えます。つまり、漫然に弾きすぎてメリハリに欠けているのではないか?というのがオイラの経験則に基づく「アコギがバンドアンサンブルに馴染まない」大きな理由だと考えています。

実際、フォーク弾き語り系の方が「とりあえず知り合いのアマチュアにバックバンドをお願いした」と思しきユーチューブ動画を拝見すると、アコギがバンドのグルーヴマスターとして機能しているケースは、まず見当たりません。

では、バンド演奏にアコギサウンドを馴染ませるにはどのようにしたらいいのか?
オイラ的解答は次のとーり。

① ローコードで6弦すべてをストロークするのではなく、特定の弦を強調するピッキングを行う。
② 発音タイミング(特にミュートのタイミング)を左手でコントロールするようにする。
③ リフ弾きする。
④ カッティング弾きする。
⑤ メロディアスなアルペジオを構築する。
⑥ 開放弦を有効利用したソロギター風味のフレーズを構築する。
といったところでしょーか。

プロの作品だと、いわゆるウェストコースト系が参考になると思います。

ちなみにオイラの場合だと、「エレキギターのバッキングフレーズをそのままアコギでコピーする」、という方法をとっております。

こんな説明で読んでる方の参考になるんかいな?


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▼IMFORMATION

● BROWN SUGAR open-mic センバツライブ
     ※開催延期となりました

日時 2020年4月7日 (火)19時00分~21時00分(予定)
会場 ミュージックバー ブラウン・シュガー
住所 静岡市葵区人宿町1-3-12 森田ビル2F
料金 ミュージックチャージなし、要ドリンクオーダー
出演 19時00分~ マカロン(ポップ/ギター・KBデュオ)
   19時30分~ ホリ・ブラウン(ロック/ギター弾き語り)
   20時00分~ Akio Emanuel(インスト/ソロギター)
   20時30分~ BLUES和也(イカサマロック/ギター弾き語り)

● 月イチ定例やまぼうしライブ
  ※4月10日、5月8日のライブは中止とします
  ※6月定例ライブから再開予定です

会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし   
住所 静岡市葵区辰起町8-17 電話054ー271ー1602
料金 500円 (ワンドリンク付き)

▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル
旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ

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