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ライブ本番前のリハーサルへの臨み方

山下達郎は、ライブ本番よりもリハーサルの方に全力を傾注している、というウワサを聞いたことがあります。
森山良子は、音響・照明側がオッケーならすぐにリハーサルを終えてジョギング(会館の周りをランニング)に向かうそうです。

オイラが敬愛してやまない二人のボーカリストでさえ、これだけ「リハーサルに対する臨み方」に違いがあります。

さて、アマチュアの場合を見てみると、幸か不幸か「十分にリハーサルの時間を確保できるような余裕あるライブなどほぼ皆無」という現状であるためPA側が楽器音量やボーカルの声量、返し(モニター)の音量やバランスの確認の段階(よーするに、リハーサルというよりPAチェック)で終わってしまいます。

百歩譲って、運よくPAチェックが終わった後、数曲をフルで演奏できる時間が確保できたとしましょう。さて、あなたはこのとき、本番と同様のパフォームを行いますか、それとも本番に備えて余力を残すようセーブしたパフォームにとどめますか?

前述のとおり、超一流のプロでも人によって選択肢はまばらなので、どっちがよい、という正解はありませんが、オイラは間違いなく「全力派」。
単に自分自身に気合を入れるため、という理由に過ぎませんが。

ちなみにオイラのPA屋としての経験則を述べさせていただくと、「全力派」と「余力派」の割合は「2対8」くらいでしょーか。中にはこれ見よがしにマスクを付けてゴホゴホさせながら「今日は調子悪いんだよね」とか言って、適当にリハをこなすボーカリストが少なくありません。こーゆー人に限って「今日は絶好調」という日が一日もなかったりするワケですが(苦笑)
とは言うものの、本番では一転して素晴らしいボーカルを披露してくれる方が大半なので、結果オーライではありますが。

最悪なのは、リハの時は小声で楽器演奏も小さいボリュームなので「余力派」かと思ったら、本番も大して変わらず、あれが「全力」だった、という笑えないオチもあったりします。

何はともあれ、リハーサルは「ない」より「あった」方が全然いいので、そのためには、すぐにPAチェックを終えることができるよう、事前の楽器準備を万全にしておくことがなによりです。

よしなに。


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▼IMFORMATION

● 2月定例やまぼうしライブ

日時 2020年2月14日 (金)19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   住所 静岡市葵区辰起町8-17 電話054ー271ー1602
料金 500円 (ワンドリンク付き)
出演 19時30分~ 秋山マサアキ (ポップス AOR/ギター弾き語り)
   20時15分~ 丸山研二郎
         (ワールドミュージック/ギター弾き語り・ソロギター)

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▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル
旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ


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