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この手があったか! 後付けアコギ用ピックアップの新製品 SKYSONIC WL-800JP

例によってインターネット漂流していて偶然発見しました。
メイド・イン・チャイナの新製品、アコギ用ピックアップ「SKYSONIC WL-800JP」

ギター弾きのみなさんにはご存じのとおり、アコギには、購入時にすでに本体内にピックアップが仕込んである「エレアコ仕様」と購入時にはピックアップの類いが仕込まれていない「非エレアコ仕様(?)」があります。

んで、ライブにおいてアコギを弾く場合、エレアコ仕様のギターは、本体に装備されているジャックとPA担当者が用意するダイレクトボックスにシールドケーブルを接続すれば、比較的簡単にPAスピーカーから音を出すことができます。ハウリング対策に関しても有効(ハウリングしにくい)です。

一方、エレアコ仕様でないアコギの場合、PA担当者は原則としてアコギ収音用のマイクを設置することによって音を拾うようにします。
しかし、演奏者のスキルによってギターの生音(ナマオト)の大きさに差異があり、ピッキングの力が弱い演奏者の場合、ハウリングマージンを稼ぐことができずハウリングしやすいリスクが生じます。

エレアコの場合、演奏者によって出音の好き嫌いが顕著なので、決してエレアコ仕様のギターがベストとは言い切れませんが、少なくともライブにおいてアコギを収音するPA屋的には、間違いなくエレアコの方が「扱いやすい」と断言できます。

オイラがPA担当させていただくライブで、演者が非エレアコ仕様のアコギを使う場合は、オイラが常備している次の機材で対応するようにしています。

1 Countryman Isomax(注:下記動画はIsomax 2G)

2 IK Multimedia iRig Acoustic Stage

オイラの経験則では、この2つのいずれかの方法で大抵の非エレアコ仕様のアコギでもライブで十分な音量を出すことができると思っています。
ただし、一度、これらのギアをアコギに取り付けると今度は取り外すのが面倒なので、リハーサル後に控室でチューニングしたいときなど「いったん取り外してライブ直前にまた接続したい」というありがちな要望が少しだけ困難でありました。

さて、このたびオイラが目にしたのは、そんなシチュエーションでもまったく問題なく対応できるアイディア商品。
ぬわんと、アコギのサウンドホールに取り付ける「ワイヤレス式後付けピックアップ」とな。

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SKYSONIC WL-800JP

アコギに取り付ける作業がちょっち面倒ではありますが、いったん取り付けてしまえば、リハーサル終了後に演者がギターを控室に持ち帰ろうが、ケースに片づけてしまおうがお構いなし。オマケにステージ上ではケーブルが邪魔になることもなく、ハウリングのリスクも低いとくれば、これはかなり魅力的な製品となり「欲すぃー病」が発症するのも仕方ありません。

ワイヤレスの仕様が最近のトレンドのデジタルワイヤレス(2.4GHz)ではなく、昔ながらのアナログワイヤレス(800MHz帯)というのがちょっち気になりますが、ギター本体にアンテナを収納してしまうからにはやむを得ないのかもしれません。(注:デジタルワイヤレスは遮蔽された環境に弱い)
また、ピックアップ側のバッテリー持続時間も気になるところ。
その辺の情報が確認できたら、ちょっち様子を見ることとしようかな~っと。


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▼IMFORMATION

● 2月定例やまぼうしライブ

日時 2020年2月14日 (金)19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   住所 静岡市葵区辰起町8-17 電話054ー271ー1602
料金 500円 (ワンドリンク付き)
出演 19時30分~ 秋山マサアキ (ポップス AOR/ギター弾き語り)
   20時15分~ 丸山研二郎
         (ワールドミュージック/ギター弾き語り・ソロギター)

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▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル
旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ

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