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恋は邪魔もの / 沢田研二

1974年リリース、沢田研二のソロ9枚目のシングル曲。
「恋は邪魔もの」
ドライブ感あふれる快作で、オイラ的「沢田研二のお気に入りの曲」のナンバーワンでございます。

作詞:安井かずみ 作曲:加瀬邦彦 編曲:大野克夫

ジュリーがヒット曲を量産していた70年代において、ほとんどの曲は加瀬邦彦か大野克夫によって書かれていました。そして作曲した方が編曲も手掛けていたケースが大半と思われますが、本曲はお二人が「分業」している点がレアであると感じます。

また、テレビ出演時には「井上堯之バンド」が演奏していたことは、みなさんご承知と思われますが、実は、シングル曲のレコーディングを井上バンドが担当したのは、この「恋は邪魔もの」が唯一無二となっています。
井上バンドのうち、大野克夫、速水清司、原田祐臣、田中清司といったメンバーは多くの作品のレコーディングに参加しているものの、井上堯之、岸部修三のお二人が起用されることはあまりなかった様子です。

さて、前述のとおり本曲はグループサウンズの雰囲気を残しつつ「日本のロック」に昇華している、ヒジョーに興味深い一曲ではないか、というのがオイラの見解です。
なお、この路線は1980年リリースの「恋のバッド・チューニング」に引き継がれているようにオイラは感じます。

Key=Gマイナーで、奇をてらったような転調ワザはないものの、Ⅳ(E♭)やⅢのジミヘンコード(Dm7(#9))の使い方が実に秀逸で、ところどころに挿入されるキメが、曲全体の疾走感をさらに盛り上げていると感じます。

この曲、以前、参加していたオヤヂバンドでぜひ演奏してみたいと提案したものの、他メンバーからNG食らってボツになった悔恨の一曲だったりします。
アコギ弾き語りバージョンを必死に練習中なので、いつかどこかで披露してやりたいっ。

なんてな。

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▼IMFORMATION
● 月イチ定例やまぼうしライブ
  ※2020年4月から当分の間、中止とします
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし   
住所 静岡市葵区辰起町8-17 電話054ー271ー1602
料金 500円 (ワンドリンク付き)
▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ

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