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80年代のコンパクトPAスピーカーの定番でした

先日、オープンマイクで参加させていただいたお店の音響システムには、マッキーのコンパクトミキサー、ブランド未確認のパワーアンプ、そしてメインスピーカーには BOSE 802 が常設されておりました。

BOSE 802 といえば、80年代中期から90年代初期あたりまで、小規模PA現場で使用されるコンパクトスピーカーの定番中の定番でありました。オイラのPAの師匠も所有していたので、数多くの現場で使わせてもらったモンです。

パッと見た目のインパクトというか、一見してスピーカーとは思えない外観から「これは空気清浄機ですか?」と尋ねられた、というウソのような本当の話もあります。

音質は良くも悪くも「派手」。
下から上まできらびやかに音が出ていると感じられる反面、これは原音に忠実な音ではないんだろうな、という違和感が否めませんでした。

ちなみに BOSE 802 を使うときは、必ず「802C」という専用コントローラーを使わなければなりません。
ミキサーとパワーアンプの間に本コントローラーをインサートするワケですが、もし使わなかった場合は、それはそれは貧弱な音になってしまいます。

オイラはこの「コントローラー必須」が面倒臭かったので、将来、自分のPA機材を所有する際には、絶対に BOSE 802 だけは購入しないと決めておりました。

蛇足ながら、90年代初頭に エレクトロボイス SX200 がリリースされ、コンパクトPAスピーカーの新定番となる予感がしたことが、オイラがPA機材を集め始めるきっかけのひとつとなりました。

さて、イントロが長くなりましたが、オープンマイクで参加させていただいたお店に設置されたいた BOSE 802 を音を聴いて、オイラが咄嗟に感じたことが「ん? これはコントローラーを使っていない802の音だよな」でした。
案の定、PA回りを確認したところ、802C の姿は見えず。

もし叶うようであれば、ヤフオクで中古の 802C をゲットし、お店に提供したい・・・と思った今日この頃。
果たして皮算用は実現できるのか?

なんてな。


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▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ
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