座・読書 / 大滝詠一
1977年リリース。大滝詠一のソロ4枚目のスタジオアルバム「ナイアガラ・カレンダー」収録曲。「座・読書」。
ノベルティソング時代の作品らしく、はっぴいえんど時代のウェットな詞の世界は皆無で、カラッと乾ききった「日本語の語感だけを残し、メッセージ性を極限まで排除した歌詞」となっております。
さあさあ ダンスのニューモード
座って踊る 名付けて 座・読書
リズムに合わせて ページをめくる
仕草パラパラ かんたん 座・読書
これが噂のニューダンス
若い二人にいいチャンス
熱い恋のバカンス
落ちる餅
秋の夜長を 虫も注目
人呼んで 座・読書
前代未聞 空前絶後
座って踊る その名も 座・読書
肩こり 神経痛 虚弱体質
効果てきめん ペタント 座・読書
これが噂のニューダンス
背筋伸ばしバランス
ぐらぐら揺れる茶箪笥
開ける口
お休み前に ひと汗かきましょ 座・読書
も少しおまけに 座・読書
踊れば ほかほか
まったく意味のない(意味不明な)歌詞ですが、21世紀のラップやヒップホップ系に通ずる「韻の踏み方」はお見事だと思います。
もっとも、リズム・グルーヴはヒップホップ系とは馴染みの薄い ニューオーリンズ・ビート (大瀧仙人の十八番!)が使われておりますが。
まあ、ご愛敬ということで。
オイラ的にはチョー大好きな一曲でございます。
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▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル
旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ
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