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1976年リリース、キッスの4枚目のスタジオアルバム「Destroyer/地獄の軍団」収録曲。「God of Thunder/雷神」

オイラが中学2年生のとき、初めて買った洋楽アルバムでございます。
それこそ何度聴いたかわからない、未だに愛聴し続けているチョーお気に入りの名盤です。

当然のようにアルバム収録曲をギターでコピーしたいと思ったものの、当時のオイラは吉田拓郎の影響でギター弾き語りを始めたばかりのフォークソング少年だったので、明星・平凡の歌本に載っているキッスのヒット曲のコード譜を見て弾き語りに挑戦しましたが、あまりに原曲とは異なる雰囲気であるため、早々に挫折してしまいました。

後年(20代前半の頃)、ロックギター奏法を研究してからようやく「なぜコード譜どおりに弾いてもロックっぽくならないのか?」という疑問が解消されるワケですが、当時のオイラには完全に未知の領域でございました。

結論から言えば、ロック、特にハードロックの場合、厳密な意味での「コード=和音」ではなく「3度抜きのパワーコード」が多用され、ベース+ギター+ボーカル(主旋律)が交わることによってハーモニーが形成されるので、バッキングは極力「余計な音は鳴らさないことが肝要である」ということになります。

本日のお題である「雷神」の場合、Aメロは「Eのマイナーブルース」を基調とした単音リフ、サビはEを基調としたパワーコードで形成されており、3音(ルート+3度+5度)を使った和音=コードは一度も登場しません。

よーするにハードロックの場合は、コード譜に「C」と表記されていても、実際は「Cのパワーコードを弾く」と解釈した方が無難です。

さらに言えば、原曲の根幹となっているのが「コード弾き」ではなく「リフ」である場合は、そのリフをまんまコピーするべきです。

さて、ひと口に「リフを弾きながら歌う」と言っても、これが初心者にはなかなか難しい。

昨日の note にも書きましたが、主旋律(ボーカル)の文節とリフの符割がズレている箇所がほとんどなので、歌がギターにつられたり、ギターが歌につられてしまったりします。

これはもう、何度も書いてますが、ひとフレーズごと、ゆっくりギターを弾きながら、どのタイミングで歌い出すか、をひとつひとつ確認する作業を積み重ねるしかありません。

とはいえ、ピアノだって右手と左手で別の動きをしているワケですし、ドラムだって右手・左手・右足・左足で別々のタイミングを計っているワケなので、「リフを弾きながら歌う」ことが抜きんでて難しいというワケでもないでしょう。

地道な練習の積み重ねに勝るモノはありませぬ。

なんてな。

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▼IMFORMATION

● 月イチ定例やまぼうしライブ
  ※2020年4月から当分の間、中止とします

会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし   
住所 静岡市葵区辰起町8-17 電話054ー271ー1602
料金 500円 (ワンドリンク付き)

▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ

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