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何故、ここにラインアレイスピーカーが?

ラインアレイスピーカーとは、大型野外フェス等でよく見られる、ステージ上部から吊り下げられている細長い形のスピーカーのことです。

ラインアレイスピーカーは、通常のスピーカーに比べると「近くで聴いてもそんなにうるさくないのに、遠くまで明瞭に聴こえる」という特性があると言われています。
そんなに高性能なスピーカーなら、アマチュア界隈でももっと使えばいいじゃないか、と言われそうですが、高性能なスピーカーであるゆえ、実売価格がべらぼうに高く、また、設営にはクレーン等の重機が必要であるため、残念ながらアマチュアには手が出せるようなシロモノではありません。
ま、実際には小規模会場向けのコンパクトなラインアレイスピーカーも販売されていますが、滅多にお目にかかることはありません。

・・・であったのに、先日、伺わせていただいた東京のフォーク居酒屋「落陽」に、ぬわんと、そのコンパクト・ラインアレイスピーカーが設営してあったのですっ。

これは TOA(ティー・オー・エー)社の HX-5B という製品で、10年くらい前に、少しだけPA屋の仲間内で話題に上っていたと記憶しています。(知人にコイツを所有している方がおります)

いやー、よもやフォーク居酒屋でこのスピーカーにお目にかかるとは夢にも思わなんだ。
ちなみに、実際に出音を聴いたオイラの感想は、一般的なPAスピーカー同様、まったく問題ない出音であったと感じた次第。
つーか、遠くまで明瞭にサウンドを届けることが「売り」のスピーカーだけに小ぶりでクローズドなハコでは本領を発揮させることはできないと思われます。もったいないっ!

ちなみに、2023年の今日においては、さらにコンパクトかつリーズナブルになった類似製品=コラム型スピーカー(BOSE L1など)が各社からリリースされていますので、アマチュアはこちらをセレクトするのがよろしいと思いますぞ。
なんてな。

BOSE L1


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▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ
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