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メトロノームに合わせる練習は必要か?

「アコギ弾き語りの練習」をキーワードにネット検索してみると必ずヒットするフレーズの一つです。

「メトロノームに合わせて演奏する練習をしましょう」

オイラ的にも、まあ、同意する意見です。
つーか、バンド経験者であれば、メンバーの一人がハシってしまうと、他のメンバーから白い目で見られることが日常茶飯事なので、おのずと「他人のテンポに合わせる」スキルが身に付いていくと思います。
(メンバー全員がヘタクソの場合はその限りではありませんが)

オイラの場合は、10代の頃から一人多重録音が趣味だったので、メトロノーム(というか、クリック)に合わせて楽器を演奏するスキルは「必修科目」でした。
そらー、最初の頃はクリックに合わせることばかりに意識が集中し、とてもまともにギター演奏などできませんでした。
それでもトレーニングを続けることにより、なんとか対処できるようになった次第。

その後、「自分の好きなテンポ、リズム」というものがあることに気が付きます。
オイラの場合は、テンポ100~110のディスコビートが大好物でございます。

というワケで、宅録愛好者には「メトロノームに合わせる練習」は必修科目ではありますが、果たして、それ以外の方、特にアコギ弾き語りを得意ワザとしている方々には、そのような練習を積む必要があるのでしょーか?

オイラ的には、一人でアコギ弾き語りを行うアマチュアであれば、テンポがヨレようが、リズムキープがモタつこうが、致命的欠点には繋がらないような気がします。
むしろ、熟練者であれば、テンポやグルーヴの「揺れ」が「味」になる場合だってあります。

それともうひとつ。これはメトロノームに合わせる練習でなくても身に付くと思いますが、テンポキープの訓練にはなるかもしれません。

先日、とあるライブハウスでのオープンマイクの動画を見ていたら、最初は一人でアコギ弾き語りしていたところ、次々とギター、ベース、鍵盤、エレキギターが乱入してきて、バンド演奏に展開していく内容でした。
こーゆーときにありがちなのが、誰か一人がハシってしまい、バンド全体のテンポが次第に速くなってしまう、というパターン。
こんなとき、ボーカルが「テンポが上がってます、みんな少しテンポを落として!」と指示すれば、改善される余地が生まれるはず。
「テンポの揺れ」を感知できるスキルは、決して無駄にはなりません。

というワケで、メトロノームに合わせる練習は、「自分で必要だと感じる人がやればいい」という、身も蓋もないオチとなってしまいましたとさ。
ちゃんちゃん。

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▼IMFORMATION
● 月イチ定例やまぼうしライブ
  ※2020年4月から当分の間、中止とします
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし   
住所 静岡市葵区辰起町8-17 電話054ー271ー1602
料金 500円 (ワンドリンク付き)
▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ
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