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ドラムのあるバンドのPAは楽しい

昨日(2022年11月13日)のPA現場=清水ポート・フォーク・フェスティバルでは、久しぶりに7本のマルチマイクによるドラムのPAオペを行うことができました。

1 キック Sennheiser e602ii
2 スネア Audix D1
3 ハイハット Beyerdynamic M422
4 タムタム Sennheiser e604
5 フロアタム Sennheiser e604
6 オーバートップL RODE NT-2
7 オーバートップR RODE NT-2

オイラ的には、タムタム、フロアタムの音がよかったと自己評価するところですが、実際にお聴きになったみなさんの感想やいかに?

タム類収録マイクの音作りにかかせないものは、なんといっても「(ノイズ)ゲート」
他のパーツ(キック、スネア類)を叩いたときの「カブリ」のレベルではゲートは閉じたままで、直接、タムを叩いたときのみゲートが開くようインプットのスレッショルドレベルを設定するのがキモとなります。

また、ドラムサウンドに関して、当日の出演者から「全体的にボトムが少しボヤけていませんか?」との指摘があったので、思い切ってキックのハイパスフィルターの周波数を100Hz手前くらいまで上げるとともに、キックのチャンネルインサートのコンプレッサーのアタックタイムを極端に短くするとともに、レシオもひと目盛りくらい下げてみたら、まあ、いいカンジに「締まった」と思います。

何度も書いてますが、アナログ機材であれば、ミキサーの他にチャンネル数と同じ台数のコンプレッサーやゲートを用意しなければ実現できなかったことが、デジタルミキサーなら本体に内蔵のエフェクターですべて対応できてしまいます。
いやー、長生きはするもんですな。

やはりドラムがあるバンドのPAは楽しゅうございます。

さらにいえば、トリを務めた「そのひぐらし」のベース・原口氏のサウンドは極上でした。
「これぞプレシジョン!」というカンジの、ドナルド・ダック・ダンを彷彿させる、ヴィンテージ感漂う音色だと思いました。

次回(いつだ?)もまた自分にPAを担当させて欲しいと思った次第です。
よろしこ。

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▼IMFORMATION
● 月イチ定例やまぼうしライブ
  ※2020年4月から当分の間、中止とします
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし   
住所 静岡市葵区辰起町8-17 電話054ー271ー1602
料金 500円 (ワンドリンク付き)
▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ
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