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「やりたい」けど「できない」音楽

中学生の頃に吉田拓郎の影響を受けて音楽を始めたオイラは、その出自ゆえ「フォーク少年」でありました。
しかし、大多数の音楽少年がそうであるように、オイラもまた、ほどなくロックに傾倒していくことになります。

そうなると、当然、ロックを演奏したい、ロックギターを弾きたいという欲求にかられるワケですが、フォーク少年にとって、ロックギター奏法はかなり難解なシロモノであり、スコアに表示されているコードを押さえて適当にストロークするだけでは、まったく「それっぽく」聴こえず、いったいどーやって弾いたらロックに聴こえるのか? ということに、長年、アタマを悩ませていたモンです。

その後、オイラは真面目に(?)ロックギター奏法を勉強し、なんとか現在はバッキングに関しては人並みに弾けるようになったと思います。(アドリブソロはヘベレケですが)
そーゆー意味では「やりたいけどできなかった音楽ができるようになった」と自認しています。

なぜこんなことを書いたのかと言いますと、ユーチューブにこんな動画を発見したことがきっかけです。

【音楽制作プロセス全公開】BAND IN A BOXで叶う夢!
もしも40歳若かったらこんな音楽をやりたかった!

「BAND IN A BOX」とは、ユーザーがコード進行やリズムパターン等を指定すれば、自動的にバッキングやソロを構築してくれる自動演奏生成ソフトのことで、これを使えば「やりたいけどできなかった音楽」ができます、というのが上記動画の概要です。

オイラ的には、そんな安易な手段でハードルを越えて楽しいのか? という嫌味を言いたい気持ちがないワケではありませんが、テクノロジーの進歩によってハードルが下がることは決して悪いことではありません。

ユーザーが自分にとって便利ギアだと思えば自由に使えばいいと思います、が、オイラ的には「意地でも BAND IN A BOX なんぞ使わねーよ」というのが、アマチュアながら自称ミュージシャンとしての矜持でございます。

なんてな。

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▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ
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