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「山下達郎のギターはヘタウマだ」by 村上”ポンタ”秀一

オイラは 山下達郎 の名曲「SPARKLE」によってギター人生を変えられたクチです。
あのイントロのカッティングにKOされ、「このギターを真似したい!」の一心で練習を重ね、それまでのフォークギターの演奏癖から脱却することができました。

なので、オイラがロックギターを練習するきっかけになったキーパーソンであり、一人で勝手に「師匠」と崇めているワケですが、その後、いろいろなギタリストのカッティング・プレイを聴いていくにつれ、「山下達郎って、名曲を弾いているから「カッティングの名手」と認識されているけど、世界的、いや、日本全国的に見ればテクニック的には「普通」じゃないの?」と思うようになりました。

恐らく本人も「オレはカッティングが「得意」なだけであって「名手」ではない」と自認されていると妄想しますが、日本全国の熱狂的ファンの方々は「山下達郎こそ日本一のカッティングギタリスト!」と盲信しているような気がします。

まあ、日本を代表するポピュラーミュージックの第一人者に向かって、「あなたのギターは決して超一流ではない!」などと言える人はそうそういないと思います。
・・・が、恐らく日本で一人だけ「達郎のギターの何がいいかって、あのたどたどしさですよ。不器用だしヘタなんだけど、でもあいつの好きなシカゴソウル、カーティス・メイフィールド直系のリズムギターを弾かせたら、右に出るものはないの。ヘタウマのよさなんだ。”ヘタだけどいい味が出てる” のと、”ほんとのヘタ” の違いってとてつもなく大きいんだ。そのへんは達郎本人も心得てると思うけど。」と言ってのけるジジイがいます。

いや、いました。
それが 村上”ポンタ”秀一 さん。

前述の内容は、ポンタさん著の「自暴自伝」という書籍98~99ページに書かれています。

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日本を代表するドラマーが天に召されたことは悲しいですが、幸運にも、私たちはそのドラマーの「生きた証」である無数の音源を、ネット、CD、レコード等によって聴くことができます。

これから数日間は、ポンタ氏の暴力的で、高圧的で、ワガママ三昧なドラムに耳を傾けようではあーりませんか。
ご同輩。

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▼IMFORMATION

● 月イチ定例やまぼうしライブ
  ※2020年4月から当分の間、中止とします

会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし   
住所 静岡市葵区辰起町8-17 電話054ー271ー1602
料金 500円 (ワンドリンク付き)

▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル
旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ


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